【履歴書】受かる自己PRの書き方と、Web/ゲーム業界転職希望者向け例文
履歴書の自己PR欄は、クリエイターが転職活動において自分の強みや実績を企業にアピールできる最初の接点です。
この記事では、Web業界とゲーム業界のさまざまな職種について、それぞれの業務内容や求められるスキルを踏まえた自己PRの例文をご紹介します。また、履歴書の自己PR文を書くうえで知っておきたいことや、具体的な書き方についてもわかりやすく解説します。
目次
自己PRの例文サンプル - Web業界職種編
Web業界への転職は、希望職種に関するスキルや経験はもちろんのこと、それ以外のWeb関連職種や技術に関する知識・経験があるかどうかでも差が出ます。Web業界未経験の場合は、スキルアップへの意欲や努力について言及できるとよいでしょう。また、コミュニケーション力はすべての職種で問われ、チームをまとめた経験は大きな強みとなります。以下のサンプルを参考に、積極的にアピールしてください。
Webデザイナー
【例文】経験者の場合
幅広い領域でのデザイン経験
WebだけでなくイラストやDTPなどさまざまな領域でのデザイン経験を生かし、ロゴ作成からサイト全体のデザインまで幅広く手がけてきました。ロジカルでクライアントの腑に落ち、かつデザインクオリティを保った提案を心掛けており、この3年間でコンペ参加時の受注率は80%を誇っています。
チームをまとめる力
リードデザイナーとして総勢10名のデザインチームをまとめる中で、的確でわかりやすい説明、メンバーのモチベーションを下げない伝え方など試行錯誤を重ねてきました。現在はクライアントへのヒアリングから施策提案までチームの中心となって推進しており、これらの経験は貴社の業務でも生きると考えております。
Webディレクター
【例文】経験者の場合
プロジェクトマネジメントの経験
Webサイトの企画から運用、改修まで幅広く手がけ、プロジェクトマネジャーとして常時4~5サイトを担当してきました。顧客へのヒアリング・要件定義から効果測定まで、PDCAを踏まえたディレクションに定評があり、ECサイトのリニューアルでCV率を0.8%→3.0%と大幅アップさせた実績もあります。
新技術へのキャッチアップ
どのように自分が組織に貢献できるかを考え、必要な知識・技術を習得してきました。最近では生成AIと著作権についてのオンラインコースを受講し、サービス提供に生かしています。今後はさらにスピード感を持って新技術を身に付け、Web業界をリードする貴社で活躍したいと考えています。
【例文】未経験者の場合
多数のプレイヤーに対する調整力
現在の営業企画の仕事では案件全体を俯瞰し、営業チームと事務チーム、サービス部隊の間で調整役を担っています。案件の動きを先読みして問題発生を予防しつつ、各チームの意見を聞きながら最善の進め方を模索し、3年間で約10%の受注率アップを実現しました。
マルチタスクでの進行管理
複数の案件を並行して進める中で、常に次の業務を見越して関係者とコミュニケーションし、スムーズな進行と仕事のクオリティを担保してきました。IT業界での経験とマルチタスクでのプロジェクト管理スキルは、Webのディレクションにも生かせると考えています。
フロントエンドエンジニア
【例文】経験者の場合
開発言語
HTMLやCSSのほかに、JavaScritpを使ったアニメーションや、PHPによるサーバー側処理の開発、WordPressを使った開発なども多く手がけています。クライアントのニーズに応じて積極的に新しい技術を習得し、開発のバリエーションを広げてきました。
幅広い業務経験
現在は月に1-2サイトほどの開発に携わり、フロントエンドの設計から実装まで、ひととおりの業務を経験しています。仕様書・マニュアルなどのドキュメント作成、クライアント向けの説明会など、コミュニケーション系の業務も得意です。今後はプロジェクトマネジメントの経験も積んでいきたいです。
【例文】未経験者の場合
プログラミングの経験
