Webディレクターとして年収をアップさせるための3つの能力と3つのキャリアパス

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「自分はこれだけ会社に貢献しているのに、年収はこの程度しかない。もしかして自分の能力は正当に評価されていないのではないか...」そんな不満を秘かに抱いているWebディレクターも多いのではないでしょうか。

キャリアアドバイザー 高橋 愛では、「もっとやりがいのある仕事をしたい」「もっと年収を上げたい」そんな上昇志向のあるWebディレクターは、一体何をすべきなのでしょうか。

日本のWebディレクターの平均年収は「452万円」

転職サービスDODAの2014年統計調査によると、Webプロデューサー・Webディレクターの平均年収は全体で452万円。年代別では20代が371万円30代は471万円40代以上で559万円となっています。Webクリエイティブ系職種の中では、上流工程を担当することもあり、最も平均年収の高い職種の一つです。

年代別Webプロデューサー・Webディレクターの平均年収

年代別Webディレクターの平均年収また、Webディレクターの需要は年々高まっています。特に企業は、SNSやコンテンツを利用した長期的なマーケティングスキルを持つWebディレクターや、バックエンド領域まで設計できるWebディレクターの採用意欲が高く、好条件の募集が多いのが現状です。

Webディレクターとして、より高い年収を獲得するために必要な3つの能力

それでは、Webディレクターの年収差は、一体何で決まるのでしょうか。それは、労働市場における価値の差に他なりません。労働市場におけるWebディレクターの価値は、「デキるレベル」により、大きく次のような3つのランクがあると一般的に言われています。

Webディレクターの3つの「デキるレベル」

初級:クライアントの要望を最低限満たすことが「デキるレベル」

いわゆる言われたことを言われた通りの形にできる初級レベルです。しかし、クライアントの要望には一応対応していても、それに関連する「言わなくても当然」の要求に気が回らず、トラブルに発展するケースが多いレベルとも言えるでしょう。

中級:クライアントの要望に完璧な対応が「デキるレベル」

クライアントの要望意図を理解し、クライアントの期待通りのWebサイトを構築できる中級レベルです。これには、標準以上のWeb制作構築ノウハウ、Webディレクターとして少なくとも約3年以上の実務経験が必要でしょう。また、クライアントとの関係構築能力も求められます。

上級:クライアントにビジネスモデルの提案が「デキるレベル」

クライアントの要望をヒントに、Webサイトを使った新しいビジネスモデルを逆提案できる上級レベルです。企業がWebサイトを制作し、公開する目的は、「Webサイトを使った利益創出」であり、「Webサイトの公開」は手段でしかありません。Webサイトを作る根本的なクライアントの目的を理解し、共に達成するために必要なWeb技術以外の幅広い知識が必要となるでしょう。

Webディレクターは、中級でやっと一人前とされています。このレベルランクでは、いかに費用対効果の高いWebサイト制作プロジェクトをマネジメントできるか否かが「デキるディレクター」「デキないディレクター」の違いと言われており、この違いが年収差につながるといわれています。上級のWebディレクターは、引く手あまたのカリスマ的存在と言えるかもしれません。

では、「デキるWebディレクター」になって高収入を得るには、どんな能力が必要なのでしょうか。それには、次のような「3つの能力」が必要だと思われます。

高収入を得るために必要な3つの能力

問題解決能力

Webサイトの制作現場では、アクシデントやトラブルが全くないということはあり得ません。デキるWebディレクターは、経験で培ったアクシデントやトラブルに対する予知能力が高く、アクシデントやトラブルが発生すると、想定内の事態として迅速な対応をすることができます。

ビジネスへの理解能力

先述の通り、企業がWebサイトを公開する目的は、利益創出にあります。そのためには、公開しているWebサイトは、成果が数字で見えるものでないと無意味になります。したがって、クライアントはWebディレクターに、成果が数字で見えるサイト制作を期待しています。成果が数字で見えるサイトを構築できるWebディレクターは、クライアントの事業内容、成長戦略、市場における強みなど、ビジネスへの理解力を持っているからこそ、そうしたサイトを構築できると言えます。

リスクに向き合う提案能力

例えば、通常は半年かかるサイト制作を3か月でやって欲しいなど、クライアントはしばしば無茶な要求をします。無茶な要求には必ずリスクが内在します。そんな時、デキるWebディレクターは単に「それは無理です」と拒絶するのではなく、内在するリスクを洗い出し、サイト構築によりそのリスクを上回るメリットが得られるのかを検証し、要求通りの納期で実現可能なサイトの構築をクライアントに逆提案します。デキるディレクターはリスクから逃げません。リスクと向き合い、リスクを回避、あるいはリスクを最小限にとどめて要求を実現する提案能力を持っています。

