自分にマッチした求人の探し方 - 求人情報を見る時に注意する4つのポイント
日頃からこうした求人情報に接して、注意を払っておくことは大切です。しかし、いざ転職活動を開始してみると、色んな疑問や問題に直面することもあるでしょう。なぜなら、漠然と求人情報を見ているだけでは、「自分にふさわしい求人の探し方」というものがわからないからです。
そこで今回は、Web・ゲームクリエイターが転職する時、どんなポイントに注意して求人情報を探すべきなのか、その求人の見方についてご紹介したいと思います。
求人情報を見る時に心がける4つの注意点
転職市場全体の「需要動向」と「相場」を把握しよう
冒頭で述べた通り、「最近の転職市場はどうなっているのか?」といった興味本位で、普段から求人情報に接しておくのは良いことです。
- 最近は、事業会社でのWebディレクター(Web担当者)の求人が増えているな
- 広告代理店では今、SEM以外にもWebデザインのスキルを持つ人材へのニーズが高くなっているな
上記のような需要動向を把握しておくことで「少し○○の分野も勉強しておこうかな」といったスキルアップの方向性が見えてくることもあるからです。
また、募集要項の年収や待遇などの条件を数多く見ていくうちに、「今、自分が転職したら年収はどれくらいになるだろう」といった転職市場における自分の人材価値の相場も見えてくるでしょう。
Web・ゲームクリエイターは、職種の専門性が高いため、求人情報は、Web、雑誌、クリエイター専門誌、新聞など、チャンネルを幅広くしてチェックすることを心がけましょう。
求人を探す前に、まずは「自己分析」をしっかりやろう
求人情報に流されて、「自分が転職できるとしたらこういう職種、この程度の年収だろう」という「情報ありき」で転職活動を始めてしまうと、応募先の会社から「この会社で実現したいことは何ですか?」などの質問をされた時、主体性を持った回答ができないからです。
- 自分はなぜ転職したいのか?
- 転職によってどんな将来を実現したいのか?
- 自分が他の会社で貢献できる、自分を生かした働き方とはどのようなものか?
これらのような自分との対話を掘り下げることによって、転職へのモチベーションが高まり、Webクリエイター、ゲームクリエイターとしての自分に強い自覚と自信を持って転職活動に取り組めるようになるでしょう。
「自分が入りたい会社」と「自分を求める会社」のマッチングを意識しよう
転職先の会社選びでは、自分の希望や都合だけで会社を選んでも、先方から選んでもらえなければ意味がありません。先方に選ばれるということは、先方のニーズにマッチしているということになります。
転職情報を精査する時、「この会社は条件もいいし働きやすそうだ」という目でチェックすることも必要ですが、同時に「応募条件をみる限り、自分なら先方のニーズを満たすことができそうだ」「この会社なら自分を今の会社以上に必要としてくれそうだ」という双方の期待値を意識することも重要です。
双方の希望や条件が一致してこそ、満足度の高い転職が実現できます。上述で多くの求人情報に接した方が良いと書いたのは、そのマッチング率を高めるために他なりません。
「いくら求人情報をチェックしても、自分にマッチする会社が見つからない」というような場合は、自分を客観的に見つめ直す必要があるかもしれません。求人情報をチェックする視点を変えてみることも大切でしょう。
目標の業種・職種以外にも視野を広げて求人を見てみよう
「自分を客観的に見直す」というのは、転職市場における自分の人材価値を客観的に再評価するということです。キャリアの棚卸しをして、「自分では意識していなかったが、この経験を活かせば、こういう分野でも働けるのではないか」といった新たな可能性を探ってみましょう。
また、下記のように、今まで目標としていた業種・職種以外にも視野を広げてみても良いでしょう。
自分はWebデザイナーとして働いてきたから、デザイン関連業界の求人ばかりチェックしていたが、これまでに自然と身についた進行管理のスキルは、Webディレクターを求める自社サービス系の方が高く評価されるのではないか
どのような分野のクリエイターであれ、「自分を必要とする会社がどこにもない」などということはありません。それは求人の探し方を間違えているか、本当にふさわしい会社が今の自分に見えていないと考えられます。
まとめ - キャリアアドバイザーからの一言コメント
私たちのような転職支援サービスでは「非公開求人」という一般に公開されない求人案件を抱えています。そして転職希望のクリエイターの皆さまを、個別に企業へ推薦し、マッチングを行っています。
「こんな求人が存在してたのか!」という出会いがあるかもしれませんし、「求人情報を読んだだけではわからなかったが、実はこういう人材へのニーズがあったのか」という発見もできるかもしれません。