システム開発の仕事でJavaやPythonをよく使用しています。アルゴリズム・数学系は得意です。また、Windows・Mac OS・LinuxとExcelなどの事務用ソフトウェアは問題なく扱えます。
顧客や開発チームとのコミュニケーション
システム設計から開発までを一通り手がけ、最近では要件定義のフェーズで顧客とのコミュニケーションも行っています。チームで開発をする際は、作業方針の相談や確認、自分の作業見通などについてメンバーと積極的にやりとりし、スケジュール遅延を防いでいます。これらの経験をWebサイトの開発にも生かし、貴社で活躍していきたいです。
サーバーサイドエンジニア
【例文】経験者の場合
プログラミングの幅広い知識・経験
大学で情報工学を専攻し、これまで大手SIerやWeb制作会社のエンジニアとして12年の経験を積んできました。プログラミング言語はJava、C、C++のほか、Ruby、PHP、Python、またSQLも使用できます。各種開発フレームワークも使用経験があり、守備範囲の広さが強みです。
インフラ構築の経験
サイトの実装はもちろんのこと、インフラ周りの仕事も多数手がけてきました。とくにクラウド上でのサーバー構築についてはAWS、Azure、GCPのいずれも利用経験があります。それぞれのメリット・デメリットを踏まえた提案で、貴社の顧客満足度向上や生産性向上に貢献していきたいです。
【例文】未経験者の場合
サーバーに関する知識・経験
顧客向けサービスのサーバー運用・保守・構築業務に、5年間従事してきました。ハードに対する理解、構築や開発のスキル、保守やセキュリティに関する知識・経験は、第一線で活躍できるレベルのものと自負しています。また、クラウドサーバーの構築の知識も独学で身に付けています。
チームのマネジメント
サーバーに関する業務を行いながら、リーダー/サブリーダーとしてチームのマネジメントも行っています。チームをまとめながら、応用情報技術者やネットワークスペシャリストなどの資格を率先して取得し、チーム全体のスキルアップを後押ししました。これらの経験を貴社の開発チームでも生かしていきたいと考えています。
Webマーケター
【例文】経験者の場合
徹底的な数値化による課題解決
現在は顧客向けのWeb広告運用を主に担当しています。Web広告の効果は大半の事象を数値化できるため、問題が起こった際にも対応策を議論することなく、最適解を素早く提案・実行できます。効率的なPDCA体制を部署内に確立したことで、1年間で20%の生産性向上を実現しました。
PoCによる仮説制度向上
既存の数値との比較が難しい事象に対するPoC(※)の設計や実施も得意です。ある新製品の広告では、間接的な指標を設定し、仮設の精度を上げていくことでクリック率を1%から14%へと改善しました。これらの経験を生かし、実験的な広告の出稿も後押しできるマーケターとして貴社に貢献していきたいです。
※新たなビジネス手法などが実現可能かどうかを簡易的に検証すること。概念実証(proof of concept)
【例文】未経験者の場合
データ分析スキルの習得
独学でデータ分析の知識やスキルを身に付けています。自社Webサイトの運用を通してマーケティングに興味を持ち、Googleのマーケティングプラットフォームの操作を習得しました。また、SQLも現在勉強中で、特定のツールに頼らず幅広いデータを扱えるマーケターを目指しています。
業務を円滑にするコミュニケーション
前職では社内のさまざまな部門や外部の取引先と間に立って調整を行う場面が多く、すべての人が円滑に業務を進められるよう、先回りしてコミュニケーションを取るよう心掛けてきました。各組織・各メンバーとの関係性を考慮しつつ、視野を広く持って仕事をする姿勢が評価され、入社2年目で社内プロジェクトリーダーに抜擢されたこともございます。この経験を今後はクライアント向けにも活かしていければと考えています。
Webライター
【例文】経験者の場合
ビジネスの視点
