未経験でもWebデザイナーとして転職できる3つのケースとは?

経験のあるWebデザイナーは、キャリアアップ、スキルアップ、年収アップをはかるために、転職の際、それまでの実績を活かすことができます。具体的な実績を持っていれば持っているほど、転職において、将来の目標にフィットする転職先を絞り込んで探すことができ、的を射た転職をする確率はかなり高いと言えるでしょう。

一方で、Webデザイナーとして実務経験のない未経験者はどうでしょうか。

Webデザイナーは、Webクリエイターの中でも専門性の高い職種なだけに、例えば専門学校やスクールなどでWebデザインやグラフィックデザインなどを学んでおくことで、Webデザイナー職に就くために有利な経歴としてアピールすることができるでしょう。

また、全く未経験であったとしても、いくつかの条件が整えば、Webデザイナーとして転職を成功させる可能性はあります。今回は、未経験Webデザイナーが転職を成功させる3つのケースと、未経験者だからこそ転職できる可能性について簡単にお話できればと思います。

未経験者がWebデザイナーとして転職できる3つのケース

社会人経験1〜3年の若手のケース

学生時代にWebデザインを学んだ経験がなくても、社会人経験1〜3年の「若手」、つまり「第二新卒」であれば、制作会社などでWebデザイナーとして仕事をするチャンスはあります。

Webクリエイティブの分野では、アシスタントの募集は日常的によく発生します。そのようなチャンスを生かすことで、未経験でもWebデザイナーへの道が開けるでしょう。ただそこで大切になってくるのは、やる気と努力する覚悟です。シンプルで抽象的に聞こえるかもしれませんが、やはりこれに尽きます。Webデザインの仕事がどれほど好きかという熱意がチャンスを引き寄せる原動力になることでしょう。

経験のある業界と同じ業界内の企業に転職するケース

一方、Webデザインとは別の分野で社会人を経験しながら、独学でWebデザインに慣れ親しんだ経験がある場合も、Webデザイナーへの転職チャンスがあります。

例えば、今自分が身を置く業界と同じ業界の他社が、Web担当者を募集しているようなケースです。この場合は、その企業のWebサイト(コーポレートサイトや自社メディアなど)を運用面も含めて担当するポジションとなるので、Webデザインばかりをゴリゴリするというわけにはいかないかもしれません。しかし、このようなチャンスに恵まれれば、ある程度の年数を経ながら少しずつステップアップを繰り返し、一人前のWebデザイナーになろうというキャリアへの道筋が見えてくると思います。

グラフィック系のデザイン経験があるケース

さらに、前職がDTPなどの職だった場合、Webデザイナーへの転向は、極めて実現する可能性が高いと言えるでしょう。具体的な一番の強みは、グラフィックのアプリケーションを使えるという点です。基本的な共通スキルが身についていることから、Webデザインの経験がなくても、短期間でWebデザイナーとしての仕事をこなせるようになるケースが多いでしょう。

Webデザイナー未経験者だからこその強みを自覚しよう

Webクリエイティブの業界で経験を積み、転職する際に気を付けたいことは、各制作会社などによって、実務の「やり方」「進め方」などの細かなルールが微妙に違う点です。前の職場で当たり前のように決められていた「約束事」のようなものが強く残っていると、転職先の「約束事」などに馴染むまでに時間がかる場合があります。転職先の企業からすれば、意外にこれはやっかいです。

しかし、未経験者で転職した場合は、極端な話「白紙状態」。採用する企業側にとっては、凝り固まった先入観のない柔軟なアシスタントとして育てやすいという一面を持っています。それは確実に未経験者ならではの強みと言えるでしょう。未経験からWebデザイナーを目指す場合は、これを自覚して、転職活動にのぞむと良いと思われます。

まとめ

いずれにせよ、未経験でWebデザイナーを目指す場合、ほとんどの専門職がそうであるように、技術や知識を吸収しようとする仕事に対する「情熱」と地道に努力しようとする「謙虚な姿勢」が大切と言えます。

Webは、これから先も社会から長く求められていく分野です。Webデザイナーとしての転職を視野に入れ始めたなら、未経験であっても、ぜひ一度、これらのことを踏まえた上で、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。きっとあなたに最適な企業との出会いがあるはずです。

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