40代で転職を決意。キャリアアップを成功させた鍵は「客観的な視点」―― M.H.さん(44歳・男性)

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前職
縦スクロール漫画の制作会社
企画制作・編集
現職
株式会社U-NEXT
縦スクロール漫画の編集

取材日時:2025/9/25 11:00 取材場所:Webインタビュー

M.H.さん(44歳・男性)
マイナビクリエイターの転職エージェントサービスを利用し、スマートフォン向けの縦スクロール漫画(ウェブトゥーン)の制作会社から、株式会社U-NEXTへ転職。

自分の市場価値はどれくらいなのか、これまでのキャリアを活かせる仕事はあるのかなど、 40代の転職には迷いがつきもの。今回、転職体験談を聞いたM.H.さんも40代で転職を経験した1人。結婚を機に、仕事に忙殺される日々を見直す決意をしたM.H.さんは、どのように転職活動を進めていったのか。転職成功までの経緯を伺った。

転職までの時系列

2024年10月 マイナビクリエイターに登録
2024年11月
2週目
U-NEXTに書類提出
2024年11月
4週目
一次面接を通過
2024年12月
4週目
二次面接を通過
2024年12月
4週目
内定を獲得
2025年02月 前職の職場を退職
2025年02月 U-NEXTに入社

こだわった転職条件

MUST これまでのキャリアを活かした仕事に就けること
WANT 年収アップ、ワークライフバランスの改善

転職エージェントは「今後の自分の人生を任せてもいい」と思える存在

── 転職を考えたきっかけについて教えてください。

M.H.さん:前職では、スマートフォン向けの縦スクロール漫画(ウェブトゥーン)の編集に携わっていました。コミックス化担当の編集者として入社し、その後、連載作品の担当や新規タイトルの立ち上げなどに従事したあと、最終的にチームリーダーとしてマネジメントに関わっていました。そのかたわら、プレイングマネージャーとして、新規タイトルの企画制作も担当していました。

転職については、以前から何となく思うところがありました。会社の方針で、プラットフォームに掲載する作品を女性向けに絞っており、男性向けの作品にチャレンジしたくても叶わなかったんです。せっかく有望な作家さんと出会っても、作品の方向性が合わず、掲載が見送りになることが何度もありました。そこで、複数の転職エージェントに登録して、1~2年ほど様子を見ていました。

転職活動に本腰を入れるようになったのは2024年10月で、結婚がきっかけです。前職は毎日21時ぐらいまで残業があり、土日の対応もありました。さらに、コロナ禍に始まったリモートワークが終了し、毎日出社になってしまって。家にいられる時間を確保するためにも、転職して生活全体を見直そうと考えました。

── 転職活動は、どのように進められたのでしょうか。

M.H.さん:以前から登録していた転職エージェントをはじめ、何社かとやり取りをし、その中から最終的にマイナビクリエイターを選び、転職活動を進めました。「縦スクロール漫画の編集者」という、日本ではまだ珍しい仕事を10年近く続けてきたので、そのキャリアを活かせる仕事に就きたいこと、加えてワークライフバランスも改善したいことを伝えて、求人を紹介してもらいました。

── マイナビクリエイターの印象はいかがでしたか?

M.H.さん:何社か転職エージェントと話をしたなかで、最も安心感があったのがマイナビクリエイターでした。他社の転職エージェントの場合、メールはていねいに書かれていても、会ってみると対応が悪かったり、ミスマッチな求人を紹介されてしまったりすることもあったんです。

マイナビクリエイターのキャリアアドバイザーは、最初の面談やその後のメールのやり取りがすごくていねいで、「今後の自分の人生をお任せしてもいい」と思えました。また、求職者の窓口となる方と、企業を担当される方が一緒になってサポートしてくださるので、その手厚さにも安心感がありました。

仕事と転職活動を両立させるため、エントリー数を絞る

── 仕事が忙しいなかで、転職活動をどのように両立させていたのでしょうか。

M.H.さん:選考に進む企業をたくさん抱えても、対策する時間が取れないため、「とにかく数を打つ」といった戦略はとれません。そこで、あらかじめ企業分析と自己分析に時間をかけ、入社する可能性が高い企業に絞ってエントリーする、といったやり方で進めました。

企業分析については、キャリアアドバイザーの方から企業風土や求める人材像について聞かせていただき、自己PRの草案の添削もしていただきました。長らく同じ企業に勤めていたこともあり、自分の市場価値がわからない部分もありましたので、客観的な視点からアドバイスをいただけたのは本当に助かりましたね。

── 選考に臨むにあたり、キャリアアドバイザーからはどのようなサポートがありましたか?

