厳選！Webマーケティングを学ぶためにおすすめする本45冊

本当に費用対効果の高い広告運用を行うためには、Webマーケティングに関する基本的な知識や運用方法はもちろんのこと、経験を活かした応用的な分析手法も必要とされます。さらには、IoTの活用など、一見Webマーケティングの領域を超えた分野と思える知見も、事業を行う中では、当たり前のように求められることもあります。

ただし、ここで気をつけなければならないのは、ただやみくもにWebマーケティングの知識を学ぶのは危険だということ。大切なのは、今自分がいる業界や自分の知識レベルを客観的に把握し、そのステージにあった勉強をしなくてはいけないということです。つまり、Webマーケターと一言でいっても、広告営業マンやECサイト担当者、事業会社のWebマーケティング担当者やWebディレクターなど、それぞれ業務内容も違えば、必要になってくる知識も違うということです。

今回は、Webマーケティングに必要な知識を得るためにおすすめの書籍を、「業種（ポジション）」や「キャリア（初心者・中級者・上級者）」ごとに分類し、45冊にまとめました。「もっと体系的に身につけたい」「今の自分に少し足りない」と感じる知識があれば、ぜひ本記事でご紹介する本を手に取ってみてはいかがでしょうか。

広告営業マンにおすすめしたいWebマーケティングの本

初心者におすすめの本４冊

01. いちばんやさしいリスティング広告の教本 人気講師が教える利益を生むネット広告の作り方 (「いちばんやさしい教本」シリーズ)

Webマーケティングの一つにリスティング広告の運用があります。 運用をする上で初心者にはわかりにくい専門用語の説明から始まり、実際にその運用方法まで細かく説明されています。 初心者に向けてわかりやすく書かれているので、リスティング広告についての知識が一通り身につきます。

02. Facebook広告運用ガイド ダイレクトマーケティングに生かす売上直結の活用術

Facebookは「いいね！」を稼ぐだけのツールと思っていませんか？ 近年のWebマーケティングには、SNSマーケティングは必須とされています。 この本はFacebook広告を効果的に顧客へアプローチする手法を紹介しており、広告手段としてのFacebook運用法がまるまるわかる1冊です。

03. 基礎から学ぶWeb広告の成功法則 ~Web広告を成功に導く考え方から、明日使える運用テクニックまで~

「Web広告に興味はあるけど種類が多すぎてよくわからない！」というWebマーケターの疑問に答える本です。Web広告における基本的な考え方や実際の運用方法まで幅広く解説しており、広告運用をこれから始める方にぴったりの本です。

04. A/Bテストの教科書

サイトリニューアルの際、本当にそのリニューアルに効果があるのか？気になりませんか？ 「A/Bテスト」とは、ランディングページなどのビジュアルや訴求内容を変え、コンバージョン率の高い広告を測定する手法です。 この本ではA/Bテストの正しいやり方と、成功につなげるためのポイントを紹介しています。 Webマーケティングでは効果測定は必須とされており、A/Bテストを知らない、具体的な方法がよくわからないという方は、ぜひ読んでおくべき一冊です。

中級者のおすすめの本3冊

05. ランディングページ・デザインメソッド WEB制作のプロが教えるLPの考え方、設計、コーディング、コンテンツ制作ガイド

Webマーケティングにおいてランディングページは集客の要といっても過言ではありません。 ライティングページとはWeb広告から流入したネットユーザーに商品の説明や資料請求を促すためのページです。 Web集客をする上で重要なページとなりますが、1つのページに多くの情報を掲載する必要があるため、通常のWebページとは違った構成で制作しなければいけません。 この本ではライティングページの基本的な知識を得られます。

06. ECサイト「4モデル式」戦略マーケティング [新版]Google Analytics経営戦略 (WEB　PROFESSIONAL)

ネットショップを運営し、成功させるための戦略パターンを解説しています。 扱う商品によってECサイトがとるべき戦略も異なるので、この本には具体的な手法が紹介されています。 ECサイトの構造、Webマーケティングの戦略を知ることも大切です。

07. インバウンド完全攻略(日経BPムック)

東京オリンピックを2020年に控え、訪日外国人観光客数が増加傾向にあります。 この本では、訪日外国人観光客に向けたビジネスのデジタル戦略について詳しく解説されており、インバウンドビジネスでIT活用することのメリット、ハウツーが紹介されています。Webマーケティングにインバウンドビジネスを組み込むことで、新しい顧客層が見えてきます。

