【例文あり】映像ディレクターの志望動機の書き方 - 重要な3つのポイント

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映像ディレクター 志望動機

映像ディレクターは映画やテレビ、CMだけでなく近年はインターネット業界からの需要も高い職業です。転職したいと考えて志望動機を作っているものの、ほかの志望者と差別化するための志望動機を作る自信がなく悩んでいる方もいるでしょう。

この記事では映像ディレクターの概要と志望動機に書くべき3つのこと、志望動機の例文を紹介します。最後に映像ディレクターの志望動機作りでよくある質問への回答も掲載しているので、ぜひお読みください。

映像ディレクターとは?

映像ディレクターとは映像作品を制作する現場で、企画構成から撮影、編集まですべての工程にかかわるリーダー的な役割です。依頼主の要望をヒアリングして動画内容を提案し、カメラマンや編集者を集めてチームを編成し、撮影から編集、チェックまで行います。

映像ディレクターは主にテレビ番組制作会社や映画制作会社で需要が高い職種でしたが、近年はYouTubeなどの動画媒体の発達によりインターネット動画制作現場でも需要が高いです。著名なYouTuberから依頼を受けて、YouTube動画の企画提案から撮影、編集をしてYouTubeチャンネルの運用にまでかかわるケースもあります。

特にインターネットでの動画配信のニーズは増加しており、今後はインターネットの動画を取り扱う映像ディレクターの需要も右肩上がりになっていくでしょう。

映像ディレクターの志望動機で重要な3つのこと

映像ディレクターの志望動機で重要なのは以下の3つです。映像ディレクターの志望動機作りで悩んでいる方は、この3つの要素を軸に志望動機の構成を考えましょう。

映像ディレクターの志望動機で重要な3つのこと

  • 自身の経験やスキルを紐づけること
  • なぜ映像業界を志したかを明確にすること
  • 応募先の企業を選んだ理由を明確にすること

1自身の経験やスキルを紐づける

映像ディレクターの志望動機に書くべきことは、自身の経験やスキルが仕事にどう活かせるかです。過去の経験やスキルを映像ディレクターの仕事と紐付けて、企業にどう貢献できるかを明確にしましょう。

採用側が志望動機で知りたいのは「この人は自社で活躍できる映像ディレクターになれるか」です。仮に未経験でもモーショングラフィックスについて知見があったり、動画に動きをもたらすトランジションの技術を勉強していたりするなど映像編集ソフトを個人で扱っていた経験があれば映像ディレクターとして採用される可能性はあります。

また映像ディレクターは、クライアントの要望を汲み取って動画に反映させる役割であるため、傾聴力や提案力も欠かせません。コンサル系の仕事をしていた方や他業種のディレクター経験がある方は、クライアントが抱えている悩みに対して適切な対応策を提案し、解決した経験などを志望動機に書くとよいでしょう。

2なぜ映像業界を志したかを明確にする

映像ディレクターの志望動機には、映像業界を志した理由を明確にしましょう。映像業界は志望者が多く、「華やかで楽しそう」というイメージのみに惹かれ、応募してくる人も一定数いらっしゃいます。採用側としてはそういったイメージで転職を志望する人ではなく、映像を使って何かを届けたいなど、しっかりとした意思を持っている方を積極的に採用したいのが本音です。

映像業界に興味を持ったきっかけを、過去の体験から棚卸しましょう。たとえば、YouTubeで見たドキュメンタリー形式の動画に感銘を受けて映像業界に興味を持ったなどのエピソードがあるはずです。

また、具体的な作品名を記載することによって、自身の価値観や考え方を伝えることができ、映像業界への熱意や意欲の高さを示すことができます。

採用側が「映像業界に熱意があり、自社に入社したあとも活躍してくれそうだ」と思えるよう、映像業界に対する熱意や関心をエピソードを通じて伝えましょう。

3応募先の企業を選んだ理由を明確にする

映像ディレクターの志望動機には、応募先企業を選んだ理由を明記しましょう。映像会社は多数ありますが、それぞれの企業で特徴や得意な映像制作のジャンルは異なります。自身がやりたいことや制作したい映像の方向性を明確にし、その企業とマッチしていることをアピールしましょう。

また、応募先企業を研究する際に感銘を受けた社員のインタビュー、企業理念は必ずメモしましょう。たとえば企業理念に共感した、その会社が制作した動画によって人生が変わるような体験をしたなどのエピソードトークも効果的です。

すぐ使える志望動機の例文

すぐ使える 志望動機 例文

映像ディレクターになりたい人向けに、すぐに使える志望動機の例文を4つ紹介します。経験者向けと未経験者向けにわけて紹介するので、志望動機作りの参考にしてください。

経験者向け/自身の経験とスキルをアピールした例文

私は、テレビ番組『○○』や『△△』のオープニング映像など、さまざまな番組に映像ディレクターとして5年間携わってきました。昨今はインターネット配信動画のニーズが高いことに興味を持ち、インターネット系の動画制作に力を入れている貴社を志望しました。

