高い技術力を求めてSaaS企業へ。転職のプロと拓いたフロントエンドのキャリア ―― 松崎大輝さん(26歳・男性)

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前職
インターネット系企業
フロントエンドエンジニア
現職
SaaS系企業
フロントエンドエンジニア

取材日時:2021/6/24 15:00 取材場所:新宿エルタワー27階

インタビューイープロフィール

松崎大輝さん 松崎大輝さん(26歳・男性)
マイナビクリエイターの転職エージェントサービスを活用し、インターネット系企業のフロントエンドエンジニアから、SaaS系企業のフロントエンドエンジニアに転職。

キャリアアドバイザープロフィール

間嶋憲太 間嶋憲太
Web・IT領域での転職サポートに強みを持つ、マイナビクリエイターキャリアアドバイザー。

転職において、自分の希望に沿った企業を探すには、まず自身が企業やキャリアに求める「軸」を整理する必要がある。つまり、これまでのキャリアを見直し、業界の情報を集め、客観的に分析することで転職の「軸」を探るのだ。ただ、それらを在職中の限られた時間の中で通常の業務をこなしながら行うのは、簡単なことではない。

マイナビクリエイターで転職を決めたエンジニア職の松崎大輝さんも、そうした悩みを抱えていた。忙しい合間を縫って転職活動を始めたものの、一次面接の場で「希望に沿わない」と思うこともあったそうだ。

そんな中、松崎さんはどのようにして転職を決めたのだろうか。そしてご自身のエンジニアのキャリアについて思うこととは?実際に松崎さんの転職をサポートした、キャリアアドバイザーの間嶋憲太が話を伺った。

転職までの時系列

2019年末 キャリアアドバイザー間嶋からスカウトメールを受け取る
2020年01月
1週目
マイナビクリエイターにて間嶋と面談
2020年01月
1週目
現職に応募
2020年01月
2週目
1次面接、最終面接
2020年01月末 内定
2020年03月
2週目
前職を退職、現職に入社

200件の候補から「技術力が高い会社」をどうやって絞り込むか

間嶋:松崎さんが転職にいたるまでのキャリアを教えてください。また、当時の転職活動はどういった状況だったのでしょうか?

松崎さん:1社目ではサーバサイドのエンジニアとして入社し、途中からフロントエンドも担当しました。2社目(前職)は先輩の紹介で入社し、フロントエンドエンジニアとして案件に携わっていたのですが、経営方針の変化に納得できず、転職を考えたという流れです。

マイナビクリエイターと出会ったのはそんな2回目の転職活動のときでした。1人で転職活動を始めたものの、なかなか希望する会社に出会えなかった頃です。これまで転職の経験はあったのですが、先輩からの紹介で入社したこともあり、自分で求人票を見て、自分に合った企業を探すといった、いわゆる「一般的な転職活動」は未経験だったんです。

在職中に働きながらの転職活動は忙しく、途中で会社を抜けて企業の面接を受け、また仕事に戻るなんてこともありました。なんとか時間を捻出して頑張ってはいたものの、一次面接の段階で何か違う……と感じることもあって。「これは大変だな」と思っていたときに、登録していたスカウト媒体から届いた、間嶋さんからのメールを読んだんです。

間嶋:目を留めていただけてよかったです。松崎さんのご経験、ご実績があれば、きっとほかにも何十通というメールが届いていたかと思います。その中でなぜ私からのメールを読んでくださったのですか?

松崎さん:タイミング……と言ったら身も蓋もありませんが(笑)。まぁ、本文をサッと読んだとき、人の手が加わっているなと感じたんです。いただいたメールの文面からは、間嶋さんが自分のプロフィールやスキルセットを正しく読み込み、そしてご提案してくれているのが感じられましたね。

間嶋:そうだったんですね。そう言っていただけてとてもうれしいです。
2020年1月に面談で初めてお会いしたとき、改めてどういう会社がいいですか?と伺ったところ「技術力が高いところ」「人がよいところ」という条件を挙げられていましたよね。

松崎さん:……思い出しました。当時、転職エージェントに登録すること自体が初めてだったので、「どんな会社を紹介されるんだろう」という興味があったんです。なので、あえてざっくりとした希望を伝えて、自分の知らない会社に出会えたら……と思いまして。

間嶋:なるほど……。私は試されていたわけですね(笑)。

松崎さん:すみません(笑)!でも、その要望で本当に希望に沿った会社をいくつも紹介していただきましたよね。どうやって絞り込んだんですか?

