履歴書の見本 - 転職活動用の標準テンプレート無料ダウンロードあり
応募企業が、あなたの情報を最初に得るポイント、履歴書。この履歴書一枚で、あなたの「意欲」を読み取る採用担当者もいるぐらい大変重要なものです。このページでは、履歴書を記入する時の13の注意点を、見本(参考例)と共にご紹介します。Word、Excel、PDF形式の履歴書テンプレートもダウンロード可能(PC対応)です。ぜひぜひ、ご活用ください。
履歴書は、あなたと企業の最初の接触ポイント
クリエイターであるあなたも、一度は履歴書を書いたことがあると思います。採用担当者はまず最初に、その履歴書の内容から、あなたが企業にとって必要な人材かどうかを見極めようとします。毎日のように、膨大な量の履歴書を見ている採用担当者の目に留まるには、やはり基本的なところを見落としてはなりません。誤字脱字は問題外、略字もありえません。年月も正しく記載されているか、最後の最後まで見直しましょう。また、応募企業が今、求めている人材とはどのような人材なのかを把握し、職務経歴欄であれば、応募企業に直接活かせる経歴を強調して書くなど、読み手に寄り添った表現をすることで、大きく理解を得られる可能性が広がります。
現在は、手書きでなくともマイナス評価にはなることはありませんが、もし手書きで作成するのであれば、とにかく丁寧に、時間をかけて作成しましょう。
履歴書 – 見本
履歴書を作成する時の13の注意点を見本(参考例)と共にご紹介します。企業の採用担当者にしっかりと内容が伝わるよう丁寧に書きましょう。

提出日入力
- 西暦と和暦に関しては、一般的に西暦でのケースが多いですが、どちらでも構いません。ただ、履歴書全体を通して、いずれかに統一して記入しましょう。上記の見本は西暦に統一しています。
- 履歴書の日付は、記入した日ではなく、提出する日、もしくはその前日の日付を書きます。じっくり数日かけて作成する時は、最後に記入するのが良いでしょう。
- 履歴書の提出日が面接日と同じの場合は、その日付で書きましょう。
写真を貼る
- 写真は、テキストよりも情報量が多く、読み手にイメージが伝わりやすいもの。採用担当者によっては、履歴書の写真から人物像を読み取ることがあります。好印象を与える表情や清潔感のある服装など、細かく気を配りましょう。
- 写真撮影時には髪型を整え、スーツを着用するのが原則です。普段、私服で仕事をしているクリエイターも、この時ばかりはピシッと決めましょう。
- なるべく最近(約3カ月以内)に撮影した写真を貼りましょう。
- 写真の裏には油性のサインペンで名前を記入しましょう。
- クリエイティブな仕事をしている皆さまであれば当たり前のことと思いますが、撮影はスピード写真よりも撮影スタジオで行う方が写真の質が高くなります。スタジオで撮影し、良い印象を与えるように仕上げましょう。
年齢の記入
- 年齢記入欄に「満○歳」とあった場合、その日時点での自分の満年齢を書きます。
- 履歴書記入日と送付日が異なる場合は、送付日の方を優先しましょう。
連絡先電話番号の記入
- 日中に連絡が取りやすい番号を記載します。
- 現在では、自宅に固定電話がない場合も多いと思います。その場合は、携帯電話のみでも問題ありません。
メールアドレスの記入
- 普段、利用しているメールアドレスを記入します。
- 添付ファイルなどの送受信も考慮し、PCからも利用できるメールアドレスを記入しましょう。
- 現職中の会社のアドレスを書くのは、信用性の問題から避けるようにしましょう。
- クリエイターの皆さまには、なかなか無いケースとは思いますが、もし個人所有のアドレスをお持ちでない場合は、転職活動用にフリーメールのアカウントを取得しましょう。
住所を記入
- 都道府県名から書き、アパート・マンション名なども省略せずに正し書きます。
学歴・職歴の記入
- 学歴は1行目に「学歴」と中央に記し、その次の行から実際の学歴を記入します。職歴も同様に「職歴」と記した後、今までの職歴をまとめます。
- 最後の行には、右端に「以上」と書いて締めくくりましょう。
