クリエイターの転職必須ツール、ポートフォリオの作り方

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Web・ゲームクリエイターの転職活動では、自分の作品(成果物)を、応募企業に評価してもらうために、ポートフォリオの作成が必要不可欠です。

ポートフォリオの作り方

Webデザイナーやゲームデザイナー、イラストレイターの転職活動のように、ビジュアル的にわかりやすい作品を持つクリエイターのポートフォリオは作成しやすい一方、Webディレクターやマーケター、プログラマーの転職活動のように、制作した作品が一見しただけではわかりにくい分野のクリエイターは、ポートフォリオの作り方にも工夫が必要でしょう。

ここでは、クリエイターの転職活動におけるポートフォリオの作り方・考え方・見せ方についての基本的なポイントをご紹介していきます。

ポートフォリオはあなたの第一印象を決定付ける重要なもの

Web・ゲームクリエイターの転職活動においてポートフォリオは、職務経歴書と並んで応募者が自分のセンスやスキル、そして職務上の実務能力を評価してもらう重要な自己PRツールです。

実際に、クリエイターの採用面接では、面接官自身もクリエイター、またはクリエイター経験者である確率が高く、ポートフォリオさえ見れば、応募者のクリエイターとしての実力や人となりが分かる、と考えているケースが多々あります。つまり、転職活動においてのポートフォリオは、クリエイターとしてのあなたの第一印象を大きく決定付けるもの、と言っても過言ではないでしょう。それでは、ポートフォリオの作り方に関する重要なポイントをご紹介します。

ポートフォリオの作り方 - 基本は「一目で分かる」こと

ポートフォリオ参考イメージ

ポートフォリオ サンプル

転職活動の際に作成するポートフォリオは、単なるクリエイターの作品集ではあってはなりません。ここで表現すべき本質部分は、作品の素晴らしさやクオリティ以上に、それを制作したクリエイターであるあなたのセンスや力量です。

ポートフォリオの作り方には、一定のフォーマットはありません。ゆえに、どんなものが正しい作り方なのかわかりにくく、必要以上に難しく考えてしまうこともあるかと思います。そこで、私たちマイナビクリエイターは、あなたのセンスや力量を相手に伝えるために、職種の違いはあっても、最低限、以下の4つの構成要素を盛り込み、自己アピールすることをおすすめしています。

自己紹介

  • あなたのクリエイターとしてのこだわり、信念など
  • 受賞歴、主たる実績、今までに経験したポジション、担当した業務など
  • 使用ソフト、対応できる言語など

※これらを1ページ、長くても1見開きで記します。

作品紹介

仕事のスタイル紹介

  • 自分の得意とする制作スタイル、基本的な仕事の進め方など

ビジョン

  • これからあなたが目指したい将来の方向性など

※これらを1ページ、長くても1見開きで記します。

作品ごとのディスクリプション(作品説明文)は必須

ポートフォリオに掲載する作品には、以下のような暗黙の原則があります。

  • 1ページ(または1見開き)に、1作品を紹介
  • 作品ごとにディスクリプション(ここでは作品説明文・付帯情報の意味)を掲載

ディスクリプションに記述する内容としては

  • 作品タイトル(Webサイトの場合はURL)
  • 作品のビジュアル(写真、スクリーンショットなど)
  • クライアント名
  • 制作年月日
  • ターゲットユーザー
  • この作品の狙いや目的(例: 新商品の広告キャンペーン、コンバージョン率の向上など)
  • 作品のコンセプトやポイント
  • クライアントの意向や制作上の制約などの経緯(守秘義務違反にならない範囲で記します)
  • 制作時間
  • 使用ソフト、使用言語などの制作環境
  • プロジェクトチームで制作した作品の場合はあなたの担当領域とポジション

といった項目の中から、自分の職種にふさわしい項目をピックアップするといいでしょう。項目が多い場合は、表にまとめてテンプレート化しておき、応募企業に合わせて必要な項目をピックアップすることも、採用担当者への配慮につながります。

また、前職での作品や情報を、どこまでポートフォリオに掲載していいのか、わからない人もいるかもしれません。つまり、著作権や守秘義務に関する注意点です。これについては、「ポートフォリオ作成で注意すべき著作権と守秘義務の基礎知識」のページでも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