M.H.さん:転職活動を始めたときはすでに40代で、若手を指導する立場の年齢になっていました。キャリアアドバイザーの方からは、「マネジメント経験をしっかりアピールするといいですね」とアドバイスをいただいたのを覚えています。このアドバイスを踏まえ、面接では前職でヒット作を何作か出した経験も交えて、プレイングマネージャーとしての実績をアピールすることができました。

面接のフィードバックも、かなり細かいところまでいただきました。思うようにいかなかった箇所の反省はもちろん、「うまくできた」と感じた点の確認など、面接のたびに振り返ることができたので、とてもありがたかったですね。

── 現職のU-NEXTに入社された決め手はなんだったのでしょうか。

M.H.さん:漫画以外の部分も含め、プラットフォームとしての大きさに安定感があるところです。加えて、映像にも強い会社ということが決め手になりました。漫画編集に関わる者にとって、漫画作品の映像化は叶えたい夢の1つです。U-NEXTならその夢に近づけるのではないか、という期待感は大きかったですね。

客観的な立場からアドバイスをもらうことで、見えてくるものがある

── 現在の仕事内容について教えてください。

M.H.さん:前職と同様に、縦スクロール漫画の編集に携わっています。男性向け作品のチームにリーダーとして関わり、制作のアドバイスやメンバーのマネジメントなどを行うほか、自分でも企画を立ち上げて制作に取り組んでいます。

縦スクロール漫画市場においてU-NEXTは後発ということもあり、編集部内の作業フローや社内の制度には未成熟な部分もあります。前職と同じプレイングマネージャーではありますが、プレイヤーとしてもマネージャーとしても、求められるレベルがさらに高まっていると感じます。取り組むべきことが多くて大変に感じることもある一方で、作り上げる楽しさも日々実感しているところです。

── ほかにも、前職と違いを感じる部分はありますか?

M.H.さん:リモートワークが可能になり、週3~4日はリモートで働いています。通勤時間がなくなった分、出勤前に洗濯機を回したり、昼休みに食材を買い出したりなど、家事にも時間を割けるようになりました。ワークライフバランスが改善したうえ、年収も大幅にアップしたので、転職活動で求めていた条件をすべて満たした形になりました。

── 今後、どのように活躍していきたいと考えていますか?

M.H.さん:前職が女性向け作品に特化した仕事だったので、今後は男性向けの作品にも積極的に取り組んでいきたいと考えています。

中長期的には、自分が立ち上げた企画でヒット作を生み出したいですね。縦スクロール漫画は、制作がスタートしてから配信されるまで1年から1年半ほど時間がかかりますので、現在制作中の企画が世に出るのはまだ先になります。早く結果を出して会社に貢献したいですし、将来的にはアニメ化・実写化にも繋げられたらと思っています。

── M.H.さんの同世代には、転職に一歩踏み出せず悩まれている方も多いかと思います。そんな方々に向けて、ひと言メッセージをお願いします。

M.H.さん:まずは転職エージェントに相談してみることを強くおすすめします。転職市場における自分の価値や、転職先の会社の状況など、なかなか自分だけではわからないことも多いはずです。客観的な立場からアドバイスをもらうことで見えてくるものもありますし、書類作成や面接などもサポートしていただけます。ぜひ、勇気を出して最初の一歩を踏み出してもらえたらと思います。

担当のキャリアアドバイザーからひと言

M.H.さんは前職でプレイングマネージャーとしてのキャリアをすでに築き上げていたので、その経験があれば別の環境でも必ず評価される!と思いました。

一方で縦読みマンガの業界は他の業界と比べて日が浅いため、経験のアピール方法、企業の評価のされ方などはデータが少なく、内定を獲得するためには柔軟な動きが求められる状況でした。

そんな中、M.H.さんは、これまでのプレイングマネージャーとしての経験の棚卸し、企業からの面接後のフィードバックを元にした改善、面接後のアンケートの記入(企業へのアピール)など、一つひとつ、細かくていねいに向き合うことで、志望する企業の内定を獲得しました。

U-NEXT様ではすでに今までの経験を活かして十分にご活躍されていますが、今後さらに、携わる作品の映像化など、IPとしての価値を高める活躍ができることを楽しみにしております!

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