自分の本当にやりたいこと。夢への転職には自分を信じることから ―― Y.M.さん(28歳・女性)

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前職
システム開発会社
Webディレクター
現職
株式会社スクウェア・エニックス
宣伝担当

取材日時:2017/1/12 17:30 取材場所:株式会社スクウェア・エニックス

Y.M.さん(28歳・女性)
地元のシステム開発会社のSEから株式会社スクウェア・エニックスの宣伝担当へ。数値分析とシステムに強い自らの素養を武器に、憧れのゲーム業界へ転職。

スクウェア・エニックス ロゴ

憧れだからこそ、自分の夢はその手でつかみに行く。都内の大学を卒業後、 地元浜松のシステム開発会社に就職。5年間の勤務を経て転職を考えたとき、ゼロから「本当に自分のやりたいこと」を見直すきっかけに。憧れに向かって“転職”する。そこにはまず、自分の強い意志と決断が必要だった。自らも夢に向かって転職したいと考える読者にスクウェア・エニックスへの転職に成功したY.M.さんの体験を紹介しよう。

尚、ご本人の希望により、本名や顔写真を伏せています。ご了承ください。

自分のすべてをゼロベースから見直す。そこからはじめて自分の「本当にやりたいこと」が見えてくる。

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── 今回はマイナビクリエイターを利用いただいてのスクウェア・エニックスへの転職の成功、おめでとうございます。Y.M.さんが転職を考えるきっかけは何だったのでしょうか?

Y.M.さん:私は大学の数学科で学び、情報処理に関する勉強も併せておこなっていましたので、新卒時には地元のシステム開発会社に就職しました。入社後は、Webコンテンツの企画・制作をおこなう部署に配属となり、Webデザインやアクセス解析の仕事を体験しました。申し上げたとおり、私は進路に数学科を選ぶくらい数字に関わる問題を扱っていくことが好きです。このWebコンテンツ制作の仕事は、PhotoshopやIllustrator、Dreamweaverを用いたクリエイティブなWebデザインから、Webをご覧いただいた方々の反応を知るための緻密な数値解析まで、一貫して手がけることができる私にとってとてもやりがいのある仕事でした。

ところが私がこの部署にいられたのはわずか2年。その後、システム開発の部署へと転属となり、各企業のオフィスで用いられるシステムの開発を手がけるSEとして仕事をすることになりました。仕事を続けつつも、人々にメッセージを伝えるWebコンテンツ制作の仕事をやりたいと感じ、その会社で元の部署に戻れるように希望を出し続けていたのですが、残念ながら認められません。システム開発の仕事を担当するようになって3年。やはり、自分のやりがいを感じる仕事をやりたいと転職を決意し、思い切ってその会社を退職したのです。

── 転職活動はどのようにはじめられたのですか?

Y.M.さん:転職活動って在職中に行うのが一般的みたいですね。でも私の場合、SEの仕事に関しても、自分の全力を出した上で結論を出したい。そう思っていましたから、就業中の転職活動は私にはできませんでした。次の進路を決めないままプロジェクトの切れ目で会社を退職したのです。

今度は自分が本当にやりがいを感じられる仕事をしよう。そのために一旦気持ちもクールダウンしてリセットしよう。5年間勤務して、少し蓄えもありましたし、当時は親元にいたというのも転職を冷静に考える上で支えになったと思います。そして会社を退職してすべてが自由になったとき、私はまず“転職に成功する方法”という文字をネット検索してみたのです。ベタかも知れませんが本当です(笑)。そうすると、真っ先に転職エージェントを活用した転職成功例が出てきて、それは探せば無数に有りました。今の時代、自分だけで職探しをするのではなく、転職エージェントに依頼して自分にマッチした仕事を見つけるのが成功の秘訣なのか。そんな当たり前のことから私の転職活動ははじまったのです。

転職エージェントの存在は耳にしたことはありましたが、その具体例をいくつも見ることができ、メリットも知ることができました。自分を客観的に見るためにも、転職エージェントを活用しよう。そう考え、いくつかの転職エージェントの中からマイナビクリエイターに登録してみることしたのです。

でもおかしな話ですが、あれだけ明確に転職を意識して、会社を退職したにも関わらず、自分の中には「ここぞ」という転職先は一つもなかったのです。地元を離れることにも抵抗はありませんでしたから、勤務地の希望すら決まっていませんでした。「東海道新幹線が走っている(東京から大阪の間)の都市ならどこでもいい」そんな風に考えていたのです。もちろん、「こっちの方が都合がいい」的なことはたくさんあると思います。でもそんな条件をいくつも付けていると、本当に出会いたい会社に出会えないのではないか。自分のやりたい仕事を見つけるために、あえて自分の志望をゼロベースから考えてみよう。そう思ったのが今回の転職でした。

Y.M.さんの転職時の思い

  • 5年間の勤務経験で自分が本当にやりたい仕事の方向性が認識できた。
  • その上でゼロベースで自分を見つめ直し、転職先を検討することにした。
  • 細かな条件よりも自分が本当にやりたいことに主眼をおいた。

自分の「夢」と「仕事」を結ぶ導線。それがマイナビクリエイターとの出会いで見えてきました。

── そんな漠然とした転職志望の中からスクウェア・エニックスを選んでいった理由は何だったのですか?

