退職届に適した用紙は?サイズや購入方法、折り方も紹介

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退職届 用紙

初めて退職届を書くときには、どのような紙を選べばいいのか、どこで買えばいいのかなど、迷うことが多いものです。この記事では、現在退職を考えている方や、退職が決まっている方に向けて、退職届に使えるさまざまな用紙の種類、選ぶときの注意や購入方法、折り方などについて、わかりやすく解説します。

退職届に使われる用紙

退職届に使われる用紙には、コピー用紙、便せん、専用紙など、さまざまな種類がありますが、どの用紙も万能というわけではありません。ここでは、それぞれの用紙に適した場面や、長所・短所、選ぶときに注意すべきことなどについて解説していきます。

コピー用紙

かつては退職届といえば手書きが主流でしたが、現在ではPCを使って作成するケースも珍しくはありません。PCで退職届を作成する場合、家庭用のプリンターなどで通常使っているコピー用紙や、OA用紙、プリンター専用紙などにプリントします。とくに高級な紙を用意する必要はありませんが、裏が透けるような薄すぎる紙や、再生紙配合率が高く白色度の低い紙、色付きの紙などは避けたほうがよいでしょう。

コピー用紙の長所は手軽に入手しやすいこと、短所は、やや事務的な印象になる点です。PCで退職届を作成するかどうかは、上司など提出する相手の考え方や、会社の文化などに合わせて決めるとよいでしょう。

白無地の便せん

退職届を作成する際にスタンダードなのは、白無地の便せんに縦書きです。白無地便せんの長所は丁寧な印象を与えるところ。短所は、売っている場所が限られている点と、行をまっすぐ揃えて書くのが難しいところです。まっすぐ書く自信がない場合は、罫線の入った台紙(下敷き)がセットになっているものを選ぶとよいでしょう。

罫線入り便せん

白地に薄い罫線の入った縦書き用の便せんも、ビジネスの場で使用するのにふさわしい用紙です。白無地の便せんよりも罫線入りの方が入手しやすいのがメリットです。罫線が入っているので、縦書きに慣れていない人におすすめですが、あくまで手書きが前提なので、書き間違えた場合は書き直しが必要になります。

退職届専用用紙

退職願や退職届専用の便せん・封筒のセットや、届出の専用紙なども市販されています。便せんにあらかじめ退職願や退職届の文面が印刷され、日付や氏名などが空欄を手書きで埋めるタイプのものや、文面のテンプレートを無地の便せんに敷いてなぞり書きするタイプのものなどがあります。昔から届け出などオフィシャルな場面に使われてきた「奉書紙」という和紙を使用したものもあります。

いずれも用途が退職願・退職届に特化されているため、ビジネスマナーを守った文書を迷わずに作成できる点が長所です。短所は、どこでも売っているものではないことと、ほかの用紙と比べて高価な点です。

会社指定の退職届用紙

会社によっては、人事部などがあらかじめ文面を印刷した退職届用紙を用意していることがあります。また、中には社内システム上の退職届フォームに入力・送信する形を採用していて、紙の退職届が必要ない場合もあります。自分で退職届を用意する前に、あらかじめ就業規則を読んだり、上司や人事部に聞いたりして確認しておきましょう。

退職届に使われる用紙の適切なサイズは?

退職届 使われる用紙のサイズはB5またはA4

退職届に使われる用紙の一般的なサイズは、B5サイズまたはA4サイズです。それぞれのサイズのメリット、デメリットについて解説します。

B5サイズ

B5サイズ(182mm×257mm)は、一般的な便せんのサイズです。三つ折りにすると、手紙などに使われる長型4号の封筒にぴったり収まります。封筒に入れたときコンパクトになる点がメリットで、人目につかないようポケットなどに入れて持ち運ぶのに適しています。デメリットは、プリンターの用紙はA4が一般的なため、PCで作成して家庭で印刷する際など、用紙を用意する手間がかかる場合もある点です。

A4サイズ

A4サイズ(210mm×297mm)は、一般的なビジネス書類のサイズです。自宅のプリンターなどで印刷する場合は特別な用紙の用意が必要なく、受け取る側もほかの書類とあわせて管理しやすい点がメリットです。デメリットは、適した封筒のサイズが長型3号(120mm×235mm)でやや大きいため、ポケットなどに入れて持ち運ぶのに適さない点です。

退職届の用紙はどこで買える?

