【例文あり】ゲームプログラマーの志望動機の書き方 - 重要な3つのポイント
ゲームプログラマーは、ゲーム業界において構想を実現させるのに欠かせない存在です。ゲームプログラマーへの転職を目標に志望動機作りに取り掛かったものの、上手く書けないとお悩みの方もいるでしょう。
この記事ではゲームプログラマーの概要や志望動機で重要な3つのこと、今すぐ使える志望動機例文を紹介しています。また最後に、ゲームプログラマーの志望動機作成に関するよくある質問に回答しているので、ぜひご覧ください。
ゲームプログラマーとは?
ゲームプログラマーとは、ゲームの企画書を再現するためのプログラミングを行うエンジニアです。ゲームはゲームプロデューサーやディレクター、プランナー、UIデザイナーなどがチームとなって制作しています。チームで構想した演出を忠実にプログラミングで再現するのが、ゲームプログラマーの役割です。
ゲームプログラマーが担当するゲームのジャンルは幅広く、コンシューマーゲームやオンラインゲーム、アプリゲームなど多岐にわたります。ゲームプログラマーの仕事内容や役割、必要なスキルを知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
ゲームプログラマーの志望動機で重要な3つのこと
ゲームプログラマーの志望動機で重要なことは以下の3つです。この3つを軸に、採用側にとって有用なゲームプログラマーであることをアピールできる志望動機を作成しましょう。
ゲームプログラマーの志望動機で重要な3つのこと
- 自身の経験やスキルをしっかりと整理すること
- 英語力をアピールすること
- 応募先の企業を選んだ理由、入社後のキャリアパスを明確にすること
1自身の経験やスキルをしっかりと整理する
ゲームプログラマーの志望動機を書き始める前に、自身の経験やスキルを整理しましょう。志望動機では、あなたがゲームプログラマーとして即戦力であること、あるいは過去の経歴やスキルからゲームプログラマーとしての素質があるとアピールすることが必要だからです。
経験者は過去に制作に関わったゲームの具体名を挙げたり、自身が扱える言語の情報やツールの情報を記載しましょう。
ゲームプログラマーの経験がない方でも、趣味でゲーム制作をした経験やゲームプログラマーになるために勉強したこと、取得した資格などを記載してください。
2英語力をアピールする
ゲームプログラマーの志望動機には、英語力をアピールするとよいでしょう。
ゲーム業界の情報ソースやドキュメントのほとんどが英文で書かれています。英語が理解できる人材は、英文が日本語ドキュメントに翻訳されるのを待たず、プログラミングやゲームのトレンド情報をいち早くキャッチできます。英語が話せなくても英文を読んで理解できるだけでも、ゲーム業界でより活躍できる可能性があるでしょう。
英語力をアピールするために、留学経験や英文科を卒業した経歴、日頃から英語のドキュメントを読んで情報を得ているなどの経歴を志望動機に記載してください。TOEFLやTOEICなどを受けている方は、スコアを記載するとより具体性を持たせられます。
3応募先の企業を選んだ理由、入社後のキャリアパスを明確にする
ゲームプログラマーの志望動機には、志望先企業でなければならない理由や、入社後のキャリアパスを記載しましょう。一般的なゲーム業界への憧れだけでは、採用側に情熱が伝わりにくいからです。また、採用側が入社後に求職者がどう活躍するかを志望動機からイメージするので、キャリアパスが役立ちます。
まずは志望先の企業のホームページや過去のゲーム作品などを調べて、魅力をリストアップしましょう。リストアップした魅力から、ほかのゲーム企業と違う点や特徴を選び、志望動機に書くと志望先企業への熱意が伝わります。
また、志望先企業の理念やゲーム制作の方針を反映させて入社後はどんなゲームを作りたいか、プログラマーとして目指す姿を書くとよいでしょう。
すぐ使える志望動機の例文
ゲームプログラマーになりたい方向けに、志望動機の例文を4つ紹介します。経験者と未経験者ごとにアピールポイントを変えた例文を2つずつ紹介しているので、志望動機作成に行き詰まってしまった方は参考にしてください。
経験者向け/自身の経験とスキルをアピールした例文
私は〇〇社でゲームプログラマーとして5年間勤務していました。過去には〇〇社を代表する人気シリーズ『△△』の制作に関わっていたため、C言語はもちろんゲームエンジンなども扱えます。
私が貴社を志望した理由はより緻密な背景の作り込みやエフェクトを追求したいと考えるようになったからです。〇〇社でゲームプログラマーとして働いていた際、競合のゲームを調査を兼ねてプレイしており、その中で貴社の緻密な背景の作り込みやエフェクトの美麗さに感激し、貴社のスタッフと共に働きたいと熱望するようになりました。
私が5年間ゲームプログラマーとして養ってきた能力を駆使し、貴社のゲーム観を忠実に再現できるプログラマーとして活躍したいと思っています。
