気になるゲームディレクターの平均年収 - キャリアアップして年収アップを目指そう
ゲームディレクターとして、今後のキャリアを考えるとき、年収は大きな関心事です。
今回は、ゲームディレクターの平均年収と、より高い年収を得るために考えられる転職やキャリアアップ、その際に必要となるスキルなどについて解説します
ゲームディレクターとは?
ゲームディレクターとは、ゲーム開発の現場を指揮するリーダーです。ゲーム開発における全体のビジョンを策定し、チームを指導して、プロジェクトを成功に導く役割を担う重要な職種と言えるでしょう。
ゲームディレクターの仕事内容とは?
ゲームディレクターの仕事内容は、スタッフの選定からゲームが完成するまでのスケジュール調整、ゲームの品質管理など、多岐にわたります。納期に合わせてスムーズにゲーム開発が進行できるよう、開発の進捗具合を見ながら、スタッフに的確な指示を出すなど、ゲーム制作に携わるクリエイターを統括します。またゲーム開発におけるクリエイティブな決定をくだし、最終的な製品が高い品質を保てるよう、品質管理を徹底します。
ゲームディレクターの一般的な平均年収は?
ゲーム開発の現場リーダーとして活躍するゲームディレクターですが、平均年収はどれくらいなのでしょうか。マイナビクリエイターの求人情報から算出すると、ゲームディレクターの平均年収は約517万円となっています。ちなみにこれは、全年代の平均値です(2024年8月)。
実態としては、ゲームディレクター経験5年目ぐらいまでの年収は300〜400万円前後が多く、全体で見ると20代では300〜400万円、30代では400〜510万円ぐらいが一般的な年収と言われています。地域による極端な差は見られませんが、東京や京阪神などの大都市を離れると多少下がるようです。
ゲームディレクターは正社員の割合が高いことから、年収も会社の給料規則に準じて決まるため、大手上場企業と零細企業、資金力に余裕のある事業会社と受託会社では、それぞれ前者の方が高い年収を得ている場合がほとんどです。とは言っても、後者でも実力次第では20代で年収1000万円近いディレクターもいることも事実なので、かなり幅があると言える職種かもしれません。
ゲームディレクターとして、より高い年収を目指すには?
ゲームディレクターが、より高い年収を得るためには、以下のキャリアパスが考えられるでしょう。
- 大手企業や成果報酬の企業に転職し、実績をあげる
- 現在の会社で結果を出し、上位職への昇格する
もちろん、そのどちらについても相応の経験やスキルが求められます。たとえば、ゲームディレクターとして必須の企画力、コミュニケーション能力、PDCAサイクルの実践能力などのスキルはもちろん、他社サービスの分析力、ソーシャルゲームやスマホアプリなどで手がけたタイトル数、ヒットタイトルの立ち上げ・運用経験などです。将来、転職を考えるなら、最新技術の動向やユーザーのニーズに注意を払いつつ、自分の希望するフィールドで実績を積むことが重要でしょう。
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年収アップのためのキャリアパス
上述の「現在の会社で結果を出し、上位職への昇格する」キャリアアップの中には、ゲームディレクターとして経験を積み、ゲームプロデューサーへキャリアアップすることで、年収を高める道があります。ゲームプロデューサーは、ゲームディレクターに比べて平均年収が150〜350万円くらいアップするとも言われている重要なポジションです。業務的には、ゲームディレクターが、制作チームの総監督であるのに対し、ゲームプロデューサーは、プロジェクト全体の責任者という違いがあります。
ゲームプロデューサーの仕事や役割に関しては、非常に重要なポジションであり、一般的な会社組織で言えば、部長クラスでしょうか。ゲームディレクターとは大きく異なり、直接開発にはほとんどタッチせずに、予算やスケジュールの管理、広報、外部の企業との交渉などを担当することになります。人材育成もプロデューサーの仕事と言えるでしょう。普段は意識しないかもしれませんが、各セクションに分かれたチームが、それぞれ業務に集中できるのも、プロデューサーあってこそです。
ゲーム業界は、常に「新しいもの」「おもしろいもの」を生み出すことをミッションとした非常に厳しい世界です。ですが、主体的に働けば働くほど、やりがいのある世界でもあります。ゲームディレクターとして働く皆さまも、一歩先のキャリアをイメージし、キャリアアップ、ステップアップを目指してはいかかでしょうか。
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この記事を書いた人
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