Y.M.さん:自分が仕事において求めているもの。誰もがそうだと思いますが、自分の能力を一番活かせる仕事がしたいと私も考えました。前職での体験で、自分がWeb制作とそれに関する数値解析を組み合わせたプロモーションの仕事にやりがいを感じることがわかっていましたので、Webプロモーションをおこなう仕事を中心に探しました。マイナビクリエイターで担当者になってもらったTakeyamaさんにもそんな風に相談していました。ただ、Webのクリエイティブと数値解析が一体化している仕事というのは思いのほか少なく、「これは」という仕事はなかなか見つけられずにいたのです。

そんな中で見つけたのが、マイナビクリエイターのサイト上に公開されていた、スクウェア・エニックスの特集だったのです。 転職を考えた際、今度は必ず自分のやりたい仕事に就く。そう決意した私でしたが、自分の大好きなことと仕事をイコールで結ぶことはまだできていませんでした。しかし、自分がお世話になっている転職エージェントのサイトでスクウェア・エニックスの名前を見たとき、それが急に現実的なラインでつながった気がしました。私が一番大好きなもの、それはゲームです。これまで数え切れないほどのゲームを楽しんできました。スクウェア・エニックスは私にとってまさに夢の王国。そこでもし、自分にとってやりがいある仕事に出会えるなら、私は何を差し置いてでもチャレンジをしてみるべきだと考えたのです。私は思い切ってTakeyamaさんに「スクウェア・エニックスで働きたいです。」と伝えたのです。

── スクウェア・エニックスへの応募から入社までどんな風に進みましたか?

Y.M.さん:マイナビクリエイターはスクウェア・エニックスへの転職の窓口となっています。しかし、それだけに同社への転職が、希望すれば叶うというような簡単なことではないということを、Takeyamaさん自身もよくわかっていました。マイナビクリエイターからもらった内定に向けての情報も応募候補となる他社とくらべて、少なかったと思います。私の転職の成功のためにTakeyamaさんはあらゆるアドバイスをおこなってくれました。また、転職活動時期はまだ浜松に住んでいた私に、スクウェア・エニックスをはじめとした応募企業の面接日をできるだけまとめてくれ、往復のための交通費や滞在費を抑えられるように努力してくれました。

そして肝心のスクウェア・エニックスの応募には、私のゲームへの思いをしっかりとアピールするため、これまで楽しんだゲームの一覧表を用意するように言ってくれたのです。実際に自分で一覧表をつくってみると、あれも、これもと印象に残ったゲームが思い出され、ドラゴンクエスト、ファイナルファンタジーに代表されるスクウェア・エニックスの名作RPGをはじめ、数々のタイトルがA4紙2枚いっぱいに並びました。この一覧表をつくって改めて、自分のゲーム好きを思い知った気がしました。

Y.M.さんがスクウェア・エニックスへ応募を決めた理由

  • 漠然としていた大好きなゲームと仕事をつなげる可能性を発見
  • 自分を見つめ直すことで自分のゲームに対する意欲の高さを再認識
  • スクウェア・エニックスでの採用実績をもつマイナビクリエイターへの信頼
  • ゲームのプロモーションへ活かせるこれまで培った自分のスキル

期待よりも一歩も二歩も先を行くスクウェア・エニックス。宣伝担当としてこれから働いていく私のやりがい。

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── スクウェア・エニックス実際の面接ではどんなやりとりがありましたか?

