面接対策講座が転職成功のきっかけに。マインドの変化が導いたUIデザイナーへの道 ―― M.I.さん(32歳・女性)

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前職
ゲーム制作会社
グラフィックデザイナー
現職
大手スマホゲーム制作会社
UIデザイナー

取材日時:2018/12/13 18:00 取材場所:新宿エルタワー27階

M・Iさん(32歳・女性)
マイナビクリエイターの転職エージェントサービスを活用し、ゲーム制作会社のグラフィックデザイナーから、大手スマホゲーム制作会社のUIデザイナーへ転職。

デザイナーとひと口に言っても、その業務範囲は多岐にわたる。広告デザイナーから自社コンテンツのデザイナーへ。紙媒体からWebへ。異なる領域へキャリアチェンジしたいという思いが、転職活動のきっかけになる例も少なくない。一方で、現在の会社に対する不満などから、「環境を変えたい」という思いが転職の起点になることもある。今回、転職体験談を伺ったM.I.さんは、後者のタイプだ。

同業種のグラフィックデザイナーからUIデザイナーへの転職を成功させたM.I.さんだが、4ヵ月という転職活動の中で、さまざまな紆余曲折があったそうだ。マイナビクリエイターによる『面接対策講座』を受講したことが、彼女の転職活動にどのような影響を与えたのか。その点にも注目してほしい。

転職までの時系列

2018年08月 転職活動を開始、ポートフォリオを作成
マイナビクリエイター他、数社の転職エージェントに登録
マイナビクリエイターのキャリアアドバイザーと面談
4社に応募、すべて書類選考不合格
2018年09月 ポートフォリオのブラッシュアップに着手
並行して登録型派遣での仕事探しをスタート
2018年10月 マイナビクリエイターの『面接対策講座』を受講
4社に応募、すべて書類選考通過
前職のゲーム制作会社を退職
2018年11月 3社から内定を獲得
大手スマホゲーム制作会社の内定を承諾
2018年12月 大手スマホゲーム制作会社に入社

こだわった転職条件

MUST ・コンテンツを作る会社であること
・これまでとは違うジャンルのデザインに挑戦できること
WANT ・デザイナーの評価基準やキャリアの道筋が明確であること
・デザイン部署の規模が大きく、業務範囲を広げていけること
・福利厚生が充実していること

新しい評価制度に納得がいかない。会社への不満をきっかけにスタートした転職活動

── 転職の成功、おめでとうございます。まずはM.I.さんが転職しようと思われた経緯を教えてください。

M.I.さん:前職では、40名規模のゲーム制作会社のグラフィックデザイナーとして、ゲームタイトルのロゴやキャラクターグッズ、広告全般のデザインを中心に、一部Webデザインも手がけていました。仕事自体は楽しく、職場の人間関係も悪くなかったのですが、社内の評価制度が変わったことがきっかけで、転職を考えるようになりました。新しい評価基準は、営業やプロデューサー、ディレクターといった職種に合わせて作られたもので、デザイナーとしてどういう成果を出せば評価されるのかという基準が明示されていなかったのです。私はその会社で、最初はグッズのデザインからスタートし、そこからロゴや広告、Webサイトも任されるようになり、徐々に仕事の範囲を広げてきたのですが、そういった自分の頑張りが認められていないように思えて、モチベーションが下がってしまったんですよね。私の上にデザイナーの管理職がおらず、デザイナーが果たすべき役割について、具体的な道筋を示してくれる人がいなかったのも大きかったかもしれません。

── 転職活動はどのように進めたのでしょうか?

M.I.さん:新しい評価制度が導入され転職を意識したのは4月でしたが、本格的に転職活動を始めたのは8月を過ぎてからです。最初に取り組んだのは、ポートフォリオを作ること。それから、マイナビクリエイターをはじめ複数の転職エージェントに登録しました。「転職をしたい」と思ってはいたものの、どんな仕事に就けばよいのか、どんな会社に入ればよいのか、具体的なイメージか固まっていなかったので、キャリアアドバイザーとの面談では、率直に不安な気持ちをぶつけました。

── キャリアアドバイザーからは、どんなアドバイスがありましたか?

