転職活動は仕事しながら?退職してから?そのメリットデメリットを考える
このページでは、それぞれのメリット・デメリットを比較しつつ、転職活動をスムーズに進めるためのポイントを解説します。
キャリアアドバイザー プロフィール
Y.Tsunoda
ゲーム業界からWeb・IT業界まで、幅広くクリエイティブ業界全般を担当。前職の接客経験で培った「親しみやすさ」を武器に、機械的なヒアリングではなく、親身になった相談で『常に転職希望者に寄り添い、5年後のキャリアまで一緒に想像し、伴走していく』ことを心がけている。
目次
仕事をしながら転職活動するメリット・デメリットとは?
仕事をしながら転職活動をする場合、以下のようなメリット・デメリットが挙げられます。
メリット | デメリット |
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仕事をしながら転職活動するメリット
収入面が安定する
まず「収入が途絶える心配がない」というのが、仕事をしながら転職活動する最大のメリットではないでしょうか。
経済的な不安を感じずに済むため、精神的にも必要以上に焦る必要がなく、応募先の企業についてじっくり検討することができます。
現職と応募先を比較しながら進められる
現職と応募先を比較しながら転職活動を進められるのもメリットです。現職よりよい条件の企業が見つからない場合、転職活動を中断して現職で働き続けるという選択肢もあるため、安心感があります。
職歴の空白期間ができない
転職先を決めてから退職する場合、現職の退職日と転職先への入社日を接近して設定できるため、職歴の空白期間ができないのもメリットです。
仕事をしながら転職活動するデメリット
スケジュール調整が難しい
仕事をしながら転職活動するデメリットとしては、「平日の勤務時間中に動きにくい」という点が挙げられます。昨今ではオンライン面接を導入する企業が増えたとはいえ、一般的に終業後や有休を使って転職活動を行うことになるため、複数の企業に応募する場合はスケジュール調整が難しくなるでしょう。
転職活動のための時間を確保するのが難しい
働きながら転職活動を行う場合、現職との兼ね合いでどうしても転職活動のための時間を確保するのが難しいというデメリットがあります。特にクリエイター職の場合、多くの企業でポートフォリオの提出が求められますが、その作成時間を確保するのは体力的にも難しいかもしれません。
引継ぎ期間・退職の調整のため、すぐに応募できない・入社に間に合わない
現職での引継ぎ期間などを考慮すると、いい求人を見つけてもすぐに応募できない、日程的に退職が間に合わず入社できないといったリスクがある点にも注意が必要です。
退職してから転職活動するメリット・デメリットとは?
退職してから転職活動をする場合、以下のようなメリット・デメリットが挙げられます。
メリット | デメリット |
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退職してから転職活動するメリット
集中的に転職活動を進められる
仕事をしながらではなく、集中的に転職活動を進められるのは非常に大きなメリットです。まとまった時間が取れるため、自己分析や企業研究、書類作成のほか、特にWeb・ゲームクリエイターの場合、ポートフォリオの作り込みに没頭するなど、創造的な作業に時間を使ってもよいでしょう。
スケジュールが調整しやすい
平日の日中でも動きやすいので、複数の企業に応募する場合でも、各企業への連絡や面接などのスケジュールを柔軟に調整できるでしょう。時間に余裕があるので無理のないスケジュールを組むことができます。
急募の求人にすぐ応募できる
急募の求人であってもすぐに応募でき、企業の希望に合わせ即入社できるため、チャンスを見かけたらすぐに行動できるのもメリットです。
退職してから転職活動するデメリット
収入面の不安・精神的な焦りが生じやすい
転職活動が長引いた場合、収入面に不安を感じることがあるでしょう。本業とは別の収入源がない場合は、貯金や退職金を切り崩して生活することになります。
こうした不安から焦りが生じると、転職そのものが目的になってしまい、希望しない企業であっても内定が出たら急いで入社を決めてしまうケースが少なくありません。しかし、それでは転職先とミスマッチが起き、早期退職に繋がる可能性もあるので注意が必要です。
空白期間が長引くと不利になる可能性がある
転職先がなかなか決まらず、職歴の空白期間が長くなると、企業側からその理由について言及される可能性があります。その際、空白期間に何をしていたのかによっては、企業側にネガティブな印象を与えかねません。その点は次の転職に向けて不利に働く可能性があるので、デメリットだと言えるでしょう。
