やれると思ったことは全部やる。まず人を振り向かせることが、憧れのポジションを獲得するベストな方法! ―― T.Sさん(32歳・男性)

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前職
求人メディア会社
編集ディレクター
現職
C.C.株式会社 レマン
コピーライター

取材日時:2017/5/30 19:00 取材場所:新宿マイナビワークス本社

T.Sさん(32歳・男性)
マイナビクリエイターの転職エージェントサービスを活用し、求人メディアの編集ディレクターから、C.C.(クリエイティブコミュニケイションズ) レマンのコピーライターに転職。

いつまでも夢を諦めずに自分のやりたい仕事に真摯に向かっていく。まだ社会の現実を体験していない新卒の就職ならいざ知らず、ある程度の社会経験がある人ほど、「自分には無理」「理想と現実は違う」と、そんなふうに自らの道を閉ざしてしまっている人も多いのが現実である。

しかし本当にそうだろうか?転職には成功もあれば失敗もある。いやむしろ、本当にマッチした企業との出会いの確率を考えたなら、無数の失敗の中に成功が隠れているといった方がより現実に近い。ある意味、幸運をつかむ活動である転職において、「私はこれくらい」と自分が本当に望む仕事よりもレベルを下げて転職先を探すことに、はたしてどれほどの意味があるだろうか。

今回、C.C.レマンへの転職を成功させたT.Sさんの転職活動の期間は1年を超える。そして彼がつかみ取ったのは、彼自身が「ベストな転職先」と考えた企業への「希望職種」での転職である。つまり、今回の転職においてT.Sさんは最高の結果を得たといえるのだ。彼がどのようにしてそのポジションを獲得したのか。T.Sさんが果敢に臨んだこの1年を振り返りたい。

尚、ご本人の希望により、本名や顔写真を伏せています。ご了承ください。

転職までの時系列

2015年 夏頃 コピーライター養成講座受講
2016年02月 マイナビクリエイター他、数社の転職エージェントに登録
2016年03月 日本最大級のキャッチコピーコンテストに参加し、上位30名のファイナリストに選出。その後転職活動を本格化
2016年04月 エージェント各社からの紹介企業に応募するも希望の結果を出せなかったが、これに諦めず、転職活動を継続。転職活動と並行してさまざまなコンテストへ応募
2016年12月 広告専門誌が開催したポスターコンテスト入賞
2017年04月 時を経てマイナビクリエイターのキャリアアドバイザーから、再度コピーライター職の求人紹介を受ける
2017年04月 C.C.株式会社 レマン 一次面接
今までの面接ではアピールしきれないと考え、提案書としてキャッチコピー100本を持参
2017年05月 最終面接ののち内定し、転職成功
2017年07月 C.C.株式会社 レマン 入社

こだわった転職条件

MUST ・コピーライターとしての採用
・マスメディアを扱う制作会社・広告代理店への転職
WANT ・現状と同等以上の待遇
・なるべく多い仕事

人材採用から「こと、もの、サービス」を扱うマス広告の世界へ。足がかりは一つひとつ自分でつくるしかないと決意を胸に

── 転職の成功、おめでとうございます。C.C.レマンへの転職はT.Sさんの最終目標だったとのこと。まずはその転職を選んだ経緯について教えてください。

T.Sさん:私はこれまでヒューマンリソースをメインテーマとする情報企業で、ライター兼編集ディレクターという仕事をしてきました。自社のメディアでクライアントの求める人材採用を実現するために、取材・ライティングをして、就職、あるいは転職しようとしている人に向けて求人広告をつくってきました。

さらにその前の仕事では出版社での編集職を経験していて、「ものを書く」という仕事に面白さを感じており、コピーライターとして「キャッチコピー」をつくる仕事に強い魅力を感じるようになっていったのです。そして私は求人ではなく「もの、こと、サービス」をテーマに、より自由なクリエイティブに取り組める、マス広告の世界でコピーライターとして活躍したいと決意しました。

── いわゆる広告代理店のコピーライターという職種ですね。多くのクリエイターが憧れる仕事だけに、そのポジションを獲得するのはかなり困難な道のりだったのではないですか?

