現場ですぐ役立つ!Webデザイナーにおすすめの参考サイト21選
しかし実際には、膨大な量の案件に追われ、デスクに向かって黙々と作業をするだけの毎日に陥っているWebデザイナーは少なくありません。 Webデザイナーにとって、“作業者”になってしまうことは、非常にリスクの高い状況です。なぜなら、デザインが独りよがりになりがちで、新たなトレンドや技術についていけなくなってしまうからです。アイディアやセンスも磨かれていきません。
そこで今回は、現場作業に役立つのに加え、“クリエイター”としてのインプット量も同時に増やすことができるWebサイトやサービスを、使い方やおすすめポイントも含めて、まとめて紹介していきます。
目次
- 参考になるWebデザイナー向けギャラリーサイト【PC編】
- 参考になるWebデザイナー向けギャラリーサイト【スマホ編】
- 参考になるWebデザイナー向けギャラリーサイト【ランディングページ編】
- Webデザイナーのためのスキルアップ・ノウハウサイト【実践編】
- Webデザイナーのためのスキルアップ・ノウハウサイト【基礎編】
- Webデザイナーのためのスキルアップ・ノウハウサイト【他職種理解編】
- Webデザイナーにおすすめするフリー素材サイト
- 価値の高いWebデザイナーとして活躍するために
参考になるWebデザイナー向けギャラリーサイト【PC編】
日々の仕事をスピードアップするためにも、最新のデザイントレンドを押さえるためにも、絶対にブックマークしておきたいのが、ギャラリーサイトと呼ばれる、優れたデザインのWebサイトをアーカイブしたサイトです。クライアントやWebディレクターから発注を受けたら、まずはギャラリーサイトを覗いてイメージを膨らませるというWebデザイナーは少なくないはずです。 まずはPCサイト用のギャラリーサイトをご紹介します。
MUUUUU.ORG
「サークル(円)を使ったデザイン」「レスポンシブWebデザイン」「大きい写真の背景」「多言語対応」など、Webディレクターが作成したワイヤーフレームやクライアントの発注イメージに合わせた探し方ができるのは「MUUUUU.ORG」ならではです。
参照:MUUUUU.ORG
Web Design Clip
また、気になるデザインをワンクリックで「クリップ(保存)」しておくことができるのも非常に便利です。参考サイトを見せながら、デザインテイストをWebディレクターやクライアントとディスカッションしたり、Webデザイナー同士の情報共有に活用したりと、工夫次第でコミュニケーション用のツールにも変身します。
ギャラリーサイトとして使用したいときは、「Webサイト」などと検索すればOK。ただし、製品・サービスなどの詳細な検索は難しいので、デザインテイストやレイアウト、動きなどの発想の手助けとして活用するのがいいでしょう。社内のデザインチーム内でフォローし合い、情報共有をするといった使い方も有効です。デザインアイディアに詰まったり、おしゃれな物を見たくなったりしたら、まずは「Pinterest」をチェック!
参照:Pinterest
I/O 3000
製品・サービスや色調などで絞り込みができるのはもちろん、ユニークなのは2009年11月から1ヵ月ごとに時系列で閲覧することができる点です。デザイントレンドの変遷を追ってみたり、シーズンごとのデザインテイストの流行などを探ってみたりしてもおもしろいでしょう。
参照:I/O 3000
参考になるWebデザイナー向けギャラリーサイト【スマホ編】
続いては、スマホサイトのギャラリーサイトをご紹介します。デバイスの特性上、スマホ向けサイトは“使う”という側面が重視され、PCサイトよりもUI/UXの設計がシビアになる傾向があります。また、近年はレスポンシブWebデザインが主流になっているため、スマホ向けサイトをベースにした設計思想が必須になり始めました。
「なんか使いづらい…」「今時、PC版とスマホ版を別で考えてるの?」なんて言われないためにも、スマホ向けのギャラリーサイトもブックマークしておきましょう。
AGT
現状、更新頻度はあまり高くなく、トレンドを追うには向いていません。ベーシックなスマホサイトのデザイン参考資料として使うのがおすすめです。
参照:AGT
iPhoneデザインボックス
このサイトを見て、デバイスに合わせたメニュー設計のテクニック、写真や文字のレイアウトのカスタマイズ法などをキャッチアップしていきましょう。「スマフォホサイトで使えるネタ帳」というコラムもありますが、更新が止まっているようなので、あくまでギャラリーサイトとして活用するのがおすすめです。
Web Design Clip [S]
スマホサイトを制作する際に議論になることが多いメニュー構成やデザインを、「上スライド」「全面」「横スライド」といった形で絞り込んで閲覧できるのもうれしいところです。
参考になるWebデザイナー向けギャラリーサイト【ランディングページ編】
ユーザーに対してメッセージを強く、深く訴え、コンバージョンや商品購入へと導く。それがランディングページの役割です。事業形態によっては、ランディングページのデザインが業績を左右することもしばしばです。そのため、Webデザイナーには、コンバージョンに誘導するためのロジックや、商品の魅力を強く打ち出すためのデザイン、商材への深い理解など、さまざまな側面のスキル・知識が求められます。
とはいえ、多忙を極める中で、一つひとつのスキルや知識を身に付けていくのは至難の業でしょう。優れたデザインのランディングページに数多く触れ、エッセンスを効率良く吸収していくことが重要です。