上級者向けの本４冊

08. 売れるスマホサイトの作り方と集客術

2015年4月21日からGoogleのモバイル検索では、スマホサイトの有無によって表示順位が変わるという新ルールが適用されました。近年ではレスポンシブデザインは当たり前とされており、PCサイト・スマホサイトではそれぞれWebマーケティングの手法も変わります。 この変化に対応するため、本書ではスマホサイトでの集客数をアップさせるための方法が解説されており、サイトからの集客率を上げるための構築方法、集客例が紹介されています。

09. ユーザ中心ウェブビジネス戦略 顧客心理をとらえ成果を上げるプロセスと理念

ユーザーの行動を観察し、分析したデータと合わせることで効果的なWebマーケティングを展開するための方法論を紹介しています。Webコンサルティングのトップ企業による解説も記載されており、Webマーケティングの成功率をアップさせるためのバイブルでもあります。

10. だから、そのデザインはダメなんだ。 WebサイトのUI設計・情報デザイン 良い・悪いが比べてわかる

制作ディレクションをするときに、ユーザビリティやコンバージョンを最優先にして構成を作成するディレクターは多くいらっしゃるかと思います。 しかし、顧客はデザインを重視して意見が合わない…営業担当でこのような経験をされた方は多いのではないでしょうか。 この本には使いやすい、わかりやすいWebサイトを制作するためのポイントが解説されています。 例としてWebページのサンプルが使われていたり、〇×形式で比較されているなど、難しいこともわかりやすく説明されており、顧客のニーズに応えるヒントが紹介されています。 Webマーケティングでは結果を重視するだけでなく、顧客のニーズに応えることも大切なのです。

11. Eコマース"売れる"チームづくりのポイント! ~着実に成長するための考え方、取り組み方~ (ECMJ流! Eコマースを勝ち抜く原理原則)

小手先のテクニックではなく、Eコマースで成功するための組織論について紹介している本です。 売上目標や現状を共有することで組織力も向上し、プロジェクトメンバーが目標一丸となることが、Eコマースのチームとしての考え方、目標設定などについても紹介されています。 チームのWebマーケティング力向上にもぜひ読んでおきたい一冊です。

EC担当者におすすめしたいWebマーケティングの本

初心者におすすめの本5冊

12. [カラー改訂版]バカ売れキーワード1000

キャッチコピーは商品を売る際に重要“キーワード”でWebマーケティングにも欠かせない要素です。 この本ではキャッチコピーを作る際に役立つ販売促進ワードが多数収録されています。 また、意味だけでなく用例や類語も掲載されており、手元に置いておくべきおすすめの一冊です。

13. いちばんやさしいコンテンツマーケティングの教本 人気講師が教える宣伝せずに売れる仕組み作り (「いちばんやさしい教本」シリーズ)

見込み客に価値あるコンテンツを提供し続け、最終的に自社の利益になる行動を起こさせるWebマーケティング手法「コンテンツマーケティング」の基本を解説しています。「絶対に挫折しない」をコンセプトとしており、コンテンツマーケティングをわかりやすく学べます。

14. 現場のプロがやさしく書いたネットショップ運営の教科書

ネットショップの仕組みをわかりやすく解説している本です。 少額の予算からの運用フロー、ショッピングモールへの出店ノウハウなど、EC担当者、Webマーケ担当者が知っておくべき基本的なことが記載されています。

15. 成功する ネットショップ集客と運営の教科書

この本では、ネットショップの具体的な運営方法よりも「ビジネスの原理」を理解し、Webマーケティングの戦略において「自分の頭で考える」ことに重きを置いており、ネットショップ成功のためのヒントが各所に散りばめられています。 さまざまな視点からネットショップ運営について解説しているので、大規模なECサイトの担当者にもおすすめです。

16. BtoBウェブマーケティングの新しい教科書 営業力を飛躍させる戦略と実践 (MarkeZine BOOKS)

BtoB　Webマーケティングの考え方から実際の運用まですべてがわかる本です。toB toCそれぞれ戦略が違う中で、自社のセールスポイントをどこにおくことで集客できるかを紹介しています。BtoB商材はECサイトの業界では「売りにくい」商材ともされていますので、本書を参考にしてコンバージョンアップの改善に役立ちます。

