未経験からゲーム業界のUIデザイナーに転職するために必要なこと

ゲームクリエイターの中でも、UIデザイナーは、未経験だからなれないという職種では決してありません。実際、Webデザイナーなど別の職種で働いていた人が、転職でゲーム系のUIデザイナーになった例も多くあります。しかし、やはりどの業界でも経験者というのは優遇される傾向にあることは確かです。ゲーム業界でのデザイナー経験がないと、正直不安に思うこともあるでしょう。

そこで今回は、未経験者がゲーム業界のUIデザイナーになるために必要なポイントをご紹介します。

経験のあるUIデザイナーは、未経験者とどこが違うのか?

冒頭で申し上げた通り、ゲーム業界のUIデザイナーは、やはり経験者だからこその強みというのがあります。 実際に、ゲーム開発にUIデザイナーとして携わるためには、他の職種とは違う特有の力が求められるからです。それは、打ち合わせ時に正確にゲームの世界観をつかみ、それをデザイン化するスキル、つまり「技術面」「コミュニケーション能力」のどちらも必要とされる力です。ゲーム業界の中で、UIデザイナーとして働いてきた人は、その現場を実務として積み重ねてきたことから、両能力に長けているケースが多く、未経験者や初心者では、なかなか持ち合わせていないスキルと言えます。したがって、転職する際に、大いに自己PRできる強みになるでしょう。

参考:ゲーム業界のUIデザイナーに必要とされるコミュニケーション能力

未経験者は基本的な知識を徹底して身に付けよう

では、未経験でゲーム業界のUIデザイナーに転職するためには、どのようなことをしておくべきでしょうか。当たり前のことですが、まずは、ゲーム開発に必要な「基礎知識」を徹底的に身に付けることをおすすめします。優秀なゲーム系UIデザイナーは、プログラミングができなくても、どこで何の言語が必要とされるかといったWebデザインの知識は貪欲に吸収しています。実務に必要とされなくとも、自分がどういったシステム上でデザインをするのか、といった知識をつけておくことは非常に大切であり、今後も常に必要とされていくでしょう。

ゲーム開発のUIデザインは、「これを習得すればOK」というような簡単なものではありませんが、Flashが使えることでスムーズに仕事が進行することが多いでしょう。一例ではありますが、プログラミングを使わない分、Flashは扱えるようにしておくと、転職時、未経験であっても1つの大きなアピールになります。

未経験でも論理的な思考力は強い武器になる

ゲーム業界において、UIデザイナーに必要とされる能力に「論理的な思考能力」があります。これは、ゲーム開発におけるUIデザインが「アート」ではなく、「ゲームの世界観に沿った実用性」が求められることが理由です。企画した構想は抽象的な場合が多々あります。それをデザイン表現で徐々に具現化していくイメージでしょうか。

ゲーム業界のUIデザイナーは、いかにゲームの世界観を壊さずに、効率よく、ユーザーをシステム上でナビゲートするかといった思考が必要とされます。ディレクターやチーフデザイナーの頭の中の構想を正確に聞き出し、理解する能力です。これは、例えUIデザインが未経験だったとしても、今までの経歴の中で、そのような能力を発揮してきた場面があれば、強力な武器として立派なアピールポイントとなるでしょう。

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