経験者向け/企業理念への共感と親和性をアピールした例文
私は3年間ゲームプログラマーとして、〇〇社で働いてきました。主にスマホゲームを担当しており、私が担当した『△△△』というゲームは100万ダウンロード以上を記録しています。シナリオ動作とメニュー画面の実装、デバッグ処理を担当していました。
私が貴社を志望したのは「未来でもプレイされるスマホゲームを」という理念に感銘を受けたためです。トレンドの入れ替わりが激しいスマホゲーム業界で、ヒット作を次々に生み出そうとするのではなく、長期的にプレイされるゲーム作りを目指す姿勢に共感いたしました。
私も過去にヒット作に関わったものの、すぐにダウンロードランキングが入れ替わり悔しい思いをした経験があります。その際に「もっと長く遊べるゲームを作りたい」とずっと考えてきました。貴社の理念を読み、過去にリリースした作品を一つひとつ調べたところ、かなりの数が長期ヒットとなっており、貴社で働きたいと考えるようになったのです。
私も「長くプレイされるゲームを作りたい」という信念を持ち続け、貴社へ入社後は何年間も多くのユーザーを魅了するゲーム制作に関わりたいと思っています。
未経験者向け/ゲームプログラマーを志した理由をアピールした例文
私は前職は飲食チェーンの社員として働いてきました。今回私がまったくの異業種であるゲームプログラマーを志望したのは、私の仕事の唯一の息抜きが貴社のゲームだったからです。貴社のゲームはスマホアプリとは思えないほど背景やエフェクトが美しく、休憩時間いっぱい没頭してしまうほどの魅力があります。飲食チェーンの店長は過酷な仕事でしたが、貴社のゲームに触れている時間だけは別の自分になれたような気がしました。
私も人を夢中にさせるゲームを作りたいと考えて、休みの日にオンラインでプログラミングを学び、趣味でスマホゲームを制作できるようになりました。
貴社へ入社後は実務としてゲームプログラミングを担当し、よりスキルを磨いていきたいです。またプレイヤーに近い目線を活かして、よりよいゲーム開発に関わる提案もしていきたいと思っています。
未経験者向け/他業界・他職種での経験をアピールした例文
私は前職でECサイトやプラットフォーム開発を5年間しており、自分がプログラミングしたサイトをユーザーが使ってくれることにやりがいを見出し、よりエンターテインメント性の高いゲーム業界を目指しました。貴社のRPGゲームは子どもの頃からプレイしており、就職したあとも新作リリースが決まると、ワクワクして童心に帰ることができます。私も貴社のゲームを制作する側に回りたいと思っています。
私が前職で養ったUI/UXの知識は、貴社のゲーム制作の現場においても役に立つと考えています。また貴社を志望するにあたり、独学でC#、Unityを勉強して基礎的な知識もつけています。
貴社へ入社後はよりゲーム制作の知識を深めると共に、前職で培ったユーザー目線やユーザー体験を強化するゲームプログラマーとして活躍したいです。
よくある質問
ゲームプログラマーの志望動機についてのよくある質問を紹介します。志望動機を作るときの不安要素をまとめているので、参考にしてください。
Q.1ゲームプログラマーには専門的な学校を卒業していないと転職できないのでしょうか?
ゲームプログラマーは専門学校を卒業していなくても転職可能です。
しかし、プログラミングやC言語、ゲームエンジンなどを扱う知識は求められます。自身でスクールに通ってゲームプログラマーに必要な知識やスキルを取得してアピールするとよいでしょう。
またゲームプログラマーに求められるロジカルシンキングスキル、コミュニケーション能力を前職の経験から志望動機に書いてみてください。
Q.2志望動機に書いてはいけないことはありますか?
志望動機には前職のネガティブな情報や、待遇や報酬、福利厚生を志望動機にするのはやめましょう。
採用側としては前職のネガティブな情報は必要ありませんし、仕事において不満を持ちやすい人材だという印象を与えます。また待遇や報酬、福利厚生だけがモチベーションだと、仕事や企業への熱意はないと誤解されてしまいます。
志望動機は前職で得たスキルや経験をゲームプログラマーとしてどう活かせるか前向きに書いたり、待遇面以外で志望先企業へ感じた魅力を書いてください。
ゲームプログラマーの志望動機の添削をマイナビクリエイターがお手伝い
ゲームプログラマーの志望動機に重要なのは「1自身の経験やスキルをしっかりと整理する 2英語力をアピールする 3応募先の企業を選んだ理由、入社後のキャリアパスを明確にする」の3つです。
ゲームプログラマーの志望動機を作ったものの、自信が持てない方はマイナビクリエイターへご相談ください。キャリアアドバイザーがあなたのゲームプログラマーの志望動機を添削し、ブラッシュアップします。
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