中級者におすすめの本5冊

17. Facebookを「最強の営業ツール」に変える本

「Facebook広告の集客に行き詰まった…」そんな経験をしたEC担当者におすすめの本です。 Facebook広告を活用した集客にはいくつかの広告プランがありますが、それぞれ広告手法も違えば効果測定のポイントも違います。本書では、ユーザーとのコミュニケーションの取り方など、プロがFacebookを駆使したWebマーケティング手法について紹介してます。

18. トコトン使って売上を上げる! LINE@活用術-1通で60万円売れる居酒屋 驚きの集客法

LINE＠は広告としてLINEを活用することができるサービスです。その利用法をLINEの専門家が解説してくれます。 本書で紹介しているのは実店舗での集客をメインとしていますが、ECサイトでもLINE＠からの集客は十分効果の期待はできます。 また、FacebookやTwitter、instagramなどのSNS広告と違う集客ができるので、新規顧客層の獲得の参考にもなり、Webマーケターにおすすめの一冊です。

19. 自社のブランド力を上げる! オウンドメディア制作・運用ガイド

自社のブランド力を上げる手段として近年注目が集まっているオウンドメディア。この本では自社のメディアを作成するにあたり、何から始めたらよいか？を初期段階から詳細に解説されています。 オウンドメディアの制作目的〜運用フローだけでなく、リスティング広告やSEO対策との違いも紹介されているので、Webマーケティングに携わる方は、新たな顧客層獲得にぜひ読んでおくべき一冊です。

20. 伝わるWebライティング -スタイルと目的をもって共感をあつめる文章を書く方法

この本はどのようにしたらユーザーに対してフレンドリーなWebライティングの文章を書くことができるか、その具体的なコツについて紹介してます。 コンテンツの制作フローや事前マーケティング、文章のトーンやマナー、ユーザーへ伝えるべきポイントなどWebマーケティングの基礎が解説されており、ライティング初心者にもおすすめです。

21. 10倍売れるWebコピーライティング ーコンバージョン率平均4.92%を稼ぐランディングページの作り方

Webマーケティング、コンテンツマーケティングで有名な「バズ部」のノウハウが詰まった一冊です。 セールスレターを作成してもコンバージョンしなければ意味がありません。 この本にはコピーライティングを作成するための原理原則がまとめられており、商品ライティングなど、広告作成の際にはぜひ読んでおきたい1冊です。

上級者向けの本4冊

22. 2016年のEC業界を総まとめ!!最新EC業界大図鑑

EC業界のすべてがこの一冊につめられており、2016年の業界動向・今後の傾向予想などが 詳しく紹介されています。100社以上のEC関連企業がまとめられており、成功事例や年表\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\nなど情報量は抜群です。 Webマーケター、ECサイト担当者必読の一冊です。

23. マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法

月間PV200万をたたき出す人気ブロガー”りちきん“が書き下ろした一冊です。 これからの時代で必要となる「本質的な価値」を、この本では「マーケット感覚」とよんで おり、「何が売れるか？」「売れる商品の選び方」など、Webマーケティングで必要とさ れる「商品の見極め方」を詳しく解説しています。 EC担当者だけでなく、バイヤー担当者にもおすすめです。

24. 新・消費者理解のための心理学

消費者行動について心理学的側面から分析した本です。消費者の行動を分析することで これからどのような戦略でWebマーケティングを行えばよいかの見通しを立てる参考にも なります。 専門性が高い本なので、初心者の方には向いていませんが、自社サイトを更なる売上拡大に つなげたい方におすすめです。

25. オウンドメディアマーケティング　顧客との関係を創造し、ビジネスを強化する自社メディア戦略

マスメディア型広告の影響力が薄まっていく中、自社メディアでのWebマーケティングが 重要視されています。 この本では「顧客とのダイレクトな関係性を創造する」オウンドメディアについて解説され ており、広告媒体やSNSとの連携戦略まで詳しく解説されています。

Web担当者、マーケ担当者におすすめしたいWebマーケティングの本

初心者におすすめの本5冊

26. Webコンテンツマーケティング サイトを成功に導く現場の教科書

昨今のWebマーケターに求められる知識の一つにコンテンツマーケティングがあげられます。 コンテンツマーケティングにおいて重要なのは、良質なコンテンツを提供することに加え て、それをユーザーの行動にいかに結び付けるかです。 本書ではコンテンツマーケティングの制作から拡散、チューニングまで幅広い情報を扱っ ており、コンテンツマーケティングの基礎が一通り学べます。