間嶋:お伝えいただいた条件でフロントエンド開発だと、松崎さんのスキルであれば200件くらい候補があったんです。そこで前職、前々職のお話をヒントにしました。尊敬できる先輩の後を追って2社目を選ばれたということでしたから、「技術力が高く尊敬できる人物を見つけられるところ」がいいだろうと。

そこで、ブログで技術情報を発信している企業や、CTOが業界で名が通っている企業などを中心に、200件から20件ほどまで絞りました。「技術力の高さで選ぶならSaaSはどうですか?」というお話もしましたよね。

松崎さん:はい。それまでBtoCの仕事ばかりしていたので、BtoBであるSaaSは選択肢に入れていませんでした。でも話を聞いていると「それもアリだな……」と。

間嶋:BtoBのシステムだと、機能面を優先することが多く、フロントエンドである管理画面は、UIなどにあまり注力していないイメージがありますよね。でもSaaSは真逆で、使いやすさを追求するために管理画面を作り込んでいるところが多い。それこそ技術力が高い証なので、SaaSも視野に入れてはどうですかと提案しました。

松崎さん:エンジニアとして、SaaSについては理解していましたが、転職エージェントのいちキャリアアドバイザーさんから、そういったエンジニア目線の話が聞けるとは思っていなかったので、専門性の高さに驚きました。提案の一つひとつに明確な根拠が示されているんです。結局、最終的に入社を決めたのもSaaS企業でしたので、ご提案いただいて本当によかったですね。

エンジニアの仕事は1人で完結できるものではない

間嶋:候補を絞り込んだあと、5〜6社ほど応募されていました。現職に入社を決めた理由を教えていただけますか?

松崎さん:間嶋さんが「技術力の高さ」や働く人の「人柄」を重視して提案してくださった企業だったからという前提ではありますが、そのうえで、採用活動のスピード感がマッチしたことが理由のひとつです。フロントエンドエンジニアは市場で不足していると言われていますし、自分も早く転職したかったので、何度も面接を重ねる企業にもどかしさを感じていました。

対して現職は、一次面接が終わってすぐ次の面接が決まっていましたし、トータル2週間ほどで内定が出たんですよね。面接を担当された方々の人柄もよかったですし、最終面接が終わってから、間嶋さんからもすぐに電話がきて、背中を押していただいたので、ここに決めようと。

間嶋:先方とは、事前に何度もやり取りを行っており、直接、人事や現場の方から仕事の取り組み方やスタンスを伺っていましたので、人柄を重視する松崎さんに合う会社だろうな、という確信がありましたから。ちなみに、入社後の印象はいかがでしたか?

松崎さん:ギャップはまったく感じませんでした。会社全体に物事をロジカルに考える文化があって、理不尽さを感じないところが気に入っています。ドキュメントの整理が行き届いていたり、ミーティングを短時間で終わらせる意識が根付いていたり、細かい部分までストレスを感じず働けることが嬉しいです。

心残りなのは、入社後2週間ほどでコロナ禍になったことですね。入社後すぐに、エンジニアリングマネージャーとリードエンジニアと3人で飲みに行って、「フロントエンドを最強にしよう!」と熱い話をしたんですよ。でも、リモートワークに切り替わったうえ、別の案件にかかりきりになってしまって……。最近ようやく案件も落ち着いたので、ここからさらに”最強”にしていく、という感じです。

間嶋:それは楽しみですね!では、エンジニアとして業務に携わるうえで、松崎さんはどんなことを大切にされていますか?

松崎さん:最終的にユーザーにいいものを届ける、その大前提として、エンジニアが気持ちよく開発できる環境を整えることを心がけています。

当たり前ですが、エンジニアの仕事は1人で完結できるものではありません。人数が増えれば、あちこちで問題も起きます。それを無視して自分のことでいっぱいになるのが嫌なので、一つひとつ問題を吸い上げて解決していきたいんです。それが巡り巡って、スピーディにPDCAを回し、よいものを届けることに繋がると考えています。

間嶋:それで言うと、現職は、働きやすい環境なんでしょうか。たとえば、開発したサービスの機能について、社内からフィードバックをもらう機会などはありますか?