記事をどう見せることで、どういった効果を得るのかというビジネスの観点を持ち合わせています。コンテンツ市場の動向や、クライアント側のディレクション体制などにも配慮することで、スムーズな制作と顧客のリピート率向上(1年間で10%アップ)に貢献しました。
企画・提案力
現在はビジネスパーソン向けWebマガジンの企業タイアップ記事を主に手がけています。取材の際に企業の魅力や潜在的な課題、求めるターゲットをヒアリングし、記事の構成や表現方法をクライアントと営業に提案しています。これらの経験は、貴社オウンドメディアの価値向上にも生きると考えています。
【例文】未経験者の場合
Web制作現場の理解
現在は社内ポータルサイトの運用に携わっており、これまで2度のデザインコンペ実施、サイトリニューアルを経験しました。制作会社とのやりとりや社内チームのディレクション経験を通じて、Webサイト制作のプロセスを理解しています。
媒体側の視点
社内向けコンテンツの企画、記事制作、編集業務などを通し、インタビューの仕方、読まれる記事の選び方、読まれるタイトル・見出しのつけ方などを研究してきました。アクセス解析をして媒体運営のPDCAを回してきた経験は、ライターとしても活動する上でも強みになると考えています。
UI/UXデザイナー
【例文】経験者の場合
Web制作全般に関する知識・経験
デザイナーとしてWeb制作の一部を担うだけでなく、営業・提案やサイト設計、コーディング、効果測定など、Web制作の上流から下流までひととおりの業務を経験しています。海外におけるUI・UXの最新動向も常にチェックし、トレンドをいち早く取り入れることで、エンドユーザーに楽しんでいただけるWeb制作を心掛けています。
ユーザー体験に根ざしたUX設計
データだけでなくユーザーとしての自身の体験を大切に、実感のこもった、本質的な提案をすることにこだわっています。会員登録フォームの大幅な設計変更で、離脱率30%減を実現したこともあります。知識のみにとらわれず、ユーザー体験に根ざしたUX設計で、貴社のWebサービス開発に貢献したいです。
【例文】未経験者の場合
多彩なデザイン経験
これまでに、Webデザイン、コーディングのほか、エディトリアル、イラストなどさまざまなデザイン職務を経験してきました。媒体ごとに求められるデザインのテイストを使い分けることができ、引き出しの多さには自信があります。
ユーザー中心主義
デザインの仕事をする上で、受け手の利益を最大化するにはどのようなクリエイティブがいいかを常に考え続けてきました。さらに、Webデザインやコーディングを手がけるようになったことでユーザー体験の重要性に気付き、UI / UXを独自に勉強しました。これらの経験を活かして、貴社のUI / UXデザイナーとしてキャリアを積み、貢献していくことで、自身のさらなる成長にも繋げていきたいと思います。
映像ディレクター
【例文】経験者の場合
使用ツールと制作経験
普段はAdobe After EffectsやPremiere Proを中心に使用して映像制作を行っており、Mayaなどを使用した3DCGによるアニメーション制作の経験もあります。実写、2DGC、3DCGのいずれにも対応でき、これらを組み合わせたコンポジットなど、多岐にわたる制作経験があります。
幅広い業務に対応
企業や学校、行政、各種団体のPR動画を多く手がけています。ヒアリング、企画書作成、シナリオ・絵コンテから、作画、撮影、編集業務まで、基本的なスキルは一通り備えているため、どのポジションにおいても実力発揮ができるかと思います。
【例文】未経験者の場合
クリエイティブ制作経験と、映像編集スキル
Web用のコンテンツとして映像を作成したことがきっかけで、本格的な映像制作に興味を持ち、スクールでAdobe After Effectsを学びました。演出の新規性やクリエイティブの細部にわたるこだわりが評価され、卒業制作は同期の中で最優秀作品に選ばれています。
ディレクションスキル