M.I.さん:マイナビクリエイターのキャリアアドバイザーからは、「いろいろな求人を見ながら、やりたいことを明確にしていきましょう」とアドバイスされました。だから、最初は業種を絞り込まずに、自動車メーカーや食品メーカーのインハウスデザイナーなども含めて、さまざまな求人を紹介してもらいました。多くの求人を見る中で、「やっぱりコンテンツ業界がよいな」「UIデザインに挑戦してみたいな」と方向性が見えてきて、手始めに4社ほど応募してみました。しかし、結果はすべて書類選考で不合格。いきなり、大きな挫折を味わったのです。そこでキャリアドバイザーに相談し、改善できるポイントとしてポートフォリオの見直しに着手しました。応募企業や職種に合わせて作品をセレクトすること、「制作期間」や「意図」を記載することなど、さまざまなアドバイスを参考にしてブラッシュアップに取り組みました。

面接でうまく受け答えができない。苦手意識を克服するために受講した『面接対策講座』

── 今回の転職活動では、マイナビクリエイターの『面接対策講座』を受講されたとお聞きしました。なぜ受けようと思われたのですか?

M.I.さん:実は、書類選考がすべて不合格になった後、転職の可能性を広げようと登録型派遣の仕事も検討し始めました。実際に応募してみたところ、何社か面接まで進んだのですが、自分の中でうまく受け答えができていない気がして、面接に対する苦手意識のようなものを感じていました。そんなときに、マイナビクリエイターから送られてきたメルマガで『面接対策講座』があることを知り、受けてみようと思ったのです。

── 実際に受講してみてどうでしたか?

M.I.さん:すごく勉強になりました。たとえば、「面接でよく聞かれる質問」に関して、回答例だけでなく企業が質問する意図も丁寧に解説してもらえたのは、とても納得感があってわかりやすかったですね。また、こちらから企業に質問する際に、よい質問と悪い質問があるということも初めて知りました。自分の物差しで、「これくらいは聞いても大丈夫だろう」「こういう質問をしたら意欲があると感じてもらえるのでは?」と思っていましたが、そうした逆質問が企業にマイナスの印象を与える可能性があるということは、新しい発見でした。

キャリアアドバイザーとの模擬面接で実践練習。徹底した面接対策で3社から内定を獲得

── 講座で学んだことは、転職活動の中でどのように役に立ちましたか?

M.I.さん:一番役に立ったことは、「マインドが変わったこと」だと思います。講座の中で、「面接に慣れるために、ある程度興味がある企業は積極的に応募して、面接まで受けてみましょう」という話がありました。それまで、書類選考に通らなかったこともあって、「やっぱりUIデザイナーは厳しいかな…」と応募企業を選ぶのに少し慎重になっていましたが、その話を聞いて「面接の場数を踏むために、興味があるところは受けるだけ受けてみよう」と、マインドを180度切り替えることができたのです。講座の翌日、マイナビクリエイターのキャリアアドバイザーから連絡をもらったときに、「これからどんどん面接を受けたいので、求人を紹介してください」と伝え、早速4社ほど紹介してもらいました。実は、そのときに紹介された求人の1つが、今回転職が決まったUIデザイナーの求人です。

── その4社は、実際に面接まで進んだのですか?

M.I.さん:前回の挫折を踏まえてポートフォリオをブラッシュアップしたのが功を奏したのか、すべて書類選考に合格しました。書類が通ったという連絡を受けて、すぐさま個別の面接対策に取り組み始めました。まずはキャリアアドバイザーにお願いし、マンツーマンでの模擬面接を実施。転職経緯をどう説明するか、自分の弱みをどう言い換えるか、『面接対策講座』で聞いたアドバイスを参考に、自分事に置き換えて細かく練習させてもらいました。自分の苦手意識を克服したいという思いが強かったので、練習した受け答えが自然と身に付くように、模擬面接の様子をスマホに録音し、何度も繰り返し聞いて覚えるようにしました。

── 模擬面接以外にも、何か面接対策はされましたか?