T.Sさん:私も全くそのように感じていました。これまでも人材ビジネスの中で主にライティングを担当していた私です。しかし広告業界の方ならご存知の通り、求人広告の制作には独特のルールや手法が存在し、マス広告の世界とはかなり異なります。もちろん「ものを書く」という共通項はありますが、人材ビジネスでのキャリアがマス広告の世界でのキャリアとイコールと評価されるわけではありません。転職を真剣に考えれば考えるほど、むしろ「違う職種への転職に近いものだ」と思うようになったのです。

既に30歳を過ぎていた私は、自分が未経験入社の叶う年齢ではないと感じていました。幸か不幸か人材ビジネスで仕事をしていましたので、私がチャレンジしてみたい広告代理店や制作会社が、どのくらいの年齢の人を採用する傾向にあるかもある程度わかっていました。

それでもまずは自分から動かないと何もはじまりません。そのままの自分で「あたって砕けろ」と応募を試みました。

── どんな企業に応募してみたのですか?

T.Sさん:大手広告代理店やその系列の制作会社が中心です。とにかくTV、新聞、雑誌などマスメディアのフィールドにおいてクリエイティブなビジネスをおこなっている企業に注目して応募しました。多くの人の目に触れ、社会や人々の生活にインパクトを与える、キャッチコピーをつくる仕事に就きたい。だからこそ企業の規模や待遇ではなく、どんなクライアントとどんなクリエイティブに挑戦しているかが応募の指針でした。

応募した際には、面接に進んだり、内定をいただいた企業もありましたが、残念ながら希望通りの転職とはいえず、辞退させていただく結果になりました。その一方で「ここなら」と思った企業には「年齢に対してマス広告での経験が足りない」という理由で不採用になってしまいました。

私はやはりこのままではだめだと感じました。そう思ってそれまで転職に向けて進めていた自分なりの作戦をさらに推し進めていくことにしたのです。

コピーライター養成講座受講から広告コンテストの応募まで、コピーライティングの実績を積むための挑戦へ

── 実行した作戦とは一体どんなことだったのですか?

T.Sさん:私は転職活動をはじめる前に、まずは自分のコピーライティングの力を伸ばし、さらに客観的な評価を得るためにコピーライター養成講座に参加しました。この講座で、マス広告における様々なコピーライティングの手法を学ぶことができました。人材ビジネスでのライティングとの違いを漠然と感じてはいましたが、より具体的な発想法を身につけることができました。「自分は経験者だから」と考えず、今回の転職にはこれまでのキャリア+αがいる。そう思ってイチから学ぶスタンスで臨みました。

また、この講座で勧められたのが、数ある広告賞への応募です。入賞すればもちろん実績として応募企業にアピールすることができますし、客観的な評価で自分の実力を測ることもできる。私は自分がコピーライターとしてやっていけるのか、それとも単なる思い込みなのかを判断する意味でも、できる限りコンテストに挑戦することにしました。最初に挑戦した「日本最大級のキャッチコピーコンテスト」では上位30名のファイナリストに選出されることができました。私はこれでコピーライターになることに対して「諦めずに最後までチャレンジを続ける」という思いを強くすることができました。ここから私の転職活動は本格化していきました。

それから私は転職活動と並行してこの1年間で8つのコンテストに応募しました。その中で「広告専門誌が開催したポスターコンテスト」では入賞することができたのです。

── 講座受講、コンテスト入賞などは、転職を希望する企業の反応に影響しましたか?