Webディレクターとして多数のWebサイト制作を手がける中で、多様な関係者の利害関係を調整し、クオリティと予算・スケジュールのバランスをとりながらプロジェクトを進める力を身に付けました。ディレクション意図をより具体化して提案できる力は、映像のディレクションでも強みになると思います。
自己PRの例文サンプル - ゲーム業界職種編
ゲーム業界では、応募する職種に関するスキルや経験はもちろんですが、ユーザー理解という意味ではゲームのプレイヤーとしての知識や経験も大切です。技術面だけでなく、応募先企業のゲームタイトルに対する関心や思い入れ、ユーザーへの思いなども積極的にアピールしましょう。
ゲームプランナー
【例文】経験者の場合
データ分析・活用スキル
ロジックにもとづいたプランニングを得意としています。前職ではスマホゲームのイベント企画や報酬設定、販売物の価格設定や確率設定を担当。過去データやユーザーの動向などをもとに複数のプランを提案し、プロジェクトメンバーやクライアントの意見を取り入れながらブラッシュアップすることで、売り上げ増に貢献しました。
強い責任感
チームや周りの人への貢献を常に考えて仕事をしています。自分の仕事を進める際は他のメンバーの仕事状況やスケジュールに配慮し、持っている情報を積極的にシェアすることでチーム全体の利益に繋げています。よりグローバルで規模の大きい貴社のチームでもこの責任感を発揮し、成果に繋げていきたいです。
【例文】未経験者の場合
プレイヤーとしての知識と経験
10年にわたってさまざまなコンシューマ、ソーシャル、オンラインゲームをプレイしており、SNS上でゲームコミュニティの運営も行っています。プレイヤーとしての経験や、多数のゲームユーザーとの付き合いから、ユーザー心理を深く理解していることが強みです。自分がプレイしてみたいと思える企画を立て、多くの人に支持されるタイトルを育てていきたいです。
チームへの貢献
現職では、クライアントのニーズやチーム全体の動きを視野に入れた柔軟な対応を心掛けています。チームメンバーに対する積極的なコミュニケーションが、若手メンバーの育成に繋がっていると上長から感謝されたこともあります。今後もこの姿勢をぶらさず、貴社の成果に貢献していきたいと考えています。
ゲームディレクター
【例文】経験者の場合
幅広い視点と豊富な経験
専門学校でゲームのプランニングを学んだ後、ゲーム業界で7年間働いてきました。前職では営業、広報、ディレクターとさまざまな業務を経験し、グッズ開発や、企業とのコラボレーション提案なども手がけました。これらの経験と幅広い視点を生かして、貴社の事業に貢献していきたいです。
チームをまとめる力
制作にかかわる全チームとかかわるディレクターとして、各チーム・各人が力を発揮し、全体で成果を上げることを目標としています。また、プレイングマネージャーとして、ゲームディレクターのあるべき姿勢を率先垂範し、チームメンバーのスキルアップをサポートしています。
【例文】未経験者の場合
ゲーム業界での経験
株式会社〇〇でゲームアニメーション演出や企画立案、制作進行管理などを担当しています。オンラインゲームを中心に9本のタイトルにかかわり、ゲーム制作の体制やプロセス、難しさや面白さを知り、ゲーム制作の全体にかかわるディレクター職を目指したいと考えるようになりました。
ユーザーへの思い
幼い頃からゲーム好きで、SNS上で○○○○のファンコミュニティを運営していた時期もあり、プレイヤー心理には人一倍詳しい自負があります。この知識や経験を生かしながら、質にこだわりつつも、売り上げに貢献できるゲームの作成に尽力いたします。
ゲームプログラマー
【例文】経験者の場合
バックエンド開発の経験
前職ではクライアントサイドのプログラムを中心に手がけてきましたが、その前の会社ではバックエンドエンジニアとしてRuby on RailsやLaravelによるサーバーサイドの開発を担当していました。運用環境も見据えてクライアントサイド開発ができるのが強みです。
仕事のスピード