作品数は10〜20が妥当、インパクトのある作品は、目に留まりやすい前半ページに

ポートフォリオのポイント ポートフォリオの作り方をお伝えする際に、必ず注意点としてあげるのが「多すぎる作品数」の問題です。作品数が多すぎると個々の作品の印象が薄れます。面接官がパラパラとめくれるくらいの分量、10〜20作品程度が妥当な数になります。これが、「転職時に作成するポートフォリオ」と「単なる作品集」との違いです。面接官にとっての見やすさを優先しましょう。

また、作品は応募先の企業のカラーや求められる人材にふさわしい内容のものを選び、完成度の高さだけでなく、自分の作風の幅が把握してもらえるようにバラエティ豊かにそろえておくことが大切です。そして、ビジュアルでインパクトのある作品は、できるだけ目に留まりやすいポートフォリオの前半ページのほうに配置しておきましょう。

ポートフォリオの最適なページ数や作品数に関しては、「ポートフォリオに最適なページ数・作品数は?」のページでもご紹介しています。参考にしてみてください。

ポートフォリオは、紙・Webサイト両方で用意しておく

WebデザイナーやWebディレクターのようなWeb系のクリエイターであっても、スクリーンショットをプリントアウトして、冊子状にまとめたポートフォリオをWebとは別に用意しましょう。PCなどの機器や環境がなくても、その場で手にとってパラパラと内容を把握できる紙媒体の強みが発揮できます。逆に、イラストレイターのようなWeb系以外のクリエイターの場合は、紙媒体のポートレートに加え、WebからダウンロードできるPDFなどのデジタル形式のポートフォリオを準備しておくとよいでしょう。

Webデザイナーの転職でも紙のポートフォリオは必須のアイテム」のページで、紙ポートフォリオの必要性と作成ノウハウについてご紹介していますので、ぜひご覧ください。

転職を契機に「一生もの」のポートフォリオを作ろう

ポートフォリオの制作には想像以上に時間と労力を必要とします。転職活動で忙しい時期にクオリティの高いポートフォリオを制作することは困難です。ましてや、現職中で仕事をしながら作成するのは、さらに大変な作業になるでしょう。そのため、優秀なクリエイターでも、面接にあり合わせの作品を数点持参するだけ、といった光景がよく見られます。

しかしそれだけに、クオリティの高いポートフォリオを提示できれば、面接官には「困難をやり遂げた誠意ある人材」という強い印象を与えられることでしょう。せっかくのチャンスです。転職を契機に、ポートフォリオの作り方の基本を把握し、「一生もの」のポートフォリオを制作してみてはいかがでしょうか?

便利すぎる!ポートフォリオ作成サービス8選まとめ」のページで、ポートフォリオを作成するための良質なサービスをご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。

まとめ - キャリアアドバイザーからの一言アドバイス

キャリアアドバイザー 榮 秀朗転職しようと決意したクリエイターにとって、作り込まれたポートフォリオは何よりも雄弁な自己PRになります。正直な話、多少面接で失敗したとしても、ポートフォリオで力量が示せれば評価は変わってきますし、巧みな面接対策も、クリエイターとして表現した「作品」には敵わないことが多々あるでしょう。

クリエイターを採用をする企業人事部は、実際に現場で実制作に携わっていることも多く、ポートフォリオの重要性や価値を非常に強く認識しています。だからこそ気をつけて頂きたいことは、ポートフォリオもまた「作品」でありながら、履歴書や職務経歴書と同じく、見やすさや分かりやすさをおろそかにしてはいけないということ。

特にWebデザイナーやイラストレイターなどの職種は表現をするにあたって、独創性や創造性は確かに大事な要素です。しかしながら、一つの企業に属し、多くはチームの一員として業務をこなしていく以上、「独りよがりにならない」センスは非常に重要視されます。相手がこの「作品」を手にした時どういう印象を持つか、その印象は応募企業の求めるものと合致しているか、そしてそこまで考えた上で表現できるかどうかも評価の対象であることを意識すると、あなたの転職はきっと良い方向に向かうはずです。

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クリエイターの転職に必ず必要となるポートフォリオ - その作り方の基本をお伝えします

転職活動で作るポートフォリトと普段営業などで使用する作品集とは、一線を画します。転職におけるポートフォリオは、「あなたを採用する理由」を決定づけるもの。企業が今必要としている人材とマッチしているか、必要としている技術を満たしているか、それを一目でわかるような仕上がりにしなくてはなりません。日頃からポートフォリオを作成しているクリエイターも、一度も作成した経験がない方も、転職活動を機に、第三者にも伝わるポートフォリオを作成してみてはいかがでしょうか?

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