Y.M.さん:面接で対面したのは人事担当の方と現在の上長2人の3人でした。私は本当に緊張してしまって、今の上長が緊張をほぐそうと冗談を言ってくれても、堅い口調のままひたすら自分のスキルについて説明しようとしていました。「まるで話し方がアナウンサーみたいになっているよ」と笑われてしまい、そこでようやく自分の耳に相手の話が入らないほど緊張していたことに気づいたのです。

流れが変わったのは、体験したゲームの一覧表を見てもらったところからでした。さすがはスクウェア・エニックスの社員だけあって、面接官の方々もゲーム好きで、それこそゲーム談義に花が咲きました。そして「これまで体験したゲームの中で一番好きなゲームは?」と尋ねられたときに、素直に「ファイナルファンタジーVIIです」と答えました。そして、このゲームに対する思いや、ゲームをプロモーションするという夢に関して、自分の考えをはっきりと伝えました。面接の手応えみたいなものはわかりませんでしたが、「やれることはやった」と、一番入りたい会社にチャレンジできたことに満足でした。

昨年の6月末に前職を辞め、7月にマイナビクリエイターに登録。7月の半ばにいくつかの会社で面接をおこないました。そして7月末にスクウェア・エニックスから宣伝担当として内定したとの通知があり、大成功のうちに私の1ヵ月間の転職体験は終わったのです。

── 内定、入社からこれまでの勤務について教えてください。

Y.M.さん:自分の夢の会社に自分のやりたい職種で転職できたことは例えようの無い喜びでした。でも考えてみると、これから東京でのひとり暮らしのスタートです。都内の大学で学生生活を送った私でしたが、在学中は大学の寮に入っていたこともあり、部屋を借りて自分で生活するのは初めての体験です。内定から入社日の9月1日までは1ヵ月の猶予がありましたが、引っ越しの準備などでてんやわんやでした。そこでも相談に乗ってくれたのがマイナビクリエイターのTakeyamaさんだったのです。スクウェア・エニックスのある東新宿から通勤に便利なエリアをいくつか候補に挙げてくれ、その中から自分の住む部屋を見つけることができました。履歴書の書き方、面接のアドバイスから引っ越しまで、今回の転職はマイナビクリエイターのTakeyamaさんがいなければ、決して実現できなかったと思います。

入社して4ヵ月余り、この会社で働いて感じたことは、新しい仲間に、本当にフレンドリーに応えてくれる社員が多いということ。宣伝担当としてゲームのプロモーションをおこなうためには、様々なポジションの人々にいろいろと質問しなければなりません。入社したばかりでわからないことも多い私に、誰もが自分の仕事の手を止めて快く対応してくれました。クリエイター気質で自分の仕事に没入するタイプの人が多いのでは、と勝手に想像していた私でしたが、その予想は良い意味で裏切られました。

また私がおこなうプロモーションの仕事はWebだけに限らず、新規ユーザー獲得のための展示会などのイベントにも及びます。イベント会場でスクウェア・エニックスのゲームに関心を持っていただいている方々に直接会ってお話しできるのは、私にとってもこれまでにない体験です。ゲームというテーマで、多くの人にメッセージを送るという意味では、全く新しい仕事にもチャレンジできていると思います。

私たちはスクウェア・エニックスの宣伝担当として10名のチームで仕事をおこなっています。構成メンバーは女性が8名、男性が2名で、新規ユーザー獲得のためのプロモーションに関してフレキシブルに活動しています。Webのクリエイティブや数値解析では私のスキルが役に立つことも多く、まだ入社間もない私ですがメンバーから意見を求められることも頻繁です。早速、私の入社後にも新メンバー1名が加わって、ほぼ同世代で構成されているチームは活気に満ちています。

「好きを仕事に」を言うのは簡単ですが、実現するには客観的な自己評価と決断が必要です。私はゼロベースで自分のやりたいことを追求した結果、この仕事にたどり着くことができました。今この会社で、これまでにない自分の可能性にも挑戦でき、とても充実した毎日を送っています。勇気を出して実現した転職です。いち早く戦力になれるように努めていきます。

担当者からひと言
キャリアアドバイザー R.Takeyama

キャリアアドバイザー R.Takeyama

キュートな外見とは裏腹の芯の強さ!この人なら難関も越えられると感じていました。

少し会話すればわかるのですが、Y.M.さんは理系出身者らしく論理的で、ブレない芯の強さを持っていらっしゃいます。キャリアとしては中小企業向けのWeb制作の経験をお持ちでしたが、SEの経験の方が長く、今回のスクウェア・エニックスの宣伝担当の募集では、チャレンジの要素が強い転職になる予想するのが通常です。しかし実際に対面してY.M.さんのお話しすると、可愛らしくおっとりした雰囲気とは裏腹に、仕事に対する前向きな姿勢とゲームという自分の好きなことに取り組もうとする強い熱意が感じられました。

私自身、心の底から応援したいという気持ちになり、これは応募企業の面接官にも必ず伝わると感じました。SEとして開発周りの知識を持っていること、数値分析という得意分野を持っているという強みを応募企業様にしっかりとアピールして紹介させていただきました。面接前に、志望動機の組み立てやキャリアの見直しを積極的おこなっていただけたのも大きな要因だと考えます。結果は大成功!Y.M.さんの喜びの声に、私も涙が出るほどうれしかったことを今も鮮明に覚えています。

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