転職活動をスムーズに進めるためのポイント
仕事をしながら転職活動をするのか、退職してから転職活動をするのか、どちらにもそれぞれメリット・デメリットがあります。それを踏まえたうえで、スムーズに転職活動を進めるためのポイントをご紹介します。
仕事をしながら転職活動をする場合のポイント
いつまでに転職したいか期日を設ける
転職活動にかかる期間は、一般的に3~4ヵ月と言われています。あらかじめ「いつまでに転職する」と期日を設け、そこから逆算して転職活動を始めたほうが、集中して具体的に動けるでしょう。
仕事をしながら転職活動をする場合、収入面の心配もなく、特に急ぐ必要もないのでついダラダラと転職活動を進めてしまいがちです。ですから、たとえば「3ヵ月以内に転職する」と決めて転職活動をしたほうが効率よく進められるでしょう。
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有給休暇を計画的に取得し、選考スケジュールを調整する
働きながら転職活動をしていると、企業から平日の日中を指定されることもあり、その場合、どうしても有給休暇を取らざるを得ません。しかし複数の企業で面接のたびにそのような対応をしていては、すぐに有給休暇は底をついてしまいます。有給休暇を取得した日に複数の企業の面接をまとめて受けられるよう、面接のスケジュールを調整しましょう。
現職のメンバーに配慮しながら転職活動のスケジュールを立てる
円満退職のためには、人間関係を良好に保つのが理想です。
退職時期はできるだけ繁忙期を避ける、業務の引き継ぎ期間をしっかり確保するなど、現職の上司や同僚への負担がなるべくかからないよう、配慮して転職活動のスケジュールを立てましょう。
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並行して、複数企業にまとめて応募する
複数企業の求人にまとめて応募すれば、選考進度をある程度合わせることができます。そのため、複数社の内定を同時期にいただけた場合、どこの企業を転職先にするかじっくり比較検討しながら選定できるので、納得度の高い転職が実現できるでしょう。
ただし、同時期に複数企業の求人に応募する際は、その後の選考日程が被らないよう、スケジュール調整には注意してください。
面接選考はオンライン面接を希望する
オンライン面接なら、面接会場への移動時間が省けるため、効率よく選考に臨むことができます。企業によっては対面面接のほかに、オンライン面接でも対応可能な場合があるので、問い合わせてみてもいいでしょう。
転職エージェントを活用する
仕事をしながら転職活動をするなら、転職エージェントの活用がおすすめです。忙しいあなたに代わって、条件に合う企業の選定や書類作成のサポート、面接のスケジュール調整などをしてくれます。
転職エージェントに任せられるところは任せて、あなたは自己分析やポートフォリオ作成に時間を割きましょう。
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退職してから転職活動をする場合のポイント
生活費(およそ3ヵ月分)を用意しておく
退職してから転職活動をする場合に気がかりなのは、収入源を失うことです。収入がないまま転職活動を行い、さらに転職活動が長引くようなことがあれば、ますます不安は強まるでしょう。
安心して転職活動を行うためにも、最低3ヵ月分程度の生活費があるとよいです。ちなみに自己都合による退職で受給できる失業給付金は、申し込みから受給まで2カ月以上かかります。退職後すぐに受給できるわけではないので注意してください。
空白期間を長引かせない
退職後は自由な時間があるのでのんびりしがちですが、いつまでに転職をするか目標を持ち、転職活動期間を長引かせないようにしましょう。転職活動期間が長引くと、次の転職に向けて不利な状況になるだけでなく、自らのモチベーション低下にも繋がります。
1人で思い悩まず、転職エージェントなども活用しながら、効率よく転職活動に臨みましょう。
まとめ
仕事をしながら転職活動、退職してから転職活動、それぞれにメリット・デメリットがあります。ただ、どちらにしても共通して言えるのは、以下の2点ではないでしょうか。
- 自分管理を徹底する
- 計画的に転職活動を進める
もちろん、私たちのような転職支援サービスであれば、専任のキャリアアドバイザーと二人三脚で転職活動を進めるため、1人で行う転職活動よりも、容易に上記2点を満たすことができるでしょう。
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