前職ではテレビ番組から派生した企画でYouTube動画を制作した経験があります。その際は、SNSをリサーチして視聴者ニーズの高いコンテンツを研究し、構成や編集、サムネイル画像などを工夫することで、最終的には1週間で再生回数30万回を突破するコンテンツを制作することができました。

私が5年間テレビ業界で培ったリサーチ力や分析力を活かし、よりコアなターゲットに向けたコンテンツの企画および制作ができる映像ディレクターとして、貴社へ貢献いたします。

経験者向け/企業理念への共感と親和性をアピールした例文

前職では3年間、映像ディレクターとして編集業務をメインに行ってきました。今後は編集以外にも業務範囲を広げ、自身のクリエイティビティを発揮したいと思い貴社を志望しました。

カジュアル面談で貴社の○○さんとお話した際、貴社は「肩書にとらわれず、横断的に意見を出し合える風通しのよい社風である」と伺いました。互いにアイデアを自由に発信し尊重し合える環境なら、よりクリエイティブなコンテンツ制作に臨めると考えています。

自身のクリエイティビティとチームのアイデアを融合させ、これまでの実務経験も活かしながら、クライアントに満足していただけるコンテンツ作りができる映像ディレクターとして貴社へ貢献いたします。

未経験者向け/映像ディレクターを志した理由をアピールした例文

学生時代、貴社が制作に携わっている『○○チャンネル』の動画を観て励まされ、それをきっかけに映像業界に興味を持つようになりました。

動画制作の実務経験はありませんが、個人的に趣味の旅行系のYouTubeチャンネルを運営しており、チャンネル登録者1万人を突破しています。動画編集ソフトは「Final Cut Pro」「Adobe Premiere Pro」両方の使用歴があり、ひと通り操作できる知識もあるので、その経験は貴社でも活かせると考えています。

私の人生を変えるきっかけを作ってくれた貴社で、私も誰かの心を動かし、そして人生をあと押しできるような動画制作をしていきたいと思い、貴社を志望いたしました。

未経験者向け/他業界・他職種での経験をアピールした例文

前職では3年間、営業職を務めていましたが、長年の夢であった動画制作の仕事に就きたいと思い、このたび貴社の「映像ディレクター職」に応募いたしました。

動画制作の実務経験はありませんが、営業時代に培った「クライアントからの要望に耳を傾け、課題解決に向けた提案をする」という経験は、映像ディレクターの仕事にも活かせると考えています。私は前職での営業成績が2年間トップをキープしていましたが、それはまさに傾聴力と提案力によるものだったと自負しています。

そんな営業時代の経験やスキルを活かして、貴社へ入社した後もクライアントの要望を叶える動画企画を考案し、貴社へ貢献します。

よくある質問

最後に映像ディレクターの仕事についてのよくある質問をまとめました。志望動機を書き始めても手が止まってしまう方は、よくある質問と解決策を読んでから作成を始めましょう。

Q.1明確な志望動機がない場合はどうしたらいいでしょうか?

どうして映像ディレクターになりたいかをシンプルに考えてみましょう。好きなテレビ番組があったから、YouTubeが好きだからなど何か理由があるはずです。さらに理由を深掘りして、あなたが映像ディレクターを志望した理由を考えてください。

テレビ番組の存在に助けられて受験を乗り切れた、就職活動で辛い時にYouTube動画に励まされた経験はないでしょうか。そのような体験は映像業界を志す立派な理由になります。

さらに映像制作会社の中で志望先企業を選んだ理由を深掘りしましょう。企業理念に共感した、好きな番組の制作にかかわっていたなどの理由をメモして言語化してください。

あなたと映像作品が接点を持ったきっかけを探すと、明確な志望動機が書きやすくなるはずです。

Q.2映像ディレクターの転職で有利な資格はありますか?

映像ディレクターの転職に有利な資格としては、以下の2つがあります。

  • 画像処理エンジニア検定
  • CGクリエイター検定

画像処理エンジニア検定とは、画像処理の基礎知識とプログラミングの知識についての検定です。映像制作現場だけでなく医療分野や工学分野でも活用できる資格なので、映像制作に興味がある方は取得しておくとよいでしょう。

CGクリエイター検定とは映画・アニメーション・ゲームやCMなどで使用するCG映像の制作について、映像表現技術やCG理論について学べる資格です。取得しておけばCGの基礎知識はもちろん映像表現についての知見があると認められるため、未経験の方はとくに取得しておくとよいでしょう。

映像ディレクターの志望動機の添削をマイナビクリエイターがお手伝い

映像ディレクターの志望動機に重要なのは1自身の経験やスキルを紐づける 2なぜ映像業界を志したかを明確にする 3応募先の企業を選んだ理由を明確にする」の3つです

自分自身の体験談や映像業界、志望企業を選んだ理由を明確にできるほど説得力がある志望動機になります。

映像ディレクターの志望動機を作ったものの自信が持てない、より採用側に響く志望動機にしたいとお考えの方は、マイナビクリエイターへご相談ください。マイナビクリエイターのキャリアアドバイザーが志望動機の添削をお手伝いします。

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