- 採用担当者は、クリエイターであるあなたに対して、これまでの転職の回数や前職が円満に退職できたかどうかで、自社に定着する人材かチェックすることがあります。正確に記入するようにしましょう。
学歴を記入する際の注意
- 義務教育の小・中学校は卒業年次を書き、高等学校などそれ以降は入学・卒業ともに記入するのが一般的です。大学・短大・専門学校は、正式学校名だけでなく、学部や学科まで正確に記します。同じく卒業時も、学校名・学部・学科を省略せずに書いた後に「卒業」と記載します。
- 採用担当者は、浪人や留年等の期間もチェックしますので正確に書きましょう。
職歴を記入する際の注意
- 短期間しか勤務していない場合でも就業していたのであれば、職歴はすべて正確に書き表すことが基本です。空白期間を作ることの方が印象が良くありません。
- 「株式会社」を「(株)」などと、省略せずに記入しましょう。
- 社名だけでなく、所属部署も明記しましょう。
- 必要に応じて簡単な仕事内容を加えましょう。
- 転職活動をしていたり、病気で療養中だったりと、それらの理由で無職の期間があったとしても、ここでは言及しなくてもよいでしょう。
- 正社員以外での勤務だった場合は「契約社員として入社」「派遣社員として入社」などと書いて、雇用形態を明らかにしましょう。
- 派遣社員の場合は、派遣元と派遣先をそれぞれ正確に書きましょう。
免許・資格の記入
- Web職系の資格はもちろんのこと、普通自動車免許などの一般的な資格でも応募先企業での仕事に活かせる内容のものはなるべく記入します。
- 資格は正式名称で記入しましょう。
趣味の記入
- 面接などで、趣味や特技から話が弾むこともあるので、なるべく記入します。
- 趣味をたくさん記入し、生活の優先順位が趣味の傾向にあると受け取られるとマイナスです。絞り込んで記入しましょう。
- 採用担当者が懸念を抱くようなギャンブル系の趣味の記入は控えましょう。
自己PRの記入
- これまでに得た経験や培った個性・長所をアピールする場所が自己PRです。「会社に貢献できること」「どの場面でどのように役立つことができるのか」を意識して記入しましょう。
- 具体的なエピソードなどを交えることで伝わりやすさが増すでしょう。
- いくつも並べる必要はありません。これだけは誰にも負けないと思える長所やアピール出来る内容を端的に書きましょう。
備考欄の記入
- 原則は「貴社規定でお願い致します。」と記入します。
- 複数職種を応募している企業の場合、希望職種を書いておきましょう。
- 勤務時間の制限などがある場合は、事情を正確に説明し、現在態勢を整えるべく努力しているなど、加筆して仕事の意欲を示しておきましょう。
履歴書テンプレートダウンロード
キャリアアドバイザーからの一言アドバイス
履歴書は名刺のようなもの。冒頭でもお伝えしたように、初めてお会いする方に、自分についての情報を、一目で正確に伝えるための大切な「ツール」です。
受け取った名刺に誤字脱字があれば、相手は「この名刺をよく人に渡せるな」と感じ、あなたを「雑な人」や「適当な人」と、印象付けるでしょう。また情報が足りなければ、「何も伝えるものが無いのかな」と思われてしまわれても仕方がありません。履歴書も同じです。本来はやる気があるのに、履歴書の見せ方一つで、自分の印象を自ら悪くしてしまう可能性を持っています。あなたが、相手の目の前にいなくても、あなたをイメージすることができる履歴書本来の強みが、逆効果に働いてしまうことは、非常にもったいないことです。
一方で、丁寧に作りこまれた履歴書は、あなたの顔となり、あなたに代わってアピールをしてくれるでしょう。だから、たかが紙切れ一枚、と考えないでください。今この時、決意とやる気に満ちたあなたの姿を、綺麗に映し出してください。もちろん、内容に関するサポートや、求人企業が履歴書の何を見ているのか、何を大切にしているのかなどの情報は、私たちキャリアアドバイザーが、適宜お伝えしていきます。さあ、あなたの転職活動にとって一番効果的な履歴書を完成させましょう。