27. 沈黙のWebマーケティング −Webマーケッター ボーンの逆襲− ディレクターズ・エディション

読みやすいマンガスタイルでWebマーケティングの基礎を学べる初心者におすすめの一冊 です。Webマーケティングの中でもSEO対策の考え方、解析ツールの使い方などもわかり やすく解説している本は少なく、サイト分析に必要とされる「基礎知識」が紹介されていま す。

28. よくわかるWeb/モバイル/ソーシャルメディアマーケティングの教科書

この本はWebマーケティング担当専門外の方に向けて作成された本です。 その分Webマーケティングに詳しくない方でもわかるように非常に丁寧な構成となって ります。 Web業界はトレンドの移り変わりが速く、近年ではスマートフォンユーザーへの施策、SNS を使ったWebマーケティング施策など、従来の手法では通じない分野も出てきています。 各施策による特徴も紹介されていますので、Webマーケティングの全体像を把握したい方 におすすめです。

29. 入門SEOに効くWebライティング サイトの価値を高める正しいコンテンツの作り方(Informatics & IDEA)

一般的にはWebライティングはコンテンツマーケティングの概念が強いですが、本書では SEO対策の観点からWebライティングを解説しています。 検索エンジン最適化の基本概念から施策方法、良質なコンテンツを作る目的など、SEO対 策とライティングの基礎が詳しく解説されており、Webマーケターに求められる基礎知識 がこの一冊に詰まっています。

30. 本物のデータ分析力が身に付く本(日経BPムック)

大阪ガスのデータ分析部門のノウハウを、どのような業種のWebマーケターでも使える よう詳しく解説手法を紹介している本です。 書き込み式の演習で学ぶことができ、数字を使ってデータを分析する力が身につくだけで なく、分析結果をもとに新たな課題を見つける力もつけられる一冊です。

中級者におすすめの本５冊

31. 使えないとアウト! 30代からはマーケティングで稼ぎなさい (Asuka business & language book)

実務において役立つマーケティング方法を実際に活用することに主題を置いて作成された 本です。 マーケティングの基本はもちろんのこと、実務上での活用方法、考え方・分析方法まで解説 されており、実践的なWebマーケティング能力アップにピッタリな一冊です。

32.「最速」SEO ~たった28日で上位表示する驚速ビジネスサイト構築術~ (デジタル仕事術)

WebマーケターにとってSEO対策は基本中の基本ですが、施策開始後、数か月の期間の経過を分析するのが一般的です。しかし本書では過去〜現在までのSEO対策の手法を合わせることで、短期間で上位表示されるノウハウ・事例の一部が紹介されています。 現在行っている施策で効果を感じられない、という方は必見です。 SEO対策への視点を変えて検証することで、本書のような発想に至ります。

33. ストーリーマッピングをはじめよう

商品を開発する際にストーリーがないと消費者は共感せず、商品購入にいたりません。 そんな優れたストーリー構築のためこの本は役立ちます。 論理的な思考から考えるストーリー構築を始め、コンセプトやユーザーが求める価値や体 験など、Webマーケターなら一度は読んでおくべき一冊です。

34. メディア化する企業はなぜ強いのか？　〜フリー、シェア、ソーシャルで利益をあげる新常識 (生きる技術！叢書)

現代の企業は自らがメディア化し、自社の伝えたいことをユーザーに発信していく必要が あります。 本書では、メディアが発信するコンテンツの影響力、効果など現代のWebマーケティング あり方について理論的に解説されています。

35. 機会発見――生活者起点で市場をつくる

マーケティング手法が多様化される中、課題に対する考え方、姿勢、手法がそれぞれ事例別 に解説されており、マーケ担当者必見の一冊です。 また、昨今の市場は先行きが不透明で従来の商品開発が通用しなくなってきているともいわれています。 本書では、「社会学」と「デザインシンキング」、「マーケティング」を合わせた新しい アプローチ方法、Webマーケティング手法が詳しく解説しています。

上級者向けの本６冊

36. マーケティング戦略 第5版 (有斐閣アルマ)

いわずと知れたマーケティング本の定番「マーケティング戦略」の最新版です。 絶えず変化し続ける市場と消費者行動をどのように分析し、マーケティングに生かすか？ 本書では市場の分析だけでなく「市場の選択」についても解説されており、成熟した市場で 負けないためのヒントが各所に散りばめられています。 Webマーケターとしてステップアップには必読の一冊です。

37. 確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力

この本では最も成功率の高い戦略を導き出すための「数学マーケティング」を紹介しています。プロモーションの成否は「確率」で決まると本書で紹介されており、算出方法・確率の変動性など詳細に解説されています。 人気テーマパークUSJでも導入されたこの手法はWebマーケティングでも共通する部分が多く、一見の価値ありです。

