“学ぶ喜びをすべての人へ”そのミッションに邁進する自由でポジティブな環境が私の新しい職場です。 ―― スタディプラス 木原氏・秋間氏インタビュー

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Web・ゲーム業界のキーパーソンを特集する「Creator's File」Vol.22

第一線で活躍しているクリエイター達のリアルな声をお届けしています。自分とは異なった環境で働くクリエイター達の熱意や考え方を、ぜひ、あなたらしいキャリア形成のためにお役立てください。

教育領域で今大いに注目を集めるサービスに『Studyplus』がある。いわゆる教育コンテンツを掲載する他社のサービスと違い、学習の状況を記録して可視化し、学ぼうとする人のモチベーションを維持、向上させるサービスである。広告収入を経営の基盤としており、ユーザーは無料で使うことが出来る。SNS機能を搭載し、同じ学習目標を持った他者との情報交換や刺激によって、学習効率や意欲を高めるなど、教育領域にあって全く新しい独自のサービスを展開している。ユーザー数、売上共に近年急速に成長しているこの『Studyplus』を推進するのがスタディプラス株式会社である。

今回は2017年8月に同社に転職を果たしたデザイナー秋間氏と、採用担当し、採用後は上長であると同時にディレクターとして秋間氏と仕事を共にする木原氏に転職の経緯と同社で働く魅力をうかがった。

新たな職場に求めた環境、共に働く新メンバーに期待するマインドは

── 今回はインタビューにご協力いただきありがとうございます。まずは御社の取組み、特徴を教えてください。

木原氏:スタディプラスは自社開発プラットフォーム『Studyplus』を運営しています。サービスは累計290万ユーザーを誇り、国内の教育領域でNo.1です。また特徴的なのは85%というアクティブ率の高さで、DAU(1日にサービスを利用したユーザー)は某映像授業アプリの8倍にもなります(App Ape調べ)。私たちのビジネスは独創的なだけに、メンバーの発するアイディアが生命線です。まだ会社の規模が大きくないからこそ、チャレンジングな企画でも、提案するハードルはずっと低くなっています。

私自身、入社時には「Studyplus for School」という学習塾との提携サービスを新規事業として持ち込みました。入社後も新規事業、新規サービスをポジションに関係なくどんどん提案しています。成長過程にあるからこそ自分のやりたいことに挑戦できる。スタディプラスはそんな環境を創りだしているのです。横にいる秋間もそんな社風に共感して入社してくれたメンバーです。

── 秋間さんからこれまでのお仕事の経験と転職の経緯について教えてください。

秋間氏:私は新卒時に家電量販店に販売職として就職しました。その仕事の中でPOPづくりに興味をもち、グラフィックソフトなどを用いて専門にPOPづくりをおこなうPOP担当を約2年経験しました。この仕事でものづくりの面白さを知り、家電量販店を退職後、本格的なデザイナーとしてのスキルを身に付けるべくWebの専門学校に通って基礎となる技術を学びました。その後いくつかのWeb制作会社やアプリ制作会社で、コーディングやWeb、アプリのデザイン制作などを経験し、この8月にスタディプラスに転職しました。トータルで11年のWeb制作の経験があります。

──転職を考えられたきっかけは何でしたか?

秋間氏:前職でアプリ制作を2年経験したのですが、そこはデザイナー1名、エンジニア3名の体制で、私は企画などディレクター的な仕事も任されていました。そんな中で企画の仕事にも関心を持つようになり、さらに大きなフィールドでディレクターの領域まで仕事の幅を拡げていく方法はないかと考えるようになりました。また、ディレクターとして先を行く人がいて、学べる環境が欲しいとも感じていました。私の希望はデザイナーとして転職し、将来的にはディレクターの領域まで仕事の幅を拡げられることでした。

── 木原さんにお聞きします。そのときスタディプラスではどんな人材を求めていたのですか?

木原氏:当時採用を目指していたのはデザイナーです。弊社の開発スタイルは、企画段階からデザイナー、エンジニア含めてユーザー目線でアイデアについて議論し、開発中もより良い改善とするため細かな変更とチューニングを重ねていきます。

そのような中でデザイナーに求める条件としては、専門スキルと経験もさることながら、日々の変化にスピード感を持って対応できる柔軟性と、自分の仕事を「ここまで」といって線を引いてしまうのではなく、逆に自ら主体的に仕事を創りドライブしていけるマインドを併せ持つ方だと考えていました。秋間はそんな当社にまさにぴったりの人材でした。

秋間さんが求めていたもの

企画などディレクター領域にも仕事の幅を拡げていける環境

スタディプラスが求めていたもの

デザイナーとしての専門スキルだけでなくフレキシブルに動くことができる主体的なマインドを持った人

第2志望から逆転したスタディプラスという会社の魅力、働く躍動感

── 秋間さんにとってスタディプラスは当初第一志望ではなかったと聞きました。どんなところに魅力を感じて入社を決められたのですか?