Webディレクターから年収を高める3つのキャリアパス

都会ビルディングデキるWebディレクターが、今より高い年収を得るキャリアパス(方法)は、3つ考えられます。

年収の高い同一業界同一職種の会社への転職(転社)

「同一業界同一職種への転職は、採用側に即戦力として歓迎されるので、年収がアップするケースが多い」と言われています。この場合、「年収の高い会社への転職=大手企業への転職」とは限りらないことがポイントです。自分の労働価値を高く評価してくれる中小企業への転職も選択肢の1つです。

例えば「現在勤めている社員200人規模の情報システム開発会社ではWebディレクターの役割をあまり評価してくれないが、これからECサービスを開始しようとしている社員30人規模のWebサービス事業会社はデキるWebディレクターを探しており、好条件の報酬を提示している」といった具合です。

また、今すぐ高年収の会社に転職できなくても、自分の能力を磨く機会のある会社へ転職するという考え方もあります。転職で年収が下がるケースは珍しくありません。しかし、転職先で磨いた能力を武器に、将来の年収アップにつなげ、結果として生涯賃金を上げていく方法です。「急がば回れ」の転職といえます。

Webディレクターとしての中長期的な労働価値の向上

「今すぐ年収アップは望めない...」それならこの会社を修業の場にし、ガンガン仕事をして能力を磨き、中長期的な年収アップを目指そうという考え方です。これは、構築したサイトを長い目で運用し、成果を出すような自社サービス系の企業においても、いくつものクライアントを抱え、様々なジャンルのサイト構築を経験できる制作会社においても、その志向性は変わらないでしょう。

また、未経験からWebディレクターへの目指すケースにおいても、このキャリア形成が一番望ましいと思われます。「未経験からWebディレクターへ転職するために必要なたった一つのこと」ページでも詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。

他職種へのステップアップ、キャリアチェンジ

Webディレクターのステップアップ、キャリアチェンジにはいくつかの道があります。例えば、Webディレクターから上位職のWebプロデューサーやWebマスターを目指す、独立を目指す、Web関連の起業を目指すなどです。

特に自社サービスを展開しているような企業では、顧客管理やマーケティング、システムなどの業務推進系のノウハウを持つWeb担当者を求めています。もし、Webサイト構築の実務経験を得るのと並行して、これらのノウハウを自分なりにでも習得してきたとしたら、「Webに関わる全てを任せられる」ポジションへとステップアップできる可能性があります。

Webディレクターのキャリアパスについては、「Webディレクターとは - 各業界におけるWebディレクターの役割」ページでも触れています。ぜひご覧ください。

まとめ - キャリアアドバイザーからの一言コメント

Webディレクターという職種は、入社初年度から次年度にかけて、年収50万〜100万アップするという事例も多々見られように、昇給率の高い特徴を持っています。私たちキャリアアドバイザーは、Webディレクターとして転職を考える皆さまに、初年度の年収だけでなく、入社後どのくらいの昇給事例があるのかなど、面接などで質問しにくい内容について、しっかりとお伝えするようにしています。

「転職(転社)」「労働価値引き上げ」「キャリアチェンジ」、いずれの方法も年収アップには失敗のリスクが伴います。しかし、「リスクを恐れずチャレンジする」ことも、年収をアップさせようと思えば時には必要です。上昇志向のあるWebディレクターなら、チャレンジする価値はあるでしょう。

この記事を書いた人

キャリアアドバイザー 高橋 愛

マイナビクリエイターのキャリアアドバイザー。Web職・ゲーム業界はもちろんのこと、紙系クリエイティブ職なども含むクリエイター全般の転職を支援している。

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Webディレクターが年収をアップさせるために必要な考え方とその方法

Webディレクターと言っても、その業務は幅広く、その担当領域や経験年数によって収入は変わってくるでしょう。時に、その実力を正当に評価されていないのではないか、と考えるWebディレクターも少なくありません。私たちマイナビクリエイターは、クリエイターの転職を支援する中で、より高い給料を得るために転職活動を始めるWebディレクターの方々と数多く会ってきました。このページでは、ご自身のWebディレクターとしての市場価値はどれくらいなのかを改めて認識し、年収を高めるためにどうすれば良いのか、簡単にご紹介しています。

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