松崎さん:かなりありますね。ビジネスチャットツールSlackで直接指摘をもらうこともありますし、サービスのリリース前には営業の方を含め関係者全員に開発中のものを見せて、フィードバックをもらうんです。逆に、営業の方がセールストークを全社に向けて公開することもあるので、エンジニアは、現場でサービスがどんな売られ方をしているのか把握することもできます。営業とエンジニアで「この製品はこういうことができる」という意識が統一されていると感じています。

選んだのは現状維持とは別の道。学ぶ姿勢を忘れずにいたい

間嶋:フロントエンドエンジニアのキャリアについても聞かせてください。今後、フロントエンドエンジニアの働き方はどのように変化して、どんなことが求められると思いますか?

松崎さん:「フロントエンドエンジニア」という領域が、さらに広がりつつあると感じています。たとえば企業でも採用が進み始めている「UXエンジニア」は、フロントエンドとデザイナーのあいだを埋める新しい職種ですし、フロントエンドでサーバサイドまで含めたアプリケーション開発ができるフレームワークも登場しています。

「サーバサイド」「フロントエンド」という境界がなくなり、フルスタックになりつつある印象ですね。「フロントエンドエンジニア」の中でも、複数の職種を兼任するといった職種ごとの垣根がなくなっていくのではないでしょうか。

間嶋:「ローコードが普及したらエンジニアの市場価値はどうなるのか」という議論を目にすることもあります。このあたりは、エンジニアとしてどのようにお考えですか?

松崎さん:コードを書く負担が減ることは嬉しいですが……。フロントエンドにどんな影響があるかは未知数だと思っています。ただ、もしかしたら、状況の変化に追従できないエンジニアとっては、市場価値に影響があるかもしれませんね。

結局、ローコードが普及してもエンジニアの仕事は形を変えて残ると思うんです。ローコードで対応できない部分のエンジニアリングがあったり、それこそローコードそのものを作ったり。

いずれにせよ、ローコードを採用したことで捻出できる時間を、もっと複雑なコーディングに集中する時間や自己研鑽の時間に当てられるのはプラスだと思います。

間嶋:そうですね、自己研鑽は大事ですね。企業の担当者との打ち合わせでも、エンジニアのレベル感は二極化していると聞いています。現状維持の人と松崎さんのように自己研鑽をしている人。後者のような人はスキルが上がり、さまざまな企業からお声がかかるので、選択肢が広がり理想的なキャリアを築いていけると思います。松崎さんご自身は、変化に追従するためにインプットされていることはありますか?

松崎さん:フロントエンドの技術自体、ものすごく変化が激しいものなので、機能追加などはまめに追いかけるようにしています。サーバサイド出身なので、インフラから構築して試してみたりもしますね。

また、もっとデザインに寄り添いたいと考えるようになり、休日にデザインの勉強もしています。最近はYouTubeに解説動画や勉強会の動画がアップされていて、実際に手を動かしながら学べるので助かりますね。いずれ個人でも何かリリースできればと思いますが……。雑なものを雑なまま出せない性分なので、もう少し先になりそうです(笑)。

間嶋:サーバサイド、フロントエンド、インフラだけでなくデザイン領域まで広げているんですか!?
3年後、5年後に松崎さんがどんなエンジニアになっているか本当に楽しみです。

それでは最後に、松崎さんの今後の目標や、挑戦したいことについて教えてください。

松崎さん:もっとユーザビリティを考えられるエンジニアになれたらと考えています。エンジニアである以上、開発においてUXを意識することは避けられないはずなのですが、必ずしもそうはなっていない。だから「UXエンジニア」という言葉も生まれるのだと思うんです。

「もっとデザインに寄り添いたい」と考えているのも、よりユーザーに近い目線でサービスを作りたいからです。デザイナーと共通言語を持つためにも、デザインやUXの勉強を続けています。

周りのエンジニアを見ても、高いパフォーマンスを発揮しているエンジニアは、みんなインプットを怠っていません。働き方は人それぞれだとしても、成長しようという気持ちは共通しているのだと感じます。現状に満足することなく、学ぶ姿勢を忘れないようにしたいですね。

間嶋:学ぶ姿勢を忘れない。キャリアアドバイザーとしても、心に留めておきたい言葉です。久しぶりに松崎さんにお会いできて、あの頃と変わらない勉強熱心な姿に感服しました。また情報交換しましょうね。どうもありがとうございました!

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