退職届の用紙は、何を選ぶのかによって、売っている場所が変わってきます。最も確実なのはネット通販を利用することですが、送料がかかったり、配送までに時間がかかったりするのがデメリットです。

コピー用紙であれば、文具店、100円ショップ(100均)、大型のスーパーマーケットや電機店など、身近にある小売店で購入することができます。白無地の便せんや退職届の専用紙を購入したい場合は、文具専門店や、ショッピングセンターやホームセンター、書店などの文具コーナーを探してみましょう。

罫線入りの便せんであれば大抵、コンビニエンスストアやスーパーの日用雑貨コーナー、100円ショップなどでも購入できます。ただし、必ず置いているとは限らないので、事前に電話で問い合わせてから足を運んだほうがよいでしょう。

退職届を入れる封筒について

退職届 封筒 サイズ 退職届 封筒 サイズ

退職届を入れる封筒のサイズは、B5用紙には長型4号、A4用紙には長型3号を使います。封筒は、郵便番号枠が書かれていない白無地で、中身が透けて見えない厚手の紙製か、二重になっているものが適しています。事務用の茶封筒や色付きの封筒は、あらたまった文書には不適切なため避けましょう。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

退職届の折り方

退職届 折り方 封筒への入れ方

退職届の折り方は、表面(文面が書かれた側)を内側にした三つ折りが一般的です。表面が上になるようにして縦長に置き、まずは紙の下側三分の一を上方向に折ります。次に上側の三分の一を下方向に折ってかぶせるようにします。折り方や封筒への入れ方など、こちらの記事にイラスト入りの詳しい解説がありますので、ぜひ参考にしてください。

退職届の用紙についてよくある質問

最後に、転職希望者からよく受ける退職届の用紙に関する質問と、キャリアアドバイザーによる答えをご紹介します。退職届の用紙選びに迷ったら、ここまでの内容と合わせて以下のQ&Aも参考にしてみてください。

Q.1退職届は横書きの便せんなどではいけないのでしょうか?

縦書きが一般的ですが、横書きでも問題ありません。

退職届の書式には法的な決まりごとがあるわけではないので、会社規定の書式がない場合は縦書きでも横書きでも問題ありません。たとえば社名が英語の場合は縦書きよりも横書きが適していますし、外資系企業などでは会社指定の退職届フォーマットが横書きという場合もあります。便せんに手書きで退職届を作成する場合も、PCで作成する場合も、縦書きか横書きかは会社の文化などにあわせて柔軟に判断しましょう。

Q.2退職届はできるだけ手書きしたほうがよいでしょうか?

PCで作成し、印刷しても問題はありません。

退職届はあくまで社内手続きに使用する書類なので、通常の社内文書と同様にPCで作成して印刷するので問題はありません。印刷する際は、退職届に適した用紙を選びましょう。

手書きは丁寧な印象を与えますが、間違えたら書き直しが必要なため、作成に時間がかかってしまう場合もあります。ダウンロードしてそのまま使えるWord(ワード)やExcel(エクセル)の退職届テンプレートもインターネット上に多数公開されているので、必要に応じて利用するとよいでしょう。

スムーズな退職に向けて、マナーや段取りを確認しよう

退職届の紙にはさまざまな種類があります。まずは会社指定の書式がないかどうか確認し、ない場合はそれぞれの状況や会社の文化に合わせて紙を選択しましょう。迷ったときは、手に入りやすいコピー用紙や、白無地または罫線入りの便せんが無難です。

初めて退職するときは、わからないことばかりで不安が多いものです。マイナビクリエイターでは退職時のマナーや段取りについて、役立つ情報を多数発信しています。ほかの記事もぜひチェックしてみてください。

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