前職では仕事のスピードとスケジュール管理能力が評価され、短納期の案件があれば決まって指名されました。仕事の標準化や、チームメンバーに対するノウハウのシェアなども積極的に行っており、貴社チームの生産性向上にも貢献していけたらと思っています。
【例文】未経験者の場合
プログラミングの経験
保険会社の社内プログラマーとして、顧客向けアプリや業務アプリの開発や保守を主に行ってきました。Ruby on RailsやHTML、CSS、JavaScriptを使ったWebアプリの開発経験が豊富なほか、サーバーやネットワークの管理にも携わっていたため、サーバー構築の基本的な知識も持っています。
リーダーシップ
社内プロジェクトのリーダーを多く経験し、さまざまなチームをまとめてきました。技術的な問題が起きた時の解決方法や進め方、他職種との関わり方等、困っているメンバーへのフォローを得意としています。他業界での経験を生かし、新しい視点をもって貴社タイトルの価値向上に寄与していきたいです。
ゲームシナリオライター
【例文】経験者の場合
シナリオライティングの経験
現職では社内シナリオライターとして、メインシナリオのプロット提案や、キャラクター原案、キャラクターシナリオを主に担当しています。プランナーの意図を的確にくみ取りながら、各タイトル、各キャラクターの特徴を生かしたキャッチ―なシナリオで、ユーザーに喜んでいただけるゲーム作りにこだわっています。
ユーザー心理の理解
ターゲットユーザーの興味・関心や、価値観、好みを深く理解することで、キャラクターから好きになってもらえるシナリオ作りを心掛けています。そのために、話題のゲームを研究することはもちろん、人気の映画やドラマ、音楽やファッションなどもチェックし、ストーリーにより多くのフックを仕掛けています。
【例文】未経験者の場合
ゲーム制作に携わった経験
ゲーム制作仕事の流れや、シナリオの役割を深く理解しています。現職では、アシスタントとして進行管理やシナリオの校正、他部門との連絡などを担っており、自分でもキャラクターやストーリーを作る仕事がしてみたいと思うようになりました。
プロジェクト管理能力
ゲームプロデューサーやプランナー、ディレクターの作る設定やスケジュールは遵守します。疑問を感じたらすぐディレクターに確認を取り、チームメンバーに働きかけて期限を守るようにしてきました。貴社でシナリオライターとしてキャリアを積み、将来はチームをまとめるリーダーを目指したいです。
2DCGデザイナー
【例文】経験者の場合
7年のイラスト制作実績
ソーシャルゲームやアプリのイラスト受注案件を中心に、約7年以上イラスト制作等に携わってきました。キャラクター制作、SpineやLive2D等のイラストデータ制作、クオリティディレクションなどの業務も経験しています。今後は仕事の幅を広げてアニメーションのスキルもつけていきたいです。
チーム連携でのプロジェクト推進
現職の所属部署では作業によって細かくチーム分けされており、同僚のデザイナーはもちろんプログラマーやプランナーと連携して仕事を進めています。その経験から、こまめな報告や連絡、相手の立場や知識を踏まえたわかりやすい説明など、コミュニケーション能力には自信があります。
【例文】未経験者の場合
幅広いデザイン実績
Web制作会社で、広告バナー・UIなどの基本デザインをはじめ、アニメーション、アイコン、イラスト作成など幅広く手がけてきました。ゲーム業界での職務経験はありませんが、スクールでUnityを学び、エフェクトやレンダリングなど、ゲーム制作のプロセスと基本的なスキルは身に付けています。
作業スピードと柔軟性
正確かつていねい、迅速なデザインデータ作成が得意で、クライアント都合による急な修正などのトラブルにも冷静に対応し、滞りなくプロジェクトが進められるよう尽力してきました。デザイン品質と仕事の速さが評価され、プロジェクトへの指名頻度は社内トップを誇っています。
3DCGデザイナー
【例文】経験者の場合
キャラクターデザイン
