クリエイター・エンジニアの志望動機完全マニュアル - 主要16職種の例文と書き方・考え方のコツとポイント
転職活動の際、ほぼ間違いなく書いたり、話したりすることになるのが「志望動機」です。志望動機は採用担当者が非常に重視しているものなので、構成や内容をしっかりと練ったうえで表現する必要があります。
職種別の志望動機例文から、魅力的で説得力のある志望動機の構成方法。具体的な書き方のポイントまで、志望動機を書く際に必要な情報を漏れなくまとめました。ぜひ活用してください。
クリエイター・エンジニア職(16職種)の志望動機例文
志望動機の例文とその書き方について職種別に詳しく解説しています。「履歴書に向かっても、何をどのように書いたらよいのかイメージできない」という方におすすめ。まずはサンプルを見て、基本的な構成や考え方を把握しましょう。
Web関連職種の志望動機例文と書き方
エンジニア職種の志望動機例文と書き方
ゲーム関連職種の志望動機例文と書き方
その他クリエイター職種の志望動機例文と書き方
履歴書の志望動機は何のためにある︖転職・採用のプロの視点とホンネ
履歴書の記入事項のうち、「学歴・職歴」欄と並んで重要視されているのが、「志望動機」欄の内容です。どの会社にも通用するようなものや、経営理念のコピペのような内容ではいけません。
大前提として考えてほしいのは、企業の採用活動には採用人数の目標があり、それに合わせて大きなコストがかかっているということです。1人中途採用をするために100万円以上かかるともいわれていて、もし10人採用するなら1,000万円以上が必要になるわけです。そして、採用人数の目標は企業が目指している売り上げや収益から逆算する形で決められています。採用は企業の経営を支えるとても重要かつ大きな投資領域といえるのです。
では、採用投資はどのような形で費用対効果が測られるのでしょうか。さまざまな見方はありますが、わかりやすいのは「入社後の事業貢献」と「勤続年数」です。「いかに早く、いかに長く自社で活躍してくれるのか」と言い換えてもいいでしょう。
そして、「いかに早く、いかに長く自社で活躍してくれるのか」の判断するための重要な材料になるのが志望動機に表現されている、スキルセットやモチベーション、将来の目標なのです。今、求めているスキルを持っていなければ「早く」活躍してもらうことはできませんし、自社のビジョンや社風と、将来の目標がマッチしていなければ「長く」活躍してもらうことはかないません。
採用活動が投資である以上、必ずリターンが求められます。志望動機はリターンに対する期待値の判断材料。そう考えると、志望動機の内容や書き方で手を抜いてはいけない理由が理解できるはずです。
誰でも志望動機が書ける・話せるようになる最強の方程式
例文を見て志望動機の書き方がイメージでき、さらにその重要性を理解できたら、自分と応募企業にとってベストな志望動機について考えてみましょう。といっても難しいことではありません。「自分の過去(キャリア)・強み」×「企業の特徴・強み・マインド」=「将来のビジョン」という方程式に当てはめるだけでいいのです。
自分の過去(キャリア)・強みは、社会人として歩んできた歴史を振り返るだけでリストアップできるはずです。企業の特徴・強み・マインドは、その企業の商品を購入してみたり、インターネットで調べてみたりするだけで情報が集まります。すると、転職によって実現できる将来のビジョンが浮かび上がってくるという仕組みです。
例文を見てなんとなく書く内容のイメージはつかめたものの、どうしても自分自身に落とし込めないという人は、この方法を実践してみてください。
履歴書の志望動機の具体的な書き方
最後により具体的に、採用担当者の評価を高めるためのポイントも整理しておきましょう。ここまで解説してきた志望動機の重要性や、志望動機に対する向き合い方を効率良く文章で表現するためのテクニックだと捉えてください。
履歴書の志望動機を書くときに守るべき4つのポイント
志望動機を書くときに確実に守ってほしいポイントが以下の4点です。
- 他の会社ではなく、「応募企業を選んでいる理由」
- 応募先の企業で「携わりたい仕事」、「実現したい働き方」
- 現時点で「保有しているスキル」、応募先企業で「役立てられる経験」
- 応募先企業の業務に「どのような貢献ができるのか、したいのか」
「『保有しているスキル』、応募先企業で『役立てられる経験』は、前述の「自分の過去(キャリア)・強み」に当てはまります。「他の会社ではなく、『応募企業を選んでいる理由』」は企業の特徴・強み・マインドを具体的にしたものと考えるのがよいでしょう。
そして「応募先の企業で『携わりたい仕事』『実現したい働き方』」「応募先企業の業務に『どのような貢献ができるのか、したいのか』」は将来のビジョンを、自分目線と企業目線で書き分けたものです。この4点にまとめることができれば、採用担当者に評価されやすい志望動機に仕上がるはずです。
履歴書の志望動機欄の正しい書き方(サンプル)
履歴書の志望動機チェックリスト
もう1つ大切なのが絶対にミスをしないこと。履歴書は形式や読みやすさ、正確性がとても重要視される書類です。以下のチェックリストを使って、必ず提出前の最終確認を行ってください。
- 誤字脱字がないか
- 文法や句読点の使い方が正しいか
- 無駄な余白がなく記入欄をバランスよく埋められているか
- 文字が記入欄からあふれていないか、表示が途切れていないか
- 改行を用いて読みやすいレイアウトになっているか
- 文字の大きさが読みやすいフォントサイズになっているか
- フォントやフォントの色が他の記入欄と同一のものか