ランディングページ集めました。
Web Design Clip [L]
Webデザイナーのためのスキルアップ・ノウハウサイト【実践編】
ここまでは、デザイン制作の参考資料として活用できるギャラリーサイトを紹介してきました。しかし、「このデザインいいな」と思っても、自分で作れなければ意味がありません。また、自分で作れたとしてもスピーディに制作できなければ、ただでさえ長い勤務時間をさらに延ばしてしまう結果にも…。
そこでここからは、デザイナーとしてのスキルアップや現場作業の効率化に役立つサイト・サービスを紹介していきます。更新頻度の高いブログ形式のメディアが多いので、ブックマークして毎日チェックする癖をつけましょう。
株式会社LIG
Webデザインに関する記事は、「Web制作」→「デザイン」とたどればOK。新しいツールの使用感やデザイン関連のニュース紹介があるのもうれしいところです。「プログラミング」や「ディレクション」「ビジネス」「テクノロジー」などに関する記事も発信されているので、デザイン周辺領域のリテラシーを高めることもできます。
参照:株式会社LIG
コリス
毎日1、2記事程度がアップされており、デイリーでアクセスするのがおすすめです。まとめ記事や書籍紹介なども要チェックです。
参照:コリス
Webクリエイターボックス
もし一度もこのサイトを訪れたことがないなら、1年分程度さかのぼって、すべての記事を読んだとしても損はないでしょう。
PhotoshopVIP
すぐに使える素材やアクション、プラグインを手に入れたいなら、「無料デザイン素材」をチェックすべきです。ノウハウを習得したい人は、「チュートリアル」のカテゴリーを中心に閲覧するといいでしょう。
参照:PhotoshopVIP
Webデザイナーのためのスキルアップ・ノウハウサイト【基礎編】
続いて紹介するのは、Webデザインにまつわる基礎的なスキルを体系的に学ぶことができるサービスです。Webデザイン初心者だけでなく、「自己流でしかWebデザインをしてこなかったから、基礎を学び直したい」「フロントエンドエンジニアになるためにコーディングやプログラムを深く勉強したい」といった人もぜひチェックしてみてください。
schoo(スクー)
マイクロソフト、サイバーエージェント、Yahoo! JAPANといった、有名企業の第一線で働くプロが講師を務めていることも大きな魅力です。録画授業の受講にはプレミアムプランへの登録が必要になりますが、料金は月額980円(税込)。積極的に利用すれば、簡単に元は取れるはずです。
参照:schoo(スクー)
Progate
「HTML&CSS」「JavaScript」「JQuery」といったフロントエンド側の言語はもちろん、「Ruby」「Ruby on Rails」「PHP」といった、サーバーサイド・Webアプリケーション開発の基礎知識も習得することができます。無料会員登録で受講できるのは基礎的なレッスンのみですので、実践的なスキルを身に付けたい人は月額980円(税込)の有料プランに申し込みましょう。
参照:Progate
Webデザイナーのためのスキルアップ・ノウハウサイト【他職種理解編】
「できるWebデザイナーとはどんなWebデザイナーなのか」と考えたとき、クオリティの高いWebデザインを制作できるのは最低条件にすぎません。より市場価値の高いWebデザイナーを目指すなら、Webディレクターやクライアントとのコミュニケーションの質や、数値意識を高める必要があります。そのために必要となるのがマーケティングリテラシーの向上です。
ここでは、WebディレクターやクライアントのWeb担当者が情報収集源としているメディアを紹介していきましょう。
Web担当者Forum
また、「SEO」「SEM」「アクセス解析」に関する記事が充実していますので、Webディレクターにキャリアアップしたい人は必ずブックマークしましょう。
参照:Web担当者Forum
MarkeZine(マーケジン)
Webデザイナーといえども、デザインスキルだけで生き抜くのは難しい世の中になりつつあります。自分がどのようなビジネススキームの中で働いているのかを理解する上でもブックマークしておきたいサイトのひとつです。
Webディレクターズマニュアル
Webディレクターの発注に対して120%のクリエイティブを作ることができれば、社内・社外での自分のプレゼンスも向上するでしょう。もちろん、Webディレクターへのキャリアアップを目指す人にもおすすめです。
Webデザイナーにおすすめするフリー素材サイト
Webサイトのデザインでは、コストの関係からビジュアル素材を撮り下ろすことが困難なケースがほとんどです。そこで、多くのWebデザイナーがお世話になっているのが、フリー素材を提供するサイトです。とてもミクロなテーマではありますが、質の高いフリー素材を入手できるかどうかが、デザインのクオリティを左右することもあります。
最後に、人物、物、風景など、幅広く質の高いフリー素材を提供しているサービスをご紹介します。
ぱくたそ
参照:ぱくたそ
写真AC
参照:写真AC
.foto project
価値の高いWebデザイナーとして活躍するために
ここで紹介したサイトはあくまで最低限のもの。自分が置かれている環境や、目指したいWebデザイナーとしての姿によって、チェックすべきサイトは異なるはずです。ぜひ、自分に合った情報発信源を積極的に探し、市場価値の高いWebデザイナーになるために自分を磨き続けてください。