38. シュガーマンのマーケティング30の法則 お客がモノを買ってしまう心理的トリガーとは

顧客に対して購買行動を起こさせるには「心理的トリガー」を見極めることと、本書で解説 しています。 セールスにおいて表現一つで成果も変わりますが、逆をいえば顧客体系に合わせて適切な セールス表現ができていればコンバージョンも高いことになります。 顧客の購買意欲を引きだすために重要なポイントや表現方法を解説されており、Webマー ケティングに共通している項目が多くあります。

39. サービス・ロジックによる現代マーケティング理論: 消費プロセスにおける価値共創へのノルディック学派アプローチ

モノよりもサービスが重視される現代において「利用価値」に重きを置いたマーケティング 理論に重点を置いている本です。 理論研究をメインに、実用性の高い使い方、考え方に置き換えて解説されています。 この考え方はWebマーケティングにも共通する点が多く、セールス拡大にはぜひ読んでお きたい一冊です。

40. 感情マーケティングの理論と戦略

感情と消費社会論や心理学を紐づけ、論理的に消費者の「感情」について解説している本です。 Webサイトでコンテンツや商品展開の際「感情訴求」を取り入れているサイトがあります。このようなサイトなどではユーザーに共感を得るためのWebマーケティング手法が用いられておりますが、本書でも消費者の感情を意識し、効果的にアプローチするための理論・戦略が紹介されています。

41. 戦略的ブランド・マネジメント第3版

Webマーケティングの成否に大きく影響が出る要素として「ブランディング」があげられます。 商品価値を決めるのは製造者ではなくユーザーであり、UX向上が商品価値向上に繋がるといっても過言ではありません。 本書では、「ブランディング」について細かく解説しており、古典的な手法から現代のマーケットでも応用できる手法まで幅広く紹介されています。

番外編 - 顧客とのコミュニケーションを円滑にするためのおすすめの本

42. 伝え方が9割

伝え方によって結果は大きく変わります。 本書では「上手な伝え方」「ダメな伝え方」を実例をもとにわかりやすく解説されており、著者が体験したトライ＆エラーをもとに方法論を体系化して紹介されています。 「顧客との打ち合わせスムーズにいかない…」「意思疎通が難しい顧客がいる」など、Webマーケター、ディレクションでお悩みの方必読の一冊となっています。

43. Webディレクターってコミュ障でもいいんですかねぇ。1: コミュニケーションが苦手なWebディレクターの日常をマンガにしてみました

「Webディレクターあるある」をまとめた本です。 WebマーケターとWebディレクターで意見が割れることがありませんか？ Webディレクターが何を考えているのか？Webディレクターの本来の仕事など、Webディレクターの気持ちをマンガで紹介している本です。

44. 聞くスキル聞き出すスキル 顧客の心理を読み解く

Webマーケティングに直接的な関わりはありませんが、顧客の疑問に対して最適に回答することもコミュニケーションの一つです。 「顧客の聞きたいことが理解できない」「難しい回答をされて疑問点が解消されないままスケジュールが進行している」など、お互いの認識に差異が生じていることも… 何を質問しているのか？求めているのか、ヒアリングから問題解決に生かすための聞く力を高めるおすすめの1冊です。

45. 94%の顧客が「大満足」と言ってくれる私の究極のサービス

どれだけ自社のサービスやプロダクトに価値があっても顧客が満足しなければ商品としての価値・魅力は低く、これはWebマーケティングにおいても同じ考えでもあります。 また、BtoBの業態でも最終的には担当者とのBtoCです。 本書では顧客の心をつかむノウハウを「顧客と仲良くなるコツ」として事例も交えて紹介しています。 新規の顧客担当に特におすすめの一冊です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回ご紹介した書籍の中には、すでにご存じの本もあれば、新たに知った本もあるかと思います。いずれにせよ、これらはあくまで参考書であり、ここに書かれている内容は「方法論」や「考え方」を主体に紹介されているものです。実際の現場では、これらの書籍に書かれている通りに行っても、Webマーケティングの効果が得られない場合もあるかもしれません。つまり、これら良書を読んだ後は、実践で試行錯誤し、自分なりのマーケティング手法を身につけることが、重要なポイントとなっていくでしょう。

ぜひこれからも「今の自分に足りない知識は何か？」を常に考え、Webマーケターとしてステップアップしていってください。