ポートフォリオの序章を飾るプロフィールの書き方

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ポートフォリオ

ポートフォリオのトップを飾るプロフィールページ。これは、「作成者がどのような人物なのか」をアピールする大切な場所であり、ポートフォリオの構成は、主に「作品集」と「プロフィール」の2大要素で成り立っているといっても過言ではありません。

しかし、作品掲載ページの見せ方こそ知っているが、プロフィールページの書き方は具体的に考えたことがない、そんなクリエイターがたくさん存在します。 そこで今回は、ポートフォリオの序章を飾るプロフィール(自己紹介)の書き方について解説します。


プロフィールで大切なのは、嫌味にならずに自分をアピールする絶妙なバランス感

いざプロフィールを書こうとしても、どこまで詳細に書くべきか、悩んでしまう人も多いでしょう。確かに、ポートフォリオのプロフィールは、学生時代から社会人までのここを書けばOK、という厳密な規則や正解はありません。ただ、あまりにシンプルだと作成者自身の個性が表れずに印象が薄くなり、逆に情報量が多いと今度は嫌味っぽく取られてしまいかねません。したがって、プロフィールページには、「嫌味にならない程度に、アピールすべきところはしっかりとアピールする」、そんな絶妙なバランス感が求められているものと言えます。

プロフィールに記載する基本項目を確認し、職種別にポイントを押さえよう

一般的に、ポートフォリオのプロフィールには、氏名・顔写真・職種や生年月日などの基本情報・略歴を含めた挨拶文・言語やツールのスキルレベルを記載するのが基本でしょう。

ただ、転職におけるポートフォリオのプロフィールは、自分が今までどのような仕事をしてきたかといった実績のアピールだけでは足りません。企業が、あなたに対して、今後どのように伸びていくかといった可能性を評価する材料となるものです。つまり、自分が行きたい業種や職種、企業に合わせて、ポートフォリオのプロフィールページを作成するのが自然の流れであり、下記の参考例でもあるように、200〜300文字程度で、簡潔に自己PRを付け加えるのが、より良いと言えるでしょう。

参考例

ポートフォリオ プロフィールそれでは早速、プロフィールの書く上で、注意すべきポイントを職種別にご紹介します。

プロデューサー、ディレクターなどマネジメント系のプロフィールの書き方

WebプロデューサーやWebディレクター、ゲームディレクター、ゲームプランナーなどの職種は、俯瞰的な視点をもって仕事に取り組めるマネジメント能力、予算管理能力、企画能力が求められます。したがって、リーダーシップをとって取り組んだ作品についての経歴紹介を含めて、プロフィールを形成するとよいでしょう。

内容としては自らが先頭に立ってプロジェクトを先導したエピソードやそれに準じた働きをしたことを、予算規模を明記しながら企業側にアピールしましょう。また、これらのマネジメント職系は、実際に手を動かす制作者とは違い、「技術力」を全面にアピールするのではなく、SEOなどのマーケティングの知見、ワイヤーフレーム作成などの情報設計力、コンテンツなどの企画力などの経験値を、自身のスキルとして、積極的にプロフィール内に記載すると、さらに伝わりやすくなるでしょう。

デザイナーなどクリエイティブ系のプロフィールの書き方

Webデザイナーやイラストレーター、UI/UXデザイナーなどのクリエイティブ系の職種に応募する場合は、まず使用できるデザインソフトを明記すべきです。つまり、Photoshop、Illustrator、Dreamweaver 、FireworksなどAdobe系ソフトの使用レベルが上級、中級、もしくは初心者なのかを伝えるということです。もし客観的にご自身のレベルが評価できない場合は、各デザインソフトウェアの「使用経験年数」を記載すると、相手側により理解してもらいやすいかもしれません。

また、「自分にしかできない」といえるような個性をアピールすることも大切です。デザイン力は、実際に、掲載する中身(作品・実績)などで伝わりますが、プロフィールページでは、自分がどのような思考で、制作をしているかといったその思いをしっかりと伝えることが大切です。一貫したデザイン思考を持ち合わせている個性をアピールするのもよいですし、その時々の条件に柔軟に対応し、様々な角度からデザインできる個性をアピールするのもよいでしょう。

エンジニア、プログラマーなど開発系のプロフィールの書き方

エンジニアやプログラマーなどの職種を目指す場合は、技術的な能力のアピールや実績についての具体的な説明が必要となります。使用言語や取得している資格などは、具体的に全て記載するようにしましょう。PHPやJavaScriptなどの言語がどれくらい理解できていて、どれくらいの実践まで使いこなせるか、客観的な表現でアピールすることが大切です。

また、エンジニア、プログラマーの場合だと、ポートフォリオサイト(Webポートフォリオ)を作成するケースが多いため、jQueryなどを使用してポートフォリオ自体にリッチな施しをするのも、他の応募者から一歩リードした表現になります。もちろん、作品の制作意図や、どのようにコーディングをしたのかといった詳細も記載すれば、さらに採用担当者に対して信頼度が増し、印象も残りやすくなるでしょう。

作品数(内容)が多い場合と少ない場合では、構成方法は変わってくる

ポートフォリオ 作品数ポートフォリオのプロフィールページを作成する際に困るのが、掲載する作品数が極端に多かったり少なかったりする場合です。職種などによっては、どうしても実績数が少なくなってしまう場合もあると思います。その場合は、プロフィールページで、あらかじめ丁寧に説明し、採用担当者にきちんと意図が伝わるようにしましょう。

作品数が多い場合にはその理由を記載

そもそもポートフォリオに掲載する作品が多すぎるのは、採用担当者の負担を与えてしまうのであまり好ましくはありません。ただし中には、「作品がシリーズ化しているため、全て掲載しないとストーリーの良さが伝わらない」など、どうしても作品の一部だけを削ることはできない事情があるかもしれません。その場合は、作品数が多い理由や背景を、プロフィールの挨拶部分や自己PR部分でそっと説明すると、見る側への配慮が伝わり、印象が良くなるでしょう。