秋間氏:今回の転職活動はマイナビクリエイターの支援もあって自分でも驚くほど上手くいったと思っています。9社に応募して6社から内定をいただくというありがたい結果でした。その中で、はじめに第一志望と考えていたのは紙メディアの制作会社で、リーダー職としての採用の内示をいただいていました。私が転職先選びで重視したのは一緒に働く人々の雰囲気で、その会社とスタディプラスは、甲乙つけ難いほどどちらも雰囲気が良かったです。

しかし、キャリアパスを考えるとアプリ制作を経験していた私のスキルはスタディプラスでより活かせると思いました。また、その紙メディアの制作会社ではリーダーを引き受けるため、クリエイティブメンバーへの教育も担当することになり、私自身が新しい学びを得る機会は少ないように感じられました。アプリ制作も含め、もっと新しいことにチャレンジでき、学ぶ機会も多いスタディプラスを最終的な転職先に決めました。

木原氏:サービスのかたちや領域は、これからも発展成長していきますので、仕事のバリエーションや、個人の成長も望める環境です。その点が秋間に響いたところだったのではないかと感じています。スタディプラスのサービスにはWebサイト開発の部分とアプリ開発の部分の2つがあります。どちらも最終的に目指す方向は同じですが、Webサイトにはできるだけ多くの人々に関心を持っていただくためのマーケティング的発想が必要です。一方アプリに関してはユーザーに快適に使用してもらうための工夫がいる。これらはクリエイティブにあたるメンバーがそれぞれ自分の特色を活かして臨んでいかなければなりません。

秋間氏:入社して感じたのはなんといっても社員全員の「ポジティブさ」です。入社直後に熱海で1泊の全社合宿があり、この会社の持つ“学ぶ喜びをすべての人へ”というミッションをはじめ、ビジョン、バリューを会社メンバーと共有することができました。それぞれの意見を自由に発信できるフラットな環境でありながら、全社で共通する方針をもつことができるのがスタディプラスの強みです。グループゲームに参加したり、私自身のキャリアについて話す機会をもらったり。この合宿で私もごく短期間で社内に打ち解けることができました。わからないことがあったら誰にでも気軽に話しかけられる。そんな当たり前のことが当たり前にできるこの会社に、まだ在籍3ヵ月ながら居心地の良さを感じています。

スタディプラスの強みと働きやすさの理由

  • 既に290万ユーザーを獲得している急成長を続けるビジネスモデル
  • ポジションに関係なくチャレンジングな企画も提案しやすい社風
  • 社員全員がポジティブで自由な雰囲気の中一体感を持って仕事ができる

入社後すぐにコーポレートサイトのリニューアルを担当。任せてもらえる社風を実感

── 秋間さんの入社してからの仕事内容や感想を教えてください。

秋間氏:入社後すぐに、コーポレートサイトのリニューアルを担当しました。目的は、広報担当者がクリエイティブやエンジニアに依頼しなくても簡単に記事の更新や画像の掲載ができるよう、CMSを使ったサイトにつくり替えることです。またコーポレートサイトは会社の顔でもあります。デザインを一新してより多くの方にスタディプラスを利用してもらえるように工夫しました。

教育をテーマとしたデザインの場合、大学のホームページのような雰囲気に寄ってしまいます。そのため、どうしたら「スタディプラスらしさ」を表現できるか意識しながらデザイン制作に取り組みました。期間は3週間から1ヵ月ほどで、もう一人のデザイナーの小松がワイヤーフレームと監修を担当し、私が実際のデザインをおこないました。調整するところももちろんありましたが、ほとんどの部分で基本的なデザインは任せてもらえて、入社直後の仕事ながらとてもやりやすかったです。

木原氏:キャッチアップのスピードは個人差がありますので、秋間の経験とスキルと主体性を信頼できたからこそ、この重要なプロジェクトを任せることができました。基本的に当社は「できる」「やりたい」と手を挙げるメンバーには仕事をどんどん任せていく方針です。意欲があれば、周囲のバックアップを得ながら、他社ではなかなかできないようなチャレンジが可能です。コーポレートサイトのリニューアルは成功し、当社での秋間のデビュー戦の見事な成果となりました。これからも、実力をフルに発揮してもらえることを期待しています。