オリジナルキャラクターのデザインや、イラスト作成を多く手がけてきました。オリジナルなら多くの人に愛されるデザイン、版権ものなら元デザインの特徴や雰囲気を汲み取り、センス良く2Dや3Dに落とし込むことができます。原作の世界観をうまく表現できていると、版元からお褒めの言葉をいただいたこともあります。
演出のバリエーション
MayaやAdobe After Effectsを使ったエフェクト画像の仕事を多数経験し、ゲームの世界観に応じてさまざまなエフェクトデザインを使い分けてきました。とくにコミカルなテイストの演出や、ハリウッド映画風のドラマティックな演出を得意としているため、貴社のタイトルとは相性がよいのではないかと考えています。
【例文】未経験者の場合
2Dグラフィックの経験
ソーシャルゲームのグラフィックデザイン業務を中心に、学生時代を含め約2年以上2Dグラフィック制作に携わってきました。背景やアイテムの制作をメインに経験しており、Photoshopを使用したリアルテイストの背景デザインや、Illustratorを使ったベクターライクな背景制作の経験もあります。
技術習得への意欲
Mayaを使った3DCG作成を独学で習得し、SNSに投稿した短いアニメーションが好評だったことで、この世界でキャリアを積みたいと考え始めました。仕事に必要なスキルはこれまでも自分で調べ、勉強して身に付けてきたので、今後も新技術にキャッチアップしていけると自負しています。
履歴書の自己PRの内容は?何を書けばいい?
履歴書の自己PR欄はスペースが限られているため、書きたいことを絞り込んで短文でまとめる必要があります。企業に対して自分を売り込む長めのキャッチコピーだと考えて、あくまで要点のみをシンプル&ストレートに伝えましょう。
まずは採用担当者に興味を持ってもらうことが大切です。履歴書だけで自己PRを完結させる必要はないので、相手に「面接でもっと詳しく聞いてみたい」と思わせる余地を残しておきましょう。
長所・強み・自己紹介との違い
自己PRと長所・強み・自己紹介は、それぞれに重なる部分もあり混同されやすい言葉です。明確な定義はありませんが、転職活動においては以下のように考えるとよいでしょう。
自己PR | 企業のニーズを起点に考え、「自分という人材はその企業にとってどんな魅力があるのか」をプレゼンすること。アピールする内容には長所や強みも含まれる。 |
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長所 | 個人としての性質や性能などで優れている点。とくに、自分が会社やチームに加わることで期待できる貢献価値。 |
強み | 応募企業・応募職種に対して、他の応募者より優位にあると思われる、あなた自身のスキルや経験、資質など。人材としての差別化ポイント。 |
自己紹介 | 名前や経歴などの客観的な情報を通じて、「自分が何者なのか」を相手に伝えること。 |
面接のときと履歴書の自己PRは変えたほうがいい?
アピールするポイントは同じでも問題ありませんが、丸暗記して最初から最後まで読むのはNGです。面接の際はポイントを絞って簡潔に話せるよう準備しておきましょう。たとえば、人事担当者の面接ならコミュニケーション力を中心にアピールする、配属部署の上長による面接なら実務スキルを中心にアピールするなど、話す内容は相手や面接の段階に応じてアレンジできるとなお効果的です。
合わせて読みたい
自己PRの書き方
次に、履歴書の自己PR欄の書き方について、具体的に解説していきます。
自己PRを記載する際の形式は、長い文章を書くよりも、記事の前半に挙げた例文のように「見出し+説明」としたほうが読み手に親切で、アピールポイントも伝わりやすくなります。
なお、履歴書の自己PR欄は、「志望の動機、自己PR、趣味、特技など」「志望の動機、得意な学科、アピールポイントなど」といったように、さまざまなタイトルがついているのが一般的です。必ずしもこれらの項目すべてについて書く必要はありませんので、自己PRのみ記載するのであれば「自己PR」「アピールポイント」などを残し、他は削除するとよいでしょう。
履歴書の自己PRの文字数はどのくらい?