M.I.さん:キャリアアドバイザーに依頼して、応募企業ごとに過去の面接質問集を用意してもらい、実際に聞かれそうな内容を想定したうえで面接に臨みました。また、これまでどういう人が面接に通過し、どういう人がお見送りされたのか、その傾向も事前にキャリアアドバイザーに確認するようにしました。こうした準備の甲斐もあって結果的に、講座受講後に応募した4社のうち3社から内定をいただくことができたのです。

不満を持つのは悪いことではない。自分の不満に向き合い、何が大切なのかを考えることがよい転職に繋がる

── 内定を獲得した3社の中で、最終的に転職先を選んだ決め手は何だったのでしょうか?

M.I.さん:正直に言うと、3社のうち2社でどちらにするか、最後まで悩みました。最終的に転職先として選んだ企業は、会社の規模も仕事内容も魅力的だったのですが、社内の規定上、入社後の評価制度などは事前に公開できないということで、先のキャリアをイメージできない不安がありました。一方、もう1社悩んでいた企業は、評価制度をはじめステップアップの道筋がハッキリとしていました。そのことをキャリアドバイザーに伝えたところ、最後の最後で、企業側が私の知りたかった評価制度や昇給基準など、すべての情報を開示してくれたのです。そこで懸念点が解消され、スッキリと転職先を決めることができました。キャリアアドバイザーのサポートがなかったら、別の企業を選んでいたかもしれません。

── 今回の転職活動を振り返って、どのように感じていますか?転職を考えている方々に向けてメッセージをお願いします。

M.I.さん:私はデザイン系の専門学校を卒業後、広告系の制作会社でデザイナーとしてのキャリアをスタートし、それから前職のゲーム制作会社に転職しました。これまでの就職活動や転職活動では、「広告を作りたい」「コンテンツ系のデザインをやりたい」と、自分がやりたいことだけを考えて、企業を選んでいました。それが、今回初めて「やりたい」ことではなく、「会社への不満」をきっかけに転職先を探すことになったのです。最初は、仕事が嫌いなわけでもないのに転職活動をしてもよいのかなと、少し後ろめたい気持ちもありました。しかし、キャリアアドバイザーに相談したり、『面接対策講座』を受けたりする中で、「不満を持つことは悪いことではない」「不満はポジティブな転職理由になる」ということがわかってきました。今回の転職活動では、自分の不満にしっかりと向き合いながら、10年、20年先のことも見据えて、自分にとって何が大切なのかを考えることができたように思います。私自身の気持ちをすごく前向きにさせてくれた転職活動でした。

「どんな仕事に就けばよいのかわからない」という状態でスタートした転職活動が無事に成功したのは、マイナビクリエイターのキャリアアドバイザーのサポートと『面接対策講座』があったおかげです。私自身、転職エージェントを利用したのは今回が初めてでしたが、もし何か転職に関する不安があるなら、迷わずに転職エージェントに登録してみるとよいと思います。私がそうしてもらえたように、困ったときや助けてほしいときに親身にサポートしてくれるはずですから。

担当者からひと言
キャリアアドバイザー R.Takeshita

キャリアアドバイザー R.Takeshita

M.I.さんの第一印象は『バリバリ仕事をこなされるキャリアウーマン』でした。現状の仕事に満足されるのではなく、キャリアアップのためにさまざまな業務に自主的に手を広げられるお姿は非常に魅力的でした。また会話の歯切れもよく気持ちのよいコミュニケーションが取れる方だったので、M.I.さんと合う企業は必ずあると確信いたしました。

しかし当初はなかなか書類選考が通過しませんでした。企業からのフィードバックではスキル不足というよりもポジションと経験のミスマッチという内容が多く、まずは原因として考えられるポートフォリオのブラッシュアップに取り組みました。また面接にもご不安をお持ちだったM.I.さんには『面接対策講座』も受講していただきました。面接における企業側の意図や転職成功事例を知っていただけたことでM.I.さんのマインドにも変化があり、この講座が転職成功の大きなきっかけとなりました。

ポートフォリオのブラッシュアップ・面接対策講座受講後に応募いただいた企業様は書類選考・面接選考共に通過し、結果的に3社から内定を獲得されました。書類選考・面接選考それぞれでしっかりとご自身の課題を把握され、課題解決のために取り組まれたM.I.さんの努力の賜物だったと思います。

なお、現在は「書類通過率UP講座」という名称にリニューアルされ、準備編の書類作成と実践編の面接対策の2部に分かれています。是非、書類作成や面接対策に不安や悩みがある方は、受講してみてください。

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