作品数が少ない場合には深く掘り下げて記載

何年もかかるような1つの大規模プロジェクトに時間を費やしていた場合などは、実績として掲載できる作品数が少なくて困ってしまうケースが多くあります。その場合は、その制作にかけた時間や具体的なコンセプトなどを深堀し、細かく伝えれば問題ありません。ただ、未経験だから作品がないという場合は、そもそもポートフォリオを無理に作成せずに、これまでの経験から強みを見出し、そこを素直にアピールする方に注力した方がよいと思われます。

ポートフォリオに最適なページ数・作品数についての考え方は、「ポートフォリオに最適なページ数・作品数は?」でもご紹介しています。またマイナビクリエイターでも、ポートフォリオの作成に関するご相談は随時承っていますので、お気軽にご相談ください。

印象の良いプロフィールを書くために押さえておくべき3つのポイント

自己紹介自体は履歴書でも行います。ただポートフォリオのプロフィールページにおける自己紹介は、より具体的にクリエイターとしての「人となり」がわかるような構成にすることが大切です。そこで、より良い印象をもってもらうためのポイントを3つにまとめました。

趣味や特技もしっかり記載する

面接ではポートフォリオをもとに話が進められますが、単なる成果物だけではなく、趣味や特技なども記載することも実は大きなポイントです。これはクリエイティブ業界のみならず社会全体で言えることですが、趣味や特技の話題は、自身の「人柄」や「バックグラウンド」を表し、採用担当者とのコミュニケーションを深めるきっかけとなります。また、その職場環境の社員と、あなたが溶け込める人材であるかどうかの見極めにもなりますので、決して軽視せずに記載してみましょう。

プロジェクトで果たした役割は具体的に記載する

他のディレクターやデザイナーと共同で制作物を作る場合も多くあると思います。特に大きなプロジェクトを遂行した場合はその傾向が顕著です。ポートフォリオのプロフィールでは、ただ実績や受賞歴だけを書くのではなく、具体的に自分がどのような役割を果たし、どういった業務をどんなメンバーと遂行したのかを述べることが大切です。プロジェクトリーダーとして予算を管理していた場合は、できる限り、その数字を具体的に記載するとなお良いでしょう。

クリエイターとしての自身のタイプを明確に記載する

クリエイターもタイプを分けると多種多様です。例えば、一口にデザイナーといっても「イラスト作成」「油絵などの絵画制作」「グラフィックデザイン」と、それぞれの強みを持ったデザイナーが存在します。Webディレクターの場合でも「Webマーケティング系」「ソーシャル・マーケティング系」「UI/UX系」「システム開発系」「営業・企画・提案系」など、タイプは様々です。その中で自分はどの分野に強いのか、それを明確化することにより、企業と求職者間で入社後の業務内容でのミスマッチを避けることができるでしょう。

こんなポートフォリオでは落とされる?プロフィールにおける3つのNG例

ポートフォリオ NG例一方で、ポートフォリオのプロフィールの書き方が悪いと採用担当者からの印象が悪くなり、最悪の状況だと面接にもいかず、選考の段階で落とされてしまう可能性もあります。以下にポートフォリオのプロフィール作成の際に注意すべきポイントを3つあげました。代表的なものですが、確認しておきましょう。

一貫したコンセプトなどが伝わらない

転職におけるポートフォリオは、単なる作品集ではありません。上記でも書きましたが、今まで自分がどのような思いで制作を実施してきたかという点や、どのようなコンセプトでポートフォリオを作成したのかといった点を伝えることが大切です。制作物の実績だけを載せていても、なかなか採用担当者には伝わりにくいもの。きちんと最初の段階で人となりがわかるように、プロフィールページでは、自己PR項目を活用し、どのような思いで日々制作に励んでいるかを伝えるように意識して書いていきましょう。

誤字脱字など情報に基本的なミスがある

プロフィールとはクリエイターとしての名刺的な存在になり、ご自身の顔となるもの。経歴や趣味、実務経験や受賞歴などを伝える最初の大切な段階です。そのプロフィールページに誤字脱字があったり、記載している情報に略語を使っていたりしたら、どのような印象を抱かれるでしょうか。「注意力が足りないのではないか」あるいは「仕事が雑なのではないか」と思われてしまい、採用担当者からの印象が悪くなってしまってもおかしくありません。これは入念な確認作業を行えば未然に防げるミスです。ご自身はもちろん、先輩や知人、転職エージェントなど第三者にもチェックを入れてもらい、正確なプロフィール情報を記載するように心がけましょう。

そもそもプロフィールページの見栄えが悪い

プロフィールページの見栄えが悪ければ、読み手側に当然興味を持ってもらえません。例えば、写真を添付する場合は画質が低解像度になっていないかどうか、使用している書体の種類や見出しサイズの統一性、その配色などは、最初の作成段階でしっかりと要件を固めておくとことが大切です。プロフィールは採用担当者がポートフォリオ内の冒頭部分に目にする、いわば看板となるページです。クリエイターとして意識すべき最低限のデザイン基本ルールを抑えて作成していくように意識していきましょう。

まとめ

ポートフォリオは制作した作品を見せるだけではなく、クリエイターがどのような意図やコンセプトをもって制作してきたかといった人間性も伝える必要があります。そのためにも序章を飾るプロフィールでは、十分な情報量を記載して、企業の採用担当者にアピールすることが大切です。今回紹介した例を参考に、あなた自身の魅力が伝わるようなポートフォリオのプロフィール(自己紹介)ページを作成していきましょう。

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