T.Sさん:企業の反応が変わったというよりも自分自身が変われたのだと思います。入りたい企業があるならやるべきことはシンプルです。自分を印象づけ、自分に振り向いてもらう方法を考えること。そんな場で、遠慮したり、キャリアの無さにコンプレックスを感じていたりしていても何もプラスにはなりません。

私は講座で学んだことやコンテストでの入賞体験を含め応募書類とポートフォリオを徹底的にブラッシュアップしていきました。さらに現職である人材ビジネスのライティングやディレクションに関しても効果測定を交え、見る人に印象づけられる内容に変えていきました。そして何より自分のコピーライターとして能力を感じてもらうために、同じテーマのコピーを100本用意し、それを面接官に必ず見てもらうようにしたのです。コンテストへの挑戦や実際にコピーをつくって見せることで、自分に関心を持ってもらうチャンスをつくる。ありのままの自分を評価してもらうだけでなく、自分から動いて、相手を振り向かせることができるように活動していったのです。

結果は徐々にあらわれました。自分が「ここなら」と思える企業の面接の機会を得られるようになりました。そしてある企業では一次面接の次がいきなり社長面接となりました。惜しくも採用には至りませんでしたが、その企業からはそれまでの他の企業よりも格段にていねいな対応をいただき、その企業を紹介してくれた転職エージェントのその後の対応も変わりました。私の熱意は応募企業に少しずつ届くようになっていったのです。時間はかかりましたが自分はいきたい方向へ着実に進んでいる。そう思って転職活動を続けることができました。

キャリアアドバイザーの「何度でもチャレンジすればいいんです!」という言葉に後押しされ再挑戦!

── マイナビクリエイターへの登録と、その後の転職サポートはいかがでしたか?

T.Sさん:マイナビクリエイターに登録したのは1年前。マス広告のコピーライターになりたくて転職活動をスタートしたころでした。同時に数社の転職エージェントに登録し、紹介された企業にアプローチしていったのです。しかし私の望むコピーライターの募集は転職エージェント数社の紹介を集めてもわずかでした。結果は先述の通り希望企業への転職は叶わず、そのときは転職を実現できませんでした。その後は仕事が忙しくなり、コンテストに応募するなど転職へは独自で動いていましたが、転職エージェントとの連絡は滞り気味になっていました。

ところが前回の連絡から1年ほどがすぎた今年の4月ごろ。再びマイナビクリエイターから連絡がありました。「状況はいかがですか?」といいながら、以前のキャリアアドバイザーとは違うSuzukiさんから改めて企業を紹介をしていただいたのです。紹介された企業のリストを見ると、私の志望する企業と職種が限られていたため、今回も多いとはいえない社数です。しかもほとんどが他の転職エージェントで既に検討済みで、希望する企業には書類審査で不採用となった企業もありました。

自分が転職を希望する企業について、「残念ですけど既に書類選考で落ちた企業です」とSuzukiさんに伝えると、Suzukiさんはそれらの会社の応募時期を聞いてきました。前回の応募から約1年がたっています。するとSuzukiさんは「募集時期も違い、今回の募集では求める人物像も変わっています。前回のことは考えず、チャレンジしてみてください!」と背中を押してくれました。

応募者の目線では一度不採用になった企業にもう一度応募するなど、考えられないことかもしれません。しかし、自分でも人材ビジネスに関わっている私には募集企業の考え方もよくわかります。必要な人材はいつも同じとは限りません。前回は未経験でも良いから若い人を、今回は中堅の人材を補強したいので経験者を。そんなふうにニーズが変わるのは募集会社から見れば至極当然のことなのです。それなのに、求職者は一度不採用になった会社には恥の上塗りのように感じてなかなか再応募できません。もちろん企業の方針で、一度不採用になった人はスクリーニングを掛けて応募を受け付けない会社もあります。しかし、企業の人事と連絡を取り合っている転職エージェントのキャリアアドバイザーが再チャレンジOKといっているのです。何も私から辞退する必要はありません。それにコンテストへのチャレンジや入賞を経験し、100本のコピーづくりをおこなう、昨年とは違う自分をもう一度判断して欲しい。私はそう考えていくつかの企業に再び応募することしたのです。

── 結果はいかがでしたか?