履歴書の書式によって自己PRのスペースに書ける文字数は異なりますが、だいたい100字から300字程度が目安です。たとえ書きたいことがたくさんあっても、小さい文字で無理に詰め込むのは、読みづらくなるためおすすめしません。スペースが足りなかったり、大幅に余ったりする場合は、スペースに合わせて文字数を増減しましょう。
転職活動の自己PRに書くべき内容
中途採用に応募する場合、履歴書の自己PR欄に書くべき内容は新卒採用の場合と大きく異なります。ここでは、転職活動の際に自己PRに盛り込みたい内容をご紹介します。
即戦力の人材であることと、その根拠
応募する職種の経験者であれば、前職での担当業務の範囲や実績、使用できるツールなどについて具体的に書きましょう。未経験の場合、職種はちがっても前職の経験が生かせそうな点、応募する業界とのこれまでの接点などを伝えることで、応募企業に貢献できる根拠を示すとよいでしょう。
企業に対する貢献度
前職で企業に対してどのような貢献をしてきたのか、前職でのエピソードや説得力のある数字(手がけた案件数、成果など)を用いて伝えましょう。あなたを採用したらこんなふうに活躍してくれるだろう、きっと自社にメリットがあるだろうと、採用担当者が具体的にイメージができるような材料を提供することが大切です。
自分のキャリアプランなど将来のビジョン
どんなスキルや経験を持っているのか、という事実だけでなく、それらを生かして入社後に何をしたいのか、今後どのような経験を積んでいきたいのかなど、将来のビジョンも入れましょう。たとえ現時点での経験が少なくても、将来に向けた具体的なビジョンを示すことで、熱意や可能性を感じてもらえる場合があります。
採用担当者は履歴書の自己PRから「即戦力人材かどうか」を見ている
中途採用の場合、履歴書を見る採用担当者が最も重視しているのは「即戦力になりそうな人材かどうか」という点です。そのため、応募者がどれだけ応募企業や職種に対する関心や意欲を持っているか、応募者の経験やスキルから自社で活躍できるイメージが湧くかどうかという点を、自己PRから読み取ろうとしています。そのため、「コミュニケーション能力があります」など、本当かどうか判断がつかない抽象的な表現はNG。エピソードや数字、周囲の人からの評価など、具体的な根拠を示しましょう。
とくに応募する業界や職種が未経験の応募者なら、「応募する企業・職種に対してどれだけ具体的なイメージが持てているか」「応募する職種に役立つ自身の資質や経験がどれだけ言語化できているか」「新しいことに挑戦する熱意が感じられるかどうか」などが見られます。経験のない仕事に対して「実務を通して学んでいきたい」などと書くのは一見前向きなようですが、「会社を学校と勘違いしているのではないか」とマイナスの印象を与えてしまう場合があるため気をつけましょう。
履歴書の添削ならキャリアアドバイザーに相談
転職活動で履歴書のPR欄を記入する際には、応募先企業に対してあなたが即戦力人材であることが伝わるよう、簡潔にわかりやすく書くことが大切です。もちろん、誤字脱字や文法の間違いがないことは基本中の基本。提出前にはしっかり見直しましょう。
前職を続けながら、または退職準備をしながらの転職活動は忙しく、とくにはじめての転職であれば不安も多いものです。そんなときは転職エージェントを利用すれば、履歴書の書き方や転職活動の進め方をキャリアアドバイザーに相談でき、あなたの経験やキャリアビジョンに合った転職先を複数紹介してもらうこともできます。Web業界やゲーム業界への転職なら、ぜひマイナビクリエイターにご相談ください。