秋間氏:今取りかかっているのはStudyplus利用者へのユーザーインタビューで、これも小松と行っています。Studyplusのユーザーは60%が高校生、15%が大学生、15%が社会人と言うのが大まかな構成です。やはり大学受験に向けての学習に利用されている場合が多く、今回は高校生と大学生のユーザーに当社まで来てもらい、大学受験時にStudyplusをどのように利用しているのかを中心にインタビューしています。Webの仕事をはじめて私は10年以上になりますが、ユーザーと実際に対面しての仕事ははじめてで、オンラインアンケートでは得られない、生の声を聞けることに面白さを感じています。これまでにない仕事体験も、スタディプラスに転職することで得ることができました。

秋間さんのこれまでのスタディプラスでの仕事体験

  • コーポレートサイトのリニューアルでメインでデザインを担当
  • Studyplusのユーザーと対面でのインタビューを企画・実施
  • 任せてもらえる環境、新たなチャレンジに仕事の面白さを実感

これからのスタディプラスに求められる人材とは

── スタディプラスは、ますますビジネスを加速させていくのだと思いますが、今後はどんな人材が求められるしょうか。

木原氏:現在はアプリディレクターを積極採用しています。アプリの開発ディレクターは私が兼務しているため、専任のディレクターに加わってもらうことでよりスピード感が欲しいと考えています。アプリの開発運用経験があるディレクターならベストですが、スキルそのものよりも秋間同様に主体的にドリブンしていくマインドを重視しています。また、日々の改善施策の企画検討は基本的に数値ベースで行うため数値分析が得意とする方にも期待しています。企画部ではデザイナーも含めて全員でSQLを習得するブートキャンプを行うなど日々スキル向上に努めています。ご自身の成長に貪欲で、私たちと共にStudyplusを育ててくださる方のご応募をお待ちしております。

秋間氏:私自身も、ディレクターの領域へ仕事の幅を拡げていくためにも数値分析のスキルはぜひ身に付けていきたいと考えています。木原の言うとおり当社の仕事の仕方は自分の専門スキルにどっぷりというスタイルではなく、職種に縛られない自由さがあります。例えばワイヤーフレームを作るなどといった場合は、部内ならディレクター、デザイナーなどの職種に関係なく、誰がやってもいいことになっています。私はこの環境を楽しめる人なら、当社できっと活躍できると思います。

年齢に応じたゴールとロードマップを設定することが、自分を速く大きく成長させる

── 最後に現在転職を考えている方にメッセージをお願いします。

秋間氏:私も転職経験が多い方なのでアドバイスするとしたら、面接時に受け身になってはいけないということですね。会社に選ばれるのではなく、自分にあった会社を選ぶという意識も持った方が良いと思います。そして面接官にどんどん質問してじっくり話すだけではなく、もし入社したら働くことになる仕事場も見せてもらいましょう。一緒に働く予定の人々と必ずその仕事場で顔を合わせ、仕事場の雰囲気を見ておけるといいです。あなたと相性の良い会社ほど、「どうぞどうぞ」と仕事場に迎え入れてくれるはずです。私も今回の転職で、面接の時に一番多くの人と会えたのがスタディプラスでした。ぜひ、あなたも一緒に働きたい人がたくさんいる職場を見つけてください。

木原氏:皆さんはどのように転職先を決めていますか?私は年齢に応じてゴールとロードマップを決め、ベンチマークとする先輩を設定して「何歳までにこの人に追いつけるか」と常に考えています。もちろん給与条件なども大切ですが、長期的な目線で自分を一番速く大きく成長させることができるのはどこか、最短最速で目標に到達できる環境はどこか、という基準でを会社を選んできました。ぜひ、皆さんもご自身がやりたいことを実現できる環境を見つけてください。

インタビューを終えて

インタビューした木原氏によると、スタディプラス株式会社は2年前にはまだ7〜8名しかいない会社だったという。それが現在では27名体制へと成長し、更なる業容拡大を目指している。秋間氏が転職の際に重要視するという「仕事場の雰囲気」に関しては社員全員の社風ともいえるポジティブさから同社は折り紙つきだ。

クリエイターとして転職を考えるならまずは同社のサイトを訪れ、ビジネスの独創性や経営方針を知って欲しい。自由度の高い職場は面接で垣間見ることができるだろう。あなたが実現したい何かがそこで見つかったなら、あなたにとってスタディプラスは他にはない魅力を持った職場となるはずである。

この記事を書いた人

マイナビクリエイター編集部

マイナビクリエイター編集部は、運営元であるマイナビクリエイターのキャリアアドバイザーやアナリスト、プロモーションチームメンバーで構成されています。「人材」という視点から、Web職・ゲーム業界の未来に向けて日々奮闘中です。

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