T.Sさん:やはり前回とは反応がかなり違いました。書類選考で落ちて全く無反応だった企業から、面接に進んだり、内定をいただくことができた企業もありました。私が2度応募していることに関して何も触れない、あるいは気づいていない企業がほとんどでしたが、再チャレンジに対して、それを熱意ととってくれる企業もありました。

人材採用に関わっていながら、こんな企業側の当たり前の理屈も自分が応募者となったときには見えなくなってしまっている。転職において第三者の目線をもってアドバイスしてくれる転職エージェントの重要性を再確認することとなりました。

ついに憧れの会社が目の前に!落ち着いて自分が出せることを心がけて

── C.C.レマンへの転職がT.Sさんの最終目的だったとうかがいましたがその理由は?

T.Sさん:C.C.レマンはコピーライター講座でもよく話題に上る独立系のプロダクションです。大手から中小企業まで、規模、業種もバラエティ富んだクライアントを有し、高いクリエイティビティでビジネスをおこなう業界でも高い評価を受けている企業です。私は転職を志望した当初からこの会社に関心があり、グラフィックからCM、Webまでトータルなクリエイティブに挑戦できるフィールドは、私の求める仕事環境そのものでした。転職活動の中で、いくつもの制作会社や広告代理店に出会いましたが、もし「あなたが一番入りたい企業は?」と聞かれれば「C.C.レマンです」と答えるのが私の本当の気持ちでした。

── その会社に応募するチャンスがやって来たわけですね。どんな採用過程でしたか?

T.Sさん:面接では少し緊張していたように思います。おそらく現場のマネージャークラスと思われる方3名に面接していただきました。私はいつも面接官の人数に合わせてポートフォリオなどの応募資料を用意していきます。一つしか用意していかず、この人には見てもらえたが、この人には時間が無くて見てもらえなかったという事態を避けるためです。もちろん100本のコピーもそれぞれに用意していきました。

反応は3人とも至ってクールで、これは次の面接までいけないかと思いましたが、結果は一次面接を無事通過。二次面接はいきなり社長面接で、「待遇は現状維持ぐらいでいいの」と聞かれ、「全く問題ありません」と答えました。翌日には内定の連絡があり、二次面接が最終面接だったのだとわかったのです。もちろんこれほどうれしかったことはありません。

── ご自身の転職成功の理由はなんだったと思いますか?転職希望者の皆さんへのメッセージもお願いします。

T.Sさん:このインタビューを読んでもらえばわかる通り、私の転職はスマートに気持ちよく決まったわけではありません。1年という時間がかかり、少しずつ手応えは感じていたものの、転職できるという確信は最後までありませんでした。それでも諦めずに希望の企業への転職に向かっていけたのは、正直に言うと「意地」という言葉が一番合っていると思います。

転職が成功するための要素はいくつかあります。例えば、マイナビクリエイターがC.C.レマンを紹介してくれなければ私はこの会社に転職することはできませんでした。しかし自分の努力の外にあるからといって諦めてしまっていては何も起こりません。まずは自分を奮い立たせること、そして相手を振り向かせること。それが転職において一番大切なことなのではないでしょうか。

視野が狭くなりがちな転職活動において企業を知り、自分に客観的なアドバイスをくれるのはキャリアアドバイザーをおいて他にいません。あなたも転職のチャンスをつかみたいなら、ぜひキャリアアドバイザーの言葉に耳を傾けてみてください。

担当者からひと言
キャリアアドバイザー K.Suzuki

キャリアアドバイザー Suzuki

T.Sさんの転職軸は登録時から明確で、「もの、こと、サービス」をテーマに、より自由なクリエイティブに取り組める、マス広告の世界でコピーライターとして活躍したいというものでした。

現職でも求人広告の制作に携わっておられ、ライティングスキルもしっかりと積まれていましたが、そのキャリアにぶら下がることなく、『全く未経験の職種にチャレンジするんだ』という気持ちで、転職活動に向き合われていたT.Sさんが印象的です。

また、その「想い」を実際に上述されているような「行動」にうつされ、入社希望企業(面接官)に自分をしっかりと印象づけ、自分に振り向いてもらう努力をされているT.Sさんの姿に、転職エージェントとしての自分も可能性を諦めてはいけないなと、逆に奮い立たされたのを覚えています。

ご自身の力で掴み取ったチャンスを活かし、新天地でご活躍